天文写真館
(2005/02/07〜2005/02/12)
___ 天然で冷やす  ̄ ̄ ̄
建国記念日がらみの3連休がきました。
うまくいけば3日観測ができそうですが週間予報では初日は無理がありそうです。
金曜日に予報を睨むと柳井も怪しい状況で諦めかけたのですが「久住は?」と悪魔が囁きます。
中九州以南は晴れの予報なのです。
いやー、困ったなー、寒そうだし遠いし・・・結局出発。
子供らに声をかけると「今晩はイチゴてんこ盛りケーキを食べるからダメ」と振られました。(顛末から考えれば君らの判断は正しいよ。)
懐具合の都合で小倉南から一般道を走り6時間で久住高原着。
まもなく北九州からも一人こられました。
薄明の内にさっさと仕度を始めますが何だか寒いです。
寒暖計によるとすでに零度。
しかも風があって辛いです。
主鏡はつかえそうもないのでキャップをしたままにして135mmカメラレンズにTGv-Mを取り付けます。
それでも風の振動とと収差で点像になりません。
しかもシンチレーションは上等ですが透明度がダメです。
「昔、久住に登ったときは満天の星だったんですけどね。」
「東日本の透明度を見るとがっかりしますよ。中国の影響ですか?」
「冬に久住に来たことがないので長者ヶ原(牧ノ戸越え)の雪にビビリました。」
「さっき寒暖計見たらもうもうマイナス2℃ですよ。」
「風もあるし、暗視野の電池が切れてノータッチだしどうなることか。35mm換算でFL1,000mmほどですから。」
「うーん、うちの柔な架台では今の35mm換算650mmで怪しい状態ですよ。」
135mmカメラレンズ自体もカビでろくに見えない怪しい代物です。
yukioさんの作例でM31を見ると透明度だけが原因のはずがありません。
まともな明るい交換レンズが手に入れば試すことも多そうですが・・・新品の固定フォーカスレンズは絶滅寸前みたいです。
中古も高いし、ジャンクもマニアがいるようで暗い玉しかお目にかかりません。
05/02/11PM C/2004 Q2
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
59コンポジット
05/02/11PM M31
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
27コンポジット
05/02/11PM 二重星団
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
17コンポジット
05/02/11PM M45
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
LRGB102コンポジット
05/02/11PM IC2177
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
LRGB141コンポジット
05/02/05PM IC434
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
LRGB119コンポジット
05/02/11PM NGC2237
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
LRGB155コンポジット
風はそのうち収まってきましたが気温はガンガン下がります。
「マイナス7度ですぅ。」
「洒落にならないですね。」
エンジン回して暖を取りながらの観測になりました。
これはうちのシステムは得意ですが何を撮るかということになると・・・ケンタウルス座Aが上るまではメシエ天体をコレクションしましょう。
なんせ散開星団はほとんど記録してませんからいい機会でしょう。
透明度が回復しなくても星団なら影響は少ないです。
カノープスも朧に弱々しく光っている程度なのが情けないです。
05/02/12AM M76
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
30コンポジット
05/02/12AM M103
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
8コンポジット
05/02/12AM M38
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
9コンポジット
05/02/12AM M1
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
18コンポジット
05/02/12AM M36
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
8コンポジット
05/02/12AM M42,M43
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
22コンポジット
05/02/12AM M78
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
10コンポジット
05/02/12AM M37
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
15コンポジット
05/02/12AM M35
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
10コンポジット
05/02/12AM M41
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
7コンポジット
05/02/12AM M50
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
9コンポジット
05/02/12AM M47
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
7コンポジット
05/02/12AM M46
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
26コンポジット
05/02/12AM NGC3132
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
34コンポジット
05/02/12AM M93
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
15コンポジット
05/02/12AM M48
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
10コンポジット
05/02/12AM M67
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
13コンポジット
05/02/12AM M95
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
20コンポジット
05/02/12AM M96
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
9コンポジット
05/02/12AM M105
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
16コンポジット
05/02/12AM NGC4038
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
22コンポジット
05/02/12AM M64
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
18コンポジット
05/02/12AM NGC4565
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
20コンポジット
05/02/12AM M101
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
15コンポジット
途中でPC用ポータブル電源がランダウンし、続いて望遠鏡用が低温で電圧低下を始めたらしく追尾が異常になりました。
立ち上げなおしたときの気温がマイナス8℃!
M51のL画像なんて冷却CCDを思わせるほど。(でも持ってないし、見たことないし。)

見上げると北から雲が迫ってきます。
慌ててケンタウルス座Aとω星団を撮影し、雲が来るまでM51の残りを撮ってついに沈没。
05/02/12AM M51
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
72コンポジット
05/02/12AM NGC5128
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
54コンポジット
05/02/12AM NGC5139
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
78コンポジット
とどめに木星・・・ジェット気流が流れ込んだようですが透明度は上がりもっともらしく撮れました。
05/02/11PM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/02/12AM 木星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
透明度が悪い夕方に撮った土星のほうがむごいです。
聞けば放浪の星追い人さんは翌日に防風林があるヒゴタイ公園で観測だったとか。
翌日なら最低気温マイナス6℃ですんだのですよ。
あらかじめ分かっていれば昼間は仮眠を取って再戦したのですが、あまりの寒さに夜が明けて温泉に飛び込んでさっさと帰ってしまいました。
久住はこののびやかさが身上です。
さすがに高速を使ったのですがいい加減にへたりまして天気予報が曇りがちだといったのをいいことに寝てしまいました。
皇座山は定例会でにぎやかだとは思ったのですけどね。
それにしてもTGv-Mは天然冷却カメラ状態で速射砲のようにイメージを撮り続けてくれます。
極楽観測実証試験のときほどではないですが9時間でLRGB7天体を含み34天体を捉えました。
前半の135mmでのLRGBはフィルター交換でいちいちレンズををはずす手間をかけたので4時間で7枚とずいぶん損をしています。
これもレンズをはずさない方法を考えないといけません。