天文写真館
(2005/09/05〜2005/09/25)


___   宇部市勤労青少年会館プラネタリウム    ̄ ̄ ̄

 台風14号が接近する日曜の午後、雨の中を青少年会館のプラネタリウムに再び行ってみました。
 中途半端な時間に行って終了時間を舞っていたら後で宇部天の会長に「入って来んかい」と叱られる始末。
 上映の後でなにやら打ち合わせているので何をしているのかと思えば次の仕掛けはプラネと音楽のコラボだそうです。
 「星空とオカリナ」のシンフォニーのはずが星雲の画像を大量に出したので意外な荒々しさに構想が変わるとか。
 今日の私の目的は先日も受けが良かった惑星と隆盛のビデオの差し入れです。
 PCに差し込んでポンと…出ませんね。
 WMPのバージョンが古いのが原因ですがPC自体が高負荷なのでまともに再生できるかも微妙です。
 この度、新しいPCに変わる見込みらしいのでそれまでおあずけです。

 それにしても今日の来客数の多さはたいしたものです。
 30人も入っておられたでしょうか。
 コミュニティFMの取材があったせいか、口コミが広がったせいか不明ですがありがたいことです。
 一番効いているのは「入場料52円」かもしれませんが同じ解説が二度とないのもリピーターには効いているようです。

 ところがこの投影機は爆弾を抱えているのです。

 1967年製です。
 もはや供給できない部品もありますからどうかすると「上映最終回」がいきなり訪れることも考えられます。
 設備更新すると5000万円と聞いていますが昨今では難しい数字でしょう。
 すると丸屋根を生かしてこんな状態になると考えられます。

 なんともシュールですが天体の紹介は現状でこのように行っていますからなんとかなりそうです。
 肝心なのはいかにプラネから生の星に誘導するかです。
 これには天体観測を趣味にする人が自由に使える光害が少ない開けたアクセスが良い場所がそこそこの標高にあればうまくいきそうですがそんな都合がいい場所は思いつきません。
 そこで多少の光害地でも観望できる手を考えるのですがこれはまた後日としましょう。


___   風邪の薀蓄    ̄ ̄ ̄

 仕事の山を越えたためかちょっと風邪に罹りました。
 私は初期風邪の症状ではビタミンCをバリボリかじることにしています。
 まっ、気休めかもしれません。
 なんせ、インフルエンザで入院したこともありますんで。

 風邪とインフルエンザは別物と考えたほうがいいそうです。
 たとえば「風邪」という病気はありません。
 呼吸系の炎症のことを「風邪症候群」というだけだとか。
 この症状を引き起こすウイルスはインフルエンザのほかに200種以上あるもののインフルエンザ以外のウイルスは感染力も低く呼吸器の炎症以外の症状も限られています。

 風邪というと冬のイメージがあるのですが南極では最初の風邪が治ると次はなかなか罹らないそうです。
 風邪を媒介する生物が周辺にいないし極寒の環境では菌も活動できません。
 それがひとたび手紙などが届くと付着した菌により風邪がはやったのだそうです。
 当時は「風邪の便り」と茶化していました。

 天文と風邪には実は浅からぬ因縁があります。
 インフルエンザの語源は「天体の影響」というイタリア語とも言われているからです。
 おそらくインフルエンザの流行と惑星の配列や彗星の出没の関連に天文学者は頭を悩ませたことでしょう。
 ではアマチュア天文家は風邪引きの集団かといえば、先の南極の例でも分かるとおりジプシー観測家は人里離れたところに出向きますから意外に風邪をひかないようです。(装備も半端じゃないし。)
 もっとも、もともとひいている風邪をこじらせるのは良く聞く話なので体調管理は万全に行っていく必要はあります。
 私?不健全この上ありません。
 まずは睡眠時間から確保したいものです。(それが最大の矛盾!)


___   彗星や〜い    ̄ ̄ ̄

 2002年の5月にも運動会の夜の観測した覚えがあります。(日誌に残っているから間違いなし)
 今回は子供の運動会ですが午前中に法事が重なり慌しいです。
 結局、夕方にかけて昼寝していました。
 熟睡して目がさめれば晴れてるじゃないですが。
 月齢はあまりよくないですが日曜日に遅くまで観測するはずもなく出かけることにしました。
 お目当ては彗星です。
 SWANがM106の近くらしいですし、他にもいくつか夕方の彗星がいます。
 場所は近場で南天専用観測地です。
 道の駅ができて面白くはないのですが南天だけは使えます。
 現地につくと…風強すぎ。
 帰ろうかな…。
 見れば作業用入口の前の石畳の向こうは植え込みで壁になっています。
 案の定、ここなら風は避けられます。
 北の視界は断たれるためこの時点でSWANは撮影できませんがやむを得ません。
 ちょっと気になるのは透明度です。
 干拓地ですからどうしても抜けが悪いのですがペガススの四辺形の中に星が見えません。
 でも天の川が見える変な天気です。
 まぁ、そこそこ観測できりゃいいんです。

 据付けし始めたのですがいつものアスファルトと大差なく作業できます。
 ところがアライメントの途中に架台のロックボルトがもう一段締め込めることがわかってしまい極軸は当てになりません。
 ついでに、なぜか極軸と光軸がいつものズレと違うようですしファインダーもそっぽを向いています。
 いずれにしても光軸はまたいつか確認しないといけません。
 それにしても今日のシンチレーションは最悪です。
 いくら追い込んでもフォーカスが出ないので気が付きました。
 フォーカスを出すのには球状星団がいいようです。


05/09/25PM M55
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
19コンポジット

 さて、当の彗星ですが光害を抑えるためにLPS-P1を使います。
 彗星というと尾がある立派な姿を想像してしまうのですが今日の対象はそうはいきません。


05/09/25PM
C/2005 E2 McNaught
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
22コンポジット

05/09/25PM
C/2005 A1 LINEAR
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
28コンポジット

05/09/25PM 0029P
Schwassmann-Wachmann
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
23コンポジット

 いやぁ、TGv-Mでは彗星発見は無理かもしれませんなぁ。(あんたじゃどだい無理だってば)
 毎度だと天頂モノは調子がいいので網状星雲を狙ってみましょう。


05/09/25PM NGC6960
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
23コンポジット

05/09/25PM NGC6992
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
30コンポジット

05/09/25PM IC5146
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
37コンポジット

05/09/25PM NGC7023
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
26コンポジット

 空の明るさの割には上等です。
 このあと、ついでに銀河を撮ろうとすると…。


05/09/25PM NGC6946
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
21コンポジット

05/09/25PM NGC672
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
22コンポジット

 ???妙な具合です。
 ノンフィルターのほうがよさそうですからNGC253でチェック。


05/09/25PM NGC253
20cmF10シュミット+x0.33RD
TGv-M+LPS-P1
256フレーム
42コンポジット

 マシですけど周辺が出てませんね。

 粘るだけ粘って11時を過ぎたところで上がってきている火星を撮りましょう。


05/09/25PM 火星
20cmF10シュミット
LV15mmリレーレンズ
ToUCam
600コンポジット

だーめっ!シンチレーションでぼろぼろです。
こりゃ早朝の南中を狙わないと駄目らしいです。
すると次の火星は来月となりそうですわ。


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