天文写真館
(2005/08/14〜2005/08/25)


___   うなされるほど暑い    ̄ ̄ ̄

 困ったことにLX90-20調整ができていませんので8月14日は自宅で望遠鏡を組み上げます。
 RAとDECのモーター学習が終わって見上げると月があってガスが強調されますがそれなりに晴れています。
 リハビリ観測には丁度いいでしょう。


05/08/15AM M27(左LPS-P1、右さらにNBN-PVを加算)
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M
256フレーム
140コンポジット

 自宅での観測でこの月齢ならフィルターワークは重要になってきます。
 今ならLPS-P2とLPS-V3に相当することになるでしょうか。
 NBN-PVは確かにコントラストが得られますがTGv-Mの感度ではちょっと辛いのも事実です。

 別の検証もしてみましょう。

 順にLフィルタ、LPS-P1、NBN-PV、LPS-P1+NBN-PV(ソフト加算)です。
 明るくすると公害に埋まるし、コントラストを上げると像が荒れるしと悩みます。
 LRGBにしても今日の天気ではコントラストが不足です。


05/08/15AM NGC7000
SMC135mm
TGv-M、LPS-P1+NBN-P
256フレーム
140コンポジット

 NGC6960も撮りました。
 LPS-P1、NBN-PVの順です。

 なんともいえませんが光量が不足しているのはわかります。

 相棒のNGC6992はLPS-P1を使ってこの調子です。

 そのうちM31の高度が上がったのでSMC135mm+LPS-P1+TGV-Mで撮ると下の具合。

 ちょっと納得いかない原因は原寸で見れば一目瞭然。

 ダ〜メ、ノイズばかりです。
 ダークフレーム処理をすれば改善されますが決定的な効果はありません。

 今日のせめてもの収穫は火星です。


05/08/15AM 火星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

 ずいぶん様になってきました。
 今回はなぜかRegistaxでL画像、ステライメージでRGBという手が利きませんでした。
 赤の成分が強すぎるせいでしょうか?


___   プラネ・リバイバル    ̄ ̄ ̄

 忌み事があり墓参してきた14日にこんな雲が出ました。

 彩雲といわれる現象でお釈迦様が降りてきたことを示す瑞兆といわれています。
 正味のところ虹と同じようなものなのでしょうが、虹と異なり太陽が南中近くても発生します。
 いろいろなタイプがあり注意して空を観察していれば年に数度も観測できるようです。
 でも、瑞兆と考えたほうがロマンがありますね。

 山口県には公共プラネタリウムが2ヶ所あります。
 山口市の山口県児童センターと宇部市の勤労青少年会館です。
 宇部のは月に1,2度投影していました。
 1967年に据え付けられたものを宇部の天文同好会が上映ボランティアをしているので無理もありません。

 この夏休みは会長が変わったので週に5日上映しています。
 陣中見舞いということで日曜日にたずねてみました。
 このプラネタリウムは大昔に一度見たきりですがさすがに年代もので「本物のような星空」とはいきません。
 ボリュームとスイッチがずらりと並んだコンソールから制御を行うものでコンピュータ制御とは無縁です。
 直感的にはPC制御であればこんなに長持ちしなかったと思えます。
 上映も解説も案内人が行いますが、クラシカルな機材を生かすためにコンソールからではなく中央で説明をするスタイルで毎日違う解説を行っていきます。
 それだけではさびしいので最新の天体画像はプロジェクターで紹介するようになっています。
 「プラネタリウムをライブでやる」という妙は以前よりも来館者数が増えたことからもわかるとおり人をひきつける力があるようです。
 料金はたったの52円!皆さんもクラシカルなプラネタリウムを見に来られませんか?
 9月からも毎週日曜日に上映が予定されています。
(今はなき大和タワーも描いてあります。)

 プラネタリウムといえばあのメガスターの家庭用としてホームスターが発売になっています。
 気をつけないといけないのはプラネタリウムとメガスターは別の技術だということです。
 プラネタリウムは元々は惑星の動きを再現する装置でメガスターはリアルな星空を再現する装置です。
 従ってメガスターでは惑星表示機能が最近まで付いていませんでした。
 星の数ではこれが逆転しホームスターでも一般のプラネタリウムより5割以上も多いので天の川の表現がまったく違います。
 ホームスターも8月現在では入手不能状態が続いていますが一度見てみたいものです。
 星の数が多いことによる効果を体感するだけならもっと手軽な方法があります。
 同じ恒星データを用いたピンホール式プラネタリウムが学研の雑誌の付録で予定されているのです。
 9月下旬の発売で価格もホームスターより一桁安いので買ってみて損はなさそうです。


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