天文写真館
(2004/08/13〜)


___   夏のデジタルデバイス    ̄ ̄ ̄

 8月13日の夜もぼちぼちの晴れ間です。
 日本海側は怪しいので再び皇座山行きです。
 流石に今日は誰も・・・セッティング中にキャンパーが来ましたがどうも天文筋の人。
 普通の人は登り口さえ見つけられないんじゃないかと思います。

 目的は夏の星雲をTGv-MでLRGB撮影することです。
 ただし、自作アクロマートでM8の全容を収めることです。


2004/08/13PM M8
5.2cm300mmLアクロマート
TGv-M直焦点
256フレーム
L:20/RGB:12コンポジット

2004/08/13PM M20
5.2cm300mmLアクロマート
TGv-M直焦点
256フレーム
L:20/RGB:12コンポジット

2004/08/13PM M17
5.2cm300mmLアクロマート
TGv-M直焦点
256フレーム
L:20/RGB:12コンポジット

2004/08/13PM M16
5.2cm300mmLアクロマート
TGv-M直焦点
256フレーム
L:20/RGB:12コンポジット

 駄目です。
 バックグランドのノイズが多すぎてコントラストが出ません。
 さらにアクロマートで星が滲んで肥大しています。
 SN比は夏と冬で天地異なると考えた方が良いでしょう。
 これを克服するには冷やすほかないわけですが、冷却CCDでも外気から何度下げるべきかを議論のネタになりますから冷やせるからOKというわけではありません。(貧しくて買えないひがみも入ってます?)
 夏は無難に眼視や天文ボランティアに勤めた方がよさそうです。
 例外は惑星ぐらいのものでしょうが、暫くは土星も木星も冬から春の観測になりますから都合よくいきません。
 サクラカラー400でもあればあまり悩まずにすんだのでしょうけどね。

 零時を過ぎるとまたしても傘雲の洗礼を喰らい中腹に避難します。
 全体的にガスっぽくなってきましたので天の川を撮って和みます。

 

 この眺めが天文ファンにとっては至福です。
 長く維持されることを祈ってやみません。


___   OS交換    ̄ ̄ ̄

 UFOCaptureを走らせるとP4の2.8GBに変えてもなぜかCPUの負荷は80%と高かったりし ます。(Athlon XP 2600+使ってたんだから大差ないって。
 圧縮ドライブを保存ドライブにするというチョンボを解消しても60%から下には下が りません。
 で、仕方なくOSをXPにあげます。
 XPのインストールは1台しかやったことがありません。
 HDDを何度も増量してきた身としてはアクティベーションが鬱陶しくてならないから です。(でも未開封のXP持ってんだろ?
 2000が入った起動ドライブは外し、容量を確保したHDDを取付けCDから起動します。
 XPのインストールはホンマ楽です。(もっと早く気付けってば。
 M/Bのドライバを入れればアクティベーションもネット経由ですぐ終わります。
 次はデータ用HDDを接続して・・・あれっ?こんなところにもHDDが置いてある?
 データ用HDDにOSを入れてしまいました!(頼むから少しは懲りてくれ
 同じ120GBだから別に気にしませんけどね。(そういう問題ではないような・・・。)
 100GBしか消費していない250GBHDDをつないでデータを退避させてドライバを次々に入れます。
 アナログキャプチャだけは気を使い制御ソフトはセットアップしません。
 自動で番組表を取りにいく機能が働くとおかしなクリップが撮れるからです。(経験者が語っとるな。
 いよいよUFOCaptureのインストールです。  当然問題なく・・・ボタンが足りない?
 Option EXボタン、+Date Dir、Lockらがいません。
 BBSでヘルプ出している間にVer1.78に戻します。
 平然と表示されています。
 ん〜、Ver1.83入れてみましょう。
 あら!表示されちゃいました。
 このバージョンの間でシステムフォントの変更があったのが原因でしょう。
 これで問題なく記録できます。(一番の問題は自分だろうが?)
 とはいえ250GBに全データを入れるといかにも窮屈です。
 予定通りデータHDDに戻しておきましょう。
 このHDDは高速書き込みにする必要がないので圧縮して2004年7月までのデータを押込 みます。
 お〜!楽勝ではいるじゃありませんか。
 この状態なら記憶装置のギガ当たり単価はHDDの方がDVD-Rより安くなります。(貧乏人は 辛いのぉ。
 250GBのコピー済みファイルを消すと空き容量は200GBと画期的に・・・あれ?減り過 ぎじゃないですか?
 ペルセのデータをゴッソリ削除してしまいました。(またやってやんの。
 経験豊富な私は慌てずに「復活」をダウンロードしてきます。(威張れない経験だけは豊富だな。
 このソフトは意外に知られてませんが非常に重宝するフリーソフト、いや、求職ソフ トです。(だから、重宝しないようにしなさいよ。
 NTFSにも対応していますからXPでもOKです。
 これでドライブを指定してやると今削除したばかりのデータがあっさり表示されました。
 廃棄したHDDもあっさり復活されることにもつながるので完全削除機能もあります。(間違ってこっちを機能させないようにな。
 一応これで準備万端です。(怪しい、実に怪しい。
 CPUの負荷を見るとHT機能でCPUが二つ見え、UFOCaptureを走らせても33%負荷と表示されました。
 負荷が一気に半分に下がるのが凄いです。
 出た余裕を何に使いましょうか。(墓穴掘りに使うのかい?


