天文写真館
(2004/11/28〜2004/11/30)


___   月夜の悶絶    ̄ ̄ ̄

 PSTが来たので昼も夜も観測になりそうなものですが、曇れば今までどおり休観日になります。
 HRO流星電波観測まではじめたら寝る暇がなくなります。

 28日は午後からまともに晴れ始めLX90-20にPSTを載せて観測する気になりました。
 しかし、真昼間に北極星が見えるはずがありません。
 磁北に向けようかとも思ったのですが丁度昼だったので太陽の影で向きを合わせました。
 よく考えれば東経で明石と4度ずれているので12時16分に合わせるのが正でした。
 高度は合わせていないので「まあいいか」とアバウトモードです。
 安全面だけはアバウトではまずいので筒先のキャップは主鏡もファインダーもきっちり固定します。
 困るのはオートスターには「タイヨウ」の項がないことです。
 仕方なく恒星時のまま手動で太陽を導入しましたが水星を自動導入し、太陽に手動調整するのが正解だったかもしれません。
 大きなプロミネンスはありませんでしたが太陽面の模様だけでも面白いです。
 (SOHO画像のほうが手っ取り早く美しいことはこの際言わないことにしましょう。)
 見ることができるなら記録したいと考えるのは常です。
 ロジクールのQCamをPSTに覗き込ませたのですがフォーカスがでません。
 そこでQCamを分解します。
 側部の穴の中で固定用のネジ1本を抜くだけです。
 1/4型CCDの上にレンズがついた黒い筒があります。
 このレンズは外します。
 この筒にスペーサをかませて接眼部に入れればOKです。
 私は手元に31.7mm>24.5mmアダプタがありましたのでQCamの黒い筒にスポンジをきつく巻いてこれに入れました。
 WAT-100Nクラスだと1/2型CCDなので太陽の全体像を捉えることができます。
 QCamは1/4型CCDですからはみ出しますが我慢しときます。
 手元にTGv-Mがありますからこれでもよさそうなものですが、Shibutaniさんの情報ではC>31.7mmアダプタのつばを削らないと合焦しないおそれがあるようです。
 Yukioさんの情報では先端にフィルタ ーを入れるとOKになるケースもあるようです。
 いずれにしても後日ということで…。
 さしあたりこれでフォーカスがでましたが、太陽面はノッペリしています。
 露出オーバーといったところでしょう。
 でも露出を絞っても全体に暗くなるだけですから思い切って彩度を0にして白黒でコ ントラストを最大にしてしまいます。
 この状態で調整すればなんとか画になります。
2004/11/28、QCam4000Pro

2004/11/28、QCam4000Pro
 本当はLiveCapture2でのコマ撮りを動画にして粒状斑がゾロリゾロリと動く様子が分かるようにしたかったのですが、きっちり追尾されていないと太陽の動きに目が行って判別できないことが分かりました。
 写真にしろビデオにしろまだまだ研究が必要です。

 そのまま望遠鏡を放置して夜になってしまいました。
 先日の久住でのF2.0を確認しようと思ったのですが何しろ月齢16です。
 保険のつもりでNBN-PVを食わせて(Cマウントレデューサの先端に乗せるだけ)試写してみます。
M33、LX90-20+0.33RD+0.6RD、TGv-M
NGC7000、LX90-20+0.33RD+0.6RD、TGv-M
 これは苦しい!
 周辺減光がもろにバレます。
 下のNGC7000はメキシコ湾辺りが右下の黒いあたりですから左側は星雲が広がっていないと変です。
 背景が暗ければ諧調が確保できるので何とかなるかもしれませんが、月光の下では洒落になりません。

 F2.0は流石に諦めたほうがよさそうですが、F3.3は道具が揃ったので多用しそうです。
 すると、フィルターワークを多用することになるので100円ショップで釣り針用の小物入れを買ってきました。
LRGBとクリア、LPS-P1、NBN-PV、OIIIで8枚です。
 個別に開閉できる優れものです。


___   2004年11月流星統計    ̄ ̄ ̄

 ずいぶん遅れましたがようやく11月の流星統計です。
 11月というとしし座流星群を思い浮かべる人もいると思います。
 今年は11月12-13日が晴れただけで前後はお話になりませんでした。
 結局、一晩の観測で13個だけです。
左の収束がしし座流星群のもの。
 右の収束はおうし座流星群のものです。

 今月の観測数は684個とまずまずです。
 あまり明るいものはなかったのですが残念賞は11/29 20:37のもので西日本で広く観察された火球です。
 惜しいことにうちの上空は曇っていました。
 (動画M20041129_203732.wmv



 夜が長いので6時台の流星も拾っています。

 12月はいよいよ本年のハイライトふたご座流星群です。
 12月13-14日がピークなのですが、月齢3の好条件で一晩で800個という予想すらあります。
 どうかすると一晩で40GBという緊急事態です。
 もちろんHDD残量は確保してあるのですがちょっと不安です。


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