天文写真館
(2005/01/09〜2005/01/17)


___    寒風吹きすさび    ̄ ̄ ̄

 9日の朝によろよろと帰宅し自宅でも天気は回復せず…が、今時期は柳井地方だけ晴れなので再び皇座山に出向きます 。(好きだのう)
 向こうの山稜の大星山の展望台の明かりがまだついているうちに到着するのは久々で す。
 山頂は広島からの2名だけで昨日の賑わいがうそのようです。
 それにしても毎度の風でしかも零下です。
 「彗星観測だから」と今日はなめて山頂に陣取ります。
 主鏡はレデューサをつけても視野が踊って役に立ちません。
 そこで75mmは毎度なのですが今日は50mmカメラレンズも持ってきました。
 この画角の差が出ます。


05/01/09PM C/2004 Q2
FL75mm F1.3
TGv-M
256フレーム
62コンポジット

05/01/09PM C/2004 Q2
SMC50mm F1.8
TGv-M
256フレーム
148コンポジット

 かび付きレンズでも役に立つものです。
 75mmも50mmもF1.4で実はTGv-Mのフルキャパには明るすぎます。
 皇座山でも背景がかぶるので市街では使いにくそうです。
 この場合、シャープに撮るならレンズを絞り、滑らかに撮るならゲインを絞ります。
 広がりがある対象なのでF3.5見当までゲインを絞ることにしました。
 これでも画面上の背景は黒ではなく僅かに白っぽくしています。
 処理があっているかどうか自信はありませんが256階調しかないと悩むところです。
 反面、キャプチャ画像なのでリアルタイム画像をウィンドウサイズ一杯まで引伸ばす ことでピント合わせは楽になります。
 撮り終えたところで主鏡を見てビックリ!
 風があるのでフードは用意しなかったのですが補正版が凍っています。
 人間のほうも手袋や帽子までは用意していなかったので指すような突風が吹くたびに 背中を丸くして耐える始末。
 連続的に震えが来ると背中が痛くなります。
 始めっから中腹に陣取ればよかったと判断ミスを反省。
 零下の強風中では体感温度は無茶苦茶下がって(-15℃見当)元々怪しい思考力が吹き飛んでしまい ます。
 仕舞いには頭の中は
「寒い!寒い!寒い!寒い!」の大合唱です。
 連夜の疲れもあって珍しく日付が変わる前に撤収しました。
 結局、うちは望遠鏡だけでなく本人も強風に弱いのでした。
 MEADEの新シリーズhttp://www.meade.com/rcx400/は少しは風に強くなったのでしょ うか?


___    月が太ると彗星は    ̄ ̄ ̄

 再び週末の14日ですが天気は持ちそうにありません。
 来週は満月期で期待できないので気象情報をにらんだ末に決めたのは秋吉台。
 仕事が終わっていったん帰宅して出直したので完全に出遅れました。
 長者ヶ森駐車場に入ったら珍しく先客がいました。
 下関からだそうです。
 透明度が今ひとつでためらいながらセットアップします。


05/01/14PM C/2004 Q2
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
31コンポジット
ローテーショナルグラディエント

05/01/15AM C/2004 Q2
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
29コンポジット

 撮影中にさらに防府からも撮影にみえられました。
 さすがに大彗星を見たおぼえがある人は期待感が違います。
 機材の生かし方も違うので仕上がりは雲泥の差です。
http://www.geocities.jp/jj4fhu/astro/comet/machortu/Comet-3.htm
 私は背景が明るいとすぐにレベルを合わせて暗くしてしまうのですが、この処理がウソなのかもしれません。

 それにしても期待に反してこの後すぐ曇ってしまう最近の天気は何なんでしょうね。

 この後、16日はセットアップまでで曇天。
 でも、わずか8.5秒だけ晴れてました。 (コンポジット不能でボツ)
 17日こそ晴れたのですがもはや月に被りすぎです。


05/01/17PM C/2004 Q2
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
27コンポジット
ローテーショナルグラディエント

05/01/17AM C/2004 Q2
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
14コンポジット

 ちと、強引な処理ですか。
 この淡いテイルを表現するにはコントラストがある星空が必須です。

 惑星はというと多少事情が違って透明度とシンチレーションのシーソーに一喜一憂するようです。


05/01/15AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

05/01/17PM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 透明度はともかくシンチレーションが抜群だった15日と月に食われた上にシンチレーションが悪いと17日の有様になります。
 世間一般にはシンチレーションが派手なほうが星が瞬いてきれいに見えるのですが写すとなると勝手が違います。
 月が細るまでは無駄なことはしないほうが・・・。


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