天文写真館
(2005/01/23〜2005/01/31)
___ 適正コンポジット枚数とは?  ̄ ̄ ̄
9日のマックホルツ彗星を見ていると無駄に大量コンポジットをおこなっています。
積極的に撮影したわけではなく、放っておくとLiveCaptureにセットされた9秒インターバル録画によりどんどん撮影枚数が増える仕掛けだからです。
このときはあまりの寒さに面倒くさくなりそのままにしていました。
しかし、今後LRGBをまじめにおこなうと無駄な枚数は撮りたくありません。
そこで下の一連の写真です。
1コマコンポジ
2コマコンポジ
4コマコンポジ
8コマコンポジ
16コマコンポジ
32コマコンポジ
64コマコンポジ
128コマコンポジ
各々同じ処理をして等倍で切り出しています。
すると16コマから先は差を見分けられないのがわかります。
現在9秒に1コマ出力していますから144秒=2分24秒でワンセット終わればよいとわかります。
LRGBにする場合はフィルターの交換所要時間を2コマ分として16コマ×4回+2コマ×3回=70コマでカラー化ができ、撮影時間は630秒=10分30秒でワンセット終了です。
私は繰り返して一定時間ごとに鳴るアラームを使って時間監理していますが現在は2分でセットしてあります。
撮影を平準化するのであれば18コマ分=162秒=2分42秒にセットしておけばよいことになります。
最高の条件下で難しい対象を撮ったらもっとコマ数が欲しくなるかもしれませんが、私の行動半径ではそこまで難しくする必要はなさそうです。
___ 透明度  ̄ ̄ ̄
先日、久々の出張で那須野に行って来ました。
見上げると空が青い!
西日本とはずいぶん違います。
一般に「シーイング」と括ってしまいますが、透明度とシンチレーションは観測の重要要素です。
特に透明度は光害と関係が深く、同じ光害でも透明度が悪いと光害を増幅してしまいます。
月光でも同じ現象が起こり、透明度さえ良ければ多少の月齢でも多くの対象を観測できます。
つまり那須野は関東といえども街灯もないだだっ広い場所なので下手をすると山口界隈より条件が良いかもしれないのです。
実際に月齢16でも多くの星が見え、冬の天の川も認識できます。
さらに北上し光害がなくなると月齢18でもマックホルツの長大な尾が撮影できます。
論より証拠の野田さんの1/28の写真です。
http://www.nnet.ne.jp/~tsukasan/comets/mc2005_2.html
さすがは岩手というか野田さんというか。
___ 2005年1月流星統計  ̄ ̄ ̄
2005年最初の火球です。

M20050103_050305.wmv(動画)
最後に爆発しましたから-10等と見積もられました。
幸先よいと思ったのですがそうは問屋が卸しません。


スケールは昨12月にあわせてあります。
なんちゅう寂しさ!
昨年もこの調子でしたからやむなしですが、しぶんぎ座流星群が天候不順でほとんど拾えなかったのも原因です。
この調子で7月半ばまで低調かと思うと辛いものがありますが・・・自動観測だからいいか!