天文写真館
(2004/12/01〜2004/12/12)


___   LRGBの夜    ̄ ̄ ̄

 今週は少々しんどかったので観測は・・・やっぱ出かけることにしました。
 「ストレスは発病の最大のトリガーである」と言い訳しきり。
 新月期の晴れの週末は貴重です。
 天気予報は「県内似たり寄ったり」と出ていたのですが、風向きを考慮すると皇座山が無難です。
 久々に津和野にも行きたいほどの天気だったのですが
熊出ますから!残念!
 金曜日は大概貸切状態のですが周南から来ておられました。
 当然マックホルツ目当てなのですが・・・裸眼で見えちゃうんですよ。
 そりゃ光度から考えれば当たり前なんですけどね。
 今日も風が強かったので情報交換だけして私は中腹からの観測です。(情けない!)


2004/12/11AM C/2004 Q2
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
LRGB92コンポジット

 イオンテイルがばっちり出ています。(右に出るはずのダストテイルはどーしたの?)
 マックホルツは良い光学系と暗い空に恵まれるとテイルのねじれも捉えられていたよ うです。
 私の腕ではこれが精一杯ですわ。
 TGv-Mなら観測可能な彗星が他にもあります。


2004/12/11AM C/2004 Q1 Tucker
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット

2004/12/11AM C/0078P  Gehrels 2
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット

2004/12/11AM No.3200 Phaethon
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
12コンポジット

 「3200番は小惑星やんけ!」と突っ込む人はあまりいないと思います。
 ふたご座流星群の母「彗星」として知られています。
 今年はファエトンのダストトレイル観測の可能性があるとか。
 K4は…南の低いガスの下なのでここからでは絶対無理です。

 透明度だけいえばまだ不満はあるのですが透明度が上がるとシンチレーションが崩れ るので痛し痒しです。
 LRGBに適した対象はもちろんカラフルなものです。
 視野が狭く感度も中途半端なこのシステムでの好適天体といえば・・・あるじゃない ですか惑星状星雲が。
 この際、超新星残骸も含んで次のとおりです。


2004/12/11AM M1(左ノーマル、右RにNBN-PV使用)
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
LRGB100コンポジット

 NBN-PVを使うとかに星雲の輝線もとらえられます。


2004/12/11AM NGC2392
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB60コンポジット

2004/12/11AM NGC3242

20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB60コンポジット

2004/12/11AM NGC2371
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB20コンポジット

 エスキモー星雲、木星状星雲、ドックボーン星雲です。
 ドックボーンは流石に苦しいですがデジカメであれだけ苦労した微小天体があっさり撮れます。
 露出8.5秒は追尾制度が怪しい35mm換算焦点距離10,000mmの望遠鏡でもノータッチ追尾を可能にしてくれます。
 ならば難敵を。


2004/12/11AM IC434
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
L、RGB60コンポジット

2004/12/11AM NGC2359

20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
40コンポジット

 馬頭星雲のLRGBは流石に失敗しました。
 TGv-Mの感度が不足しLとRGBがまともに合成できませんでした。
 あひる星雲は無駄な抵抗はやめてL画像だけですが意外と出ました。

 気を良くして銀河のLRGBなんてどうです?


2004/12/11AM M65、M66
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB60コンポジット

2004/12/11AM IC434
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB60コンポジット

 フィルターに一工夫いるのか8.5秒では無理があるのか「無理せず白黒ノーフィルタ ーにしとけ」というところです。
 輝線フィルターも試してみるべきでしょうね。
 で、粘るだけ粘って惑星の撮影に入ります。


04/12/11AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

04/12/11AM 土星
20cmF10シュミット
LV10mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

04/12/11AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

04/12/11AM 土星
20cmF10シュミット
LV10mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 土星はともかく木星はそれでも高度不足です。
 しかし、シンチレーションが相当良いのは間違いありません。
 アイピースを換えて撮影したのは光量と拡大率を確認するためです。
 判定は微妙なところですが光量を優先したほうがよさそうです。

