天文写真館
(2005/03/07〜2005/03/21)
___ 星、見ません?見えません?  ̄ ̄ ̄
日頃、中国から大気汚染物質で西日本の透明度が低下していると持論にしているのですが当の中国はどうなっているのか見る機会に恵まれました。
行き先は上海周辺で用事が済んだ夜に空を見上げると・・・シリウスしか見えません。
多少地方に行っても状況に変わらないのは黄砂のせいか粒子状物質のせいかわかりませんが相見互いといった雰囲気です。
それでも2ヶ所ドームを見かけましたがいずれも公共のものです。
惑星なら見えるから価値がないわけではありませんね。
困ったことに藍のように深い青空を最後に見たのは東日本に行ったときなのです。
何とかならないものですか。
春分の日が絡んだ3連休ですが月齢の関係で早朝でないと条件が良くなりません。
どうしようか逡巡した挙句、遅くに出発したので行き先は秋吉台にしました。
丁度、月が沈み行くタイミングでセットアップしたのですが薄雲で元気が出ません。
気が乗らないまま木星の撮影に入るとやはり下の有様。
05/03/19AM 木星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
気流も悪そうです。
時々雲も流れ込んできますからいよいよ戦意喪失しかけたのですが、ドライブの車が時々入ってくるので会長を真似て「見てみない?」と誘ってみました。
毎度ですのでPC画面からの観望ですが木星を見てもらったり、レーザーポインターで星座案内したり、流星の案内をしたらシーズンオフにもかかわらずかなり流星が飛んで女の子は流星探しに必死です。
カメラをTGv-Mに切り替えて系外銀河も薄雲越しですがいくつか見てもらい、思いついて観望会用の流星ビデオと惑星ビデオを見てもらったのですがウケがよかったのは圧倒的に流星ビデオです。
もっとも彼らは軽装ですので「風邪ひく前に帰ってね」といったら女の子は「流星を七つ見つけるまでガンバル!」との執念。
ペルセやふたごの頃なら苦もなく見えますよ。
彼らも帰ってようやく雲が切れました。

東を見ればもはや夏の星座ですから毎度ながら夏物を狙います。
05/03/19AM M57
20cmF10シュミット
TGv-M
256フレーム
LRGB75コンポジット
05/03/19AM M20
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
LRGB105コンポジット
ちょっと早いので高度も足りませんし、ガスのせいか発色も不満です。
特に惑星状星雲はデジカメ時代は画素数のおかげで今よりもっと大きなイメージが得られていたので一工夫いりそうです。
___ 月待ちの日々  ̄ ̄ ̄
連休なので観測第二段です。
月があるのでゆっくり皇座山に出かけます。
世間の人は月が昇るの待つのに私らは月が沈むのを待つ因果な身の上です。
相変わらず山頂は強風なので中腹に陣を張ります。
早速は惑星なのですが・・・前半ぼろぼろで明け方もぱっとしませんでした。
ためしにTGv-Mで木星を撮ったら結構いけそうなのがせめてもの収穫です。
05/03/21AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/03/21AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/03/21AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/03/21AM 土星
20cmF10シュミット
LV5mmリレーレンズ
600コンポジット
05/03/21AM 土星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
今ひとつピリッとしません。
面白くないので月を撮ってみます。

毎度の画角だとはみ出すのでためしにモザイクしてみました。
意外といけます。
今度はまともに撮ってみたいです。
とはいえ透明度が不足しているのは間違いなさそうです。
05/03/21AM M104
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
26コンポジット
05/03/21AM NGC83
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
16コンポジット
05/03/21AM NGC5128
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
20コンポジット
こりゃ今日はいけません。
月もあるから当たり前の結果なんですけどね。
じっと明け方まで待って月が沈むのを待ちます。
05/03/21AM NGC7000
SMC135mm F3.5
TGv-M
256フレーム
LRGB85コンポジット
05/03/21AM M16
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
16コンポジット
全景ではありませんが北アメリカ星雲です。
鏡と異なりレンズではR画像でにじみが出ました。
かといって絞ってしまうと肝心の星雲本体も出なくなりそうで弱ります。
骨董品レンズなのでしょうがないのでしょうか?
わし星雲はもっと悲惨で明け方に風向きが変わり気温が上昇し補正板が曇りはじめてしまいました。
L画像は耐えたのですがRGBはボロボロで無理やり合成しても下の有様です。

風向きが変わり無風になったときに察知してフードを付けるべきでした。
経験に裏打ちされた失敗です。
それにしても今年は系外銀河の撮影をサボっています。
LRGB向きの対象ではないのがその理由です。
資料的に考えればまじめに銀河コレクションをおこなったほうがいいのかもしれませんね。