___   藤井さんと隕鉄    ̄ ̄ ̄

 菊川の徳永さんから藤井旭さんが来ると聞いたのは7月頭のことです。
 私の年代だと崇め奉ってしまう対象なんですよ。
 特に思い入れがあるのは藤井さんが山口市の出身だということ、チロ健在当時に私は福島県にいましたので小国隕石捜索や星空への招待で幾度かお目にかかったことがあるからです。
 「青春の思い出」というと面はゆいものがあります。

 玖珂郡周東町が会場なのですがここは藤井さんと縁がある場所なのです。
 1938年に周東町の道路工事現場で金属隗が発見され、1950年に国立博物館に送られた小片から隕鉄と確認されたのですが所有者が分からなかったらしいのです。
 1963年に器のそこに残った「玖珂」とういう紙切れを頼りに隕鉄本体の持ち主を探し当てたのが当時22歳だった藤井旭さんなのです。
 モノがものですからまもなく国立博物館に買い上げられその代金で地域に橋が作られています。(隕石橋、山口県の星の文化史より)
 その後、再びこの隕鉄の記憶は埋もれかけたのですが、今年記念碑が建つことになり そのお披露目で見えられることになったのです。

 その一環で28日に観望会があり、望遠鏡を持って来いという話が出たのですが菊川の会長は所用 があり私が手を上げた次第です。
 私のシステムは安普請とはいえ大勢の観望会に向いてますから遠慮して得はありませ ん。
 ところがプログラムを見て「!?」と思ったのは、29日に藤井さんの講演会が予定されているこ とです。
 藤井さんのプロフィールに講演活動とは確かにあるのですが当時を知る身としては想像ができません。
 郡山の師匠にメールを入れたら「自分も聞きに行きたいくらい稀なことだ」と返信がありました。
 やっぱり滅多にしゃべらないんじゃないですか。


___   周東町観望会    ̄ ̄ ̄

 で、28日当日は台風16号が鹿児島の南にまで来てしまいました。
 天候が悪ければこの夜にも何か講演をやろうということになっていたのですが・・・神通力で晴れました。
 いやぁ、驚いたの何のって、日没まで曇っていたのに月が出ちゃったんだもの。
 殊更に驚いたのが藤井さんで、二十ン年前と全然変わってないんです。