 久々に堪能した星空を後にしたのは明け方に2時間仮眠をとった後でした。


___   2004納会    ̄ ̄ ̄

 帰宅して思うところがあってPSTを三脚に乗せて太陽をお手軽観望したのですが薄雲がかかっていけません。
 でもテストですから良しということでLV25mmとQV-5700をDG-LVでつないで覗き込ませます。
 無加工で太陽全景をとる方法として最もお手軽なのはこいつでしょう。
2004/12/11PM
 結構難しいです。
 ISO50で1/125〜1/250secあたりに当たりがありそうですが昼間のカシオの液晶では何も見えずにお手上げです。
 人間の目が優秀なのを痛感します。

 さて、夕方早くに今日は秋吉台に出かけます。
 菊川町星を観る会の納会です。
 普通は畳の上で酒瓶を並べてやるのかもしれませんがこの会は納会も観望会です。

 「まっ、集まれるだけ集まりましょうや。」というお気軽バージョンだったのですが行橋からドブさんが周南からも鳴瀬さんが参加と結構にぎやかです。
 ドブが30cm、40cmに双眼望遠鏡が2本に私の自動儀が並びます。
 会長は30cmが入院でお茶当番。(ご馳走様でした。)
 今夜も観望地の情報も飛び交いましたが決 定的な場所がないというのが結論です。
 ・皇座山は南から天頂が良好で整備されているが風が強く夏には雲が出る。
 ・長野山は南がちょっと怪しい程度の好条件だが風と雲(と熊?)が出るし冬期閉鎖 。
 ・十種ヶ峰には個人の観測ベースもあるが雲が出やすく視界の確保も困難。
 ・青野山は視界不良と熊注意報。
 ・菊川から豊田は天頂から北はOK。
 ・牧の戸はキャンパーに気兼ね。
 ・梅園の里も光害。
 ・宮崎県は快晴率が異常に高いが山間部での視界確保が困難。
 ・小石原は標高でなんとかセーフ。
 ・向島は視界不良の上に町が近い。
 ・佐多岬は雲が出やすい。
 皆さん、苦労しています。
 会場の長者ヶ森駐車場は南に宇部市東に山口市があるものの天頂から北は良好でアス ファルト舗装してありトイレもあります。
 車の通行がありトイレの明かりが人体感知式であるにしてもそこそこ明るいのが難点 です。
 アクセスも良いので観望会会場としては恵まれているほうでしょう。(皇座山山頂で は入口が分かり難いし道は細いし・・・。)

 予報に反して雲が飛ぶのが残念ですが幸い眼視には大きなダメージがありません。
 秋から冬の天体や惑星や彗星を各機材で見比べていきます。
 特に惑星はシンチレーションが抜群で口径の破壊力をまざまざと見せ付けられました。


04/12/12AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 どないです?この土星。
 偽エンケまで出る機会はまれです。
 派手な夜露と戦いながら何とか撮ったのですがこれを30cmや40cmで見たのです。
 つくづくシンチレーションがよければ大口径に限ると思いました。

 ところがですね、この夜はふたご座流星群の情報が流れていたのか駐車場にちょくちょく車が入るのです。
 実際かなり流れておりあちこちで歓声が聞こえます。
 こうなると会長は黙ってませんから呼び込みを始めました。
 いつもなら11時頃には客足が絶えて撤収するのですが日付けが12日になっても入れ替わり立ち代りでサービスが続きます。
 最後のお客さんは木星まで見て帰りました。
 4時まで続けたのは菊川の観望会としては最長記録だとか。
 名残惜しいですが日の出を察知したドラキュラ伯爵のようにあわただしく解散となりました。
 曇が多少惜しいですがドブの醍醐味も味わえたななかなかの一晩でした。

 徹夜二日は流石に厳しいです。
 あとはUFOCaptureに任せて・・・がUFOCaptureシリーズは次のステージに入っちゃいました。


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