天文写真館
(2005/04/16〜2005/04/22)
___ バッテリーが飛ぶまで頑張る  ̄ ̄ ̄
16日は快晴に誘われて久住にお出かけ。
いつもより早く着いたのでオゴタイ・・・じゃなくヒゴタイ公園の下の「花の温泉館」で旅塵を落とします。
浴室は源泉44℃掛け流しの純温泉(露天は塩素循環)で長湯温泉系のにごり湯なのですが売り込みが下手なのかノーマークに近いです。
建屋は温室そのものです。
おかげでのんびりできました。
ヒゴタイ公園の駐車場に店をひろげましたが日が沈んでも上弦の月があるのであまり元気は出ません。
仕方がないので月のモザイクを始めます。
TGv-Mは明るいのでF10でムーングラスをかまし、ゲインも最低状態でようやく撮影可能になります。
(んーなものはデジカメで撮ったらいいような・・・。)
05/04/16PM 月齢7.6
20cmF10シュミット
TGv-M
1/30sec
15枚モザイク
かなりいいですがCCDの縦横比が正方でないのでちょっと歪んでいます。(9/8ほどデブな月です。)
左右はコントラストを触っただけの違いですがそれだけで表情が変わるのも面白いです。
折角なので惑星も抑えますが・・・。
05/04/16PM 木星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/04/16PM 土星
20cmF10シュミット
PL22mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
05/04/16PM 木星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット
シンチレーションでウニャウニャです。
こりゃシャープな星は望めそうにありません。
そんな中ご婦人を伴った方が星景写真を撮っておられました。
「久住と北斗七星」なんてのが液晶にポンと表示されるんですよ。
そのほうが月光に対して前向きです。
で、真似てみようにも私のコンパクトデジカメはワイド側が33mm相当なので入りません。
無理やり何コマか撮ってみます。

これって階調が足りないとかなり辛そうです。
まっ、それなりに写るのでよしとします。
そのうち、駐車場の反対の橋で望遠鏡を組み上げる気配がしてきます。
最終的に何組が観測に来るか楽しみに銀河の追加撮影といきましょう。(結局、この夜は私も含めて3組だけでした。)
11等以下の撮りこぼしをリストにしたものをネタに導入して月光に耐えるものを撮影します。
テンペルはついでです。
05/04/16PM NGC2613
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
19コンポジット
05/04/16PM NGC2681
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
15コンポジット
05/04/16PM NGC2859
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
17コンポジット
05/04/16PM NGC2903
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
25コンポジット
05/04/16PM NGC2974
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
15コンポジット
05/04/16PM NGC2950
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
19コンポジット
05/04/16PM NGC3166(右)
NGC3169(左)
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
47コンポジット
05/04/17AM 9P/Tempel 1
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
13コンポジット
05/04/17AM NGC3190(中)
NGC3193(左上)
NGC3187(右上)
NGC3185(右下)
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
14コンポジット
なんつーか、小ぶりのものはやはり面白くありません。
レデューサーを組替えて拡大しても楕円銀河だったら手を掛けるだけへこみそうな気がします。
NGC3190周囲は面白そうなのですがTGv-Mでは感度が少々足りません。
いずれにしてもこのシンチレーションでは星が太いです。
粘るだけ粘ったのは夏の天体が目当てだからです。
まずは未撮影星雲から。
05/04/17AM NGC6357
彼岸花星雲
SMC135mm
TGv-M
256フレーム
LRGB85コンポジット
05/04/17AM NGC6334
出目金星雲
SMC135mm
TGv-M
256フレーム
LRGB80コンポジット
05/04/17AM IC4628
SMC135mm
TGv-M
256フレーム
LRGB60コンポジット
05/04/17AM M8
SMC135mm
TGv-M
256フレーム
LRGB76コンポジット
M8干潟星雲は妙にかぶって失敗気味ですから派手にトリミングしました。
彼岸花星雲も失敗ですな。
Bフィルターがきっちり奥まで入っていなかったようです。
フィルターを通過したものは結像しフィルターからもれたものはピンボケになるので妙な具合です。
いずれも難しいだろうと思っていたのでそれなりに満足。
もっとも400mmで網状星雲を見せてもらったらあっさり構造が見えるほどの透明度でしたからいつでも撮影可能とも思えません。
天の川のもこもこした感じを出すにはもっと画角が必要なのでFL135mmから50mmに交換します。
05/04/17AM バンビ
SMC50mm
TGv-M
256フレーム
21コンポジット
05/04/17AM M8周辺
SMC50mm
TGv-M
256フレーム
37コンポジット
これはいつもと違い縮小すると分かり難いパターンのようです。
ならばもっと手がありますが薄明が近づいてきます。
いい加減あせりながら今度はQV-3500EX IRCレスを引っ張り出します。
手持ちの機材で夏の銀河と来ればこれしかありません。
パイプ星雲が下にあります。
干潟星雲からバンビにかけてです。
天の川銀河の中心方向です。
えーなぁ、やっぱ星空の楽しみは天の川を素で見るのに限るんじゃないっしょか?
薄明とともに機材撤収します。
一切合財を詰め込んでエンジンスタート・・・「カツン」
ん?・・・「カツン」
バッテリー上がりですな。
そりゃ遠征のときは移動中にPC上にGPS表示させたままバッテリーを充電したりしますし、暑けりゃエアコンも入れます。
観測中も動物除けにラジオを点けっ放しです。
やはりバッテリーには過酷なんですな・・・なんて悠長なことを言ってるのは奥の手があるからです。
PC用のバッテリーは車同様にランダウンしていますが、望遠鏡用はまだまだ元気です。
この松下電工のRVGEARのポータブル電源は非常に便利な製品でACアダプターからの充電だけでなくシガープラグから内蔵のDC-DCでフル充電が可能な上にカーバッテリーへの逆充電機能も付いています。
シガープラグにつないでチャージボタンを押しちょっと待ってスターターを回すと起動しました。
残念ながらRV-GEARは販売終了なので非常に困ります。
バッテリーを強化して再登場してくれるとうれしいのですがシリーズ自体が消滅してしまいました。
仮眠も取らずに帰途に着きましたがやはりちょっと辛いのでリフレッシュに温泉を探しますがAM7時に開いているような酔狂な湯は・・・ありました。
杖立温泉の観音岩温泉は1000〜2000円の家族湯がずらりと並んだ24時間開いている温泉です。

50分貸切ですので十分楽しませてもらいました。
問題点は野郎共ではぞろぞろと家族風呂に入れないことでしょうか。
世間にあらぬ疑いをかけられてはかないません。
自宅に帰り着いてクルマ屋に「バッテリーこけたで!」というと「お前が悪い!」と返り討ち。
番手を上げて付け替えることに落ち着きました。
「どうせ上げるなら、この際、ディープサイクルに付け替えてくれんか?」
「目ぇ開けたまま寝言いうな!」
何で怒られにゃいかんのか釈然としませんが、うちのクルマ屋は妙な部品は嫌いなようです。