 今回の会場はアテネ・・・ではなく周東町パストラルホール屋上の野外劇場アンフィシアターです。
 18:30からわらわらと準備してアライメント・・・雲で北極星が特定できません!
 ツースターアライメントで誤魔化します。
 他の指導員は眼視なのでさっそく月あたりから観望を始めているのですがヘルプの私はCCD観望を予定していましたのであたふたとステラナビゲーターとLiveCaptureを立ち上げます。
 立ち上げた挙句に月の観望にはF3,3+TGv-Mは明るすぎて向かないのです。
 迷わずM57ですな。
 流石に明るくて楽に表示してくれますので一安心です。
 リングばかりでも芸がないのでM27にも振ってみます。
 昨年の宇部市内の観望会では表示できませんでしたが今日はかろうじて見えます。
 コントラストが上がればOKかな?っと触っていたら曇ってしまいました。
 困りましたが見れば西は雲がまだかかっていません。
 ステラナビゲーターを見るとM13がまだ見えます。
 急遽導入・・・ツースターでは精度が足りません。
 アルクトゥルスとシンクロさせて再導入して北天一の球状星団を見ていただきます。
 あたふたを顔に出さずに説明していたらまた雲が・・・M5に振りましょう。
 M13直後にM5に振ると見分けにくい球状星団も特徴が分かるもんですね。
 ・・・って、ベタ曇りじゃないですか!
 あっ、北極回りが見える・・・残念ながらLX90-20+TGv-Mの死角です。
 やれやれ、休憩・・・月が見え始めました。
 試しに導入すると雲がムーンフィルターの代わりになり表示できます。
 ・・・なんて、長く続きませんってば!
 LPS-P1とNBN-PVを両方とも使い強引に光量を落として表示させます。
 え?取材写真です?今、テンパッてて・・・って、藤井さん自身が写真担当なんですか!!!
 どっ、どんなポーズで・・・普通に?
 エーと、普通はレジャーマットで寝転がってますんで、もっともらしい格好を・・・パシャ!・・・モデルが悪くてすみません。

 ここで何とか観望会終了。

 一通り挨拶があり撤収・・・しかけましたがほぼ快晴!
 撤収には勿体無いので今の一回りをもう一度案内し、リクエストでM15を何とか表示。
 更に興が乗ってM51は表示・・・できるわけが・・・できちゃってます!
 かろうじてではありますが子持ち銀河が表示できるとは恐れ入りました。
 あれっ?皆さん撤収終わりました?私が最後?!
 再び汗だくで解体、撤収。

 眼視なら見る方ものんびり行列、説明ものんびりですむのですが、CCD+星図自動導入ではできることが多すぎて本人はてんやわんやです。
 ヘルプに入ったつもりが
自分で自分をヘルプする羽目になりました。
 場数が足りず
余裕ゼロです。
 修行が足りませんです、ハイ。


___   周東町講演会    ̄ ̄ ̄

 「残念ながら29日の講演会は地区の行事が終わって駆けつけるには無理がありそうです 。」と各所に連絡を回していたのですが草むしりに凄い人数が集まり10時には終わってしまいました。
 迷わず子供らと講演会に・・・えっ?行けない?宿題の山?
 でも、お父さんを止めないでくれ・・・えっ?邪魔だからさっさと行け?
 泣きながら車を走らせるのでした。

 午前は玖珂隕鉄碑の除幕式があり、午後2時に講演会があります。
 講演会に滑り込みで間に合いました。

 藤井さん自身は「お元気ならば村山先生がこの講演を・・・」といっておられましたが絶妙の講演で皆さん納得したり大笑いしたりと大満足でした。
 ほとんど講演はしていないなんて誰も信じませんよ。

 続いてサイン本の抽選会があり見事に・・・ハズレました。
 もっとかわいそうなのは山口県天文協会の小林会長で、折角当たったのに没収されていました。
 更には慰労会のセッティングで協会スタッフは大変です。
 おかげで大変良いイベントでした。
 お疲れ様でした。

 それにしてもこの山口にベテラン天文家の方々がこれほどお集まりいただけるとは驚きました。
 小惑星に名がある人だけでも藤井さん、佐藤さん、船田さん、品川さん・・・名前を覚えるのが苦手ですからもっといらっしゃったかも。


___   2004年8月流星統計    ̄ ̄ ̄

 さて、今月の流星はペルセまでは絶好調で月間1000個をこえてしまいました。


 5月の統計の縦軸はMax. 60個でしたから感動的な数字です。
 ただし、ペルセ終了後は極端に数が減りました。
 台風ラッシュが始まったこともありますしそもそも晴れても30個も飛びません。
 「それが普通」といわれればそうなんですけどね。

 火球も少なかったです。
 ペルセに期待したのですがカメラが輻射点に近く損をした可能性はあります。

 さて、先日のデータぶっ飛ばし事件ですがAVIまでは復活できないことが分かりました。
 「誤操作一瞬、情報消滅永久」ですので皆様もお気をつけください。


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