天文写真館
(2005/12/11〜2005/12/25)
___ 冬のスプライト  ̄ ̄ ̄
日本列島では雪雲に伴う雷が発生します。
ハタハタやブリのシーズンを冬の雷と重ねているのが面白いです。
この雷雲の上空に発生するスプライトがあります。
昨年は暖冬だったためなのかうちのカメラでは初冬のものは捉えていませんが今年は出ました。
下は12月6日早朝のもので6mmレンズで撮影したものでうちの観測では過去最大のイベントです。

中心のスプライトハローを伴ったキャロットタイプと周辺のカラムタイプが明瞭です。
右下の高度が低く左上が高くなっています。
こちらは12月17日早朝ですから満月期のものです。

輪舞状にカラムが出現しています。
この手のロンドはカラムが発生したときに現れやすいです。
6日のものと同じ画角です。
この不思議な構図は視野をひさしに沿って設置したためで流星とスプライトを同時に狙うわがままさの現われです。
___ 南半球の星空  ̄ ̄ ̄
ホームスターは星を刻んだ原板を入れ替えることができます。
発売済みのシリーズには南半球の星空があります。
面白いので即購入しました。
自宅の障子にリアプロジェクトしてみるとこうなります。

行ったことがないのでなんともいえませんが大小マゼランやコールサックが浮き上がるのがすばらしいです。
特にいて座の明るい天の川が広がるのが素敵でまだ見ぬオーストラリアの星空にあこがれますね。
___ クリスマス観望会  ̄ ̄ ̄
今年は火星の大接近で宇部天文同好会もいくども感冒会を計画したのですが片端から曇って観望会になりませんでした。
今年最後の感冒会は12月24日のクリスマスです。
ツリーの代わりに幾千もの星々を見ていただければと思ったのですが薄雲が取れません。
それでも見えないわけではありませんから御本尊の20cmと新鋭の30cmを準備します。
以前の経験から望遠鏡は屋上の端にセットします。
そうしないと建屋と御本尊が遮るので見える天体が限られますし、GPSがうまく機能しません。
脚を置いて会長と二人がかりで本体を乗せロックボルトを締め・・・…本体がゆっくり倒れ始め慌てて押えた会長は本体に派手に頭突きを食らい望遠鏡を据える前から目から星が出ました。
仔細に調べると脚を置いただけでは受け皿の水平が出ずロックボルトは斜めにしか本体に刺さらず締め込み不能になるのです。
受け皿を水平にするには脚の出し入れするのではなく左右に振って位置を決めてやる必要があります。
なんとか電源投入にまでこぎつけ電源ONしオートアライメンとします。
どきどきしながら見ているとロボットのように自分の位置を確認しながら初めてGPSのチェックも自動でできました。
いざ基準星を…派手にファインダーがずれています。
皆さん、ファインダーは最初に調整しましょうね。
金星、火星と念願の自動導入(とはいえ惑星は制度が低い)しついに観望に成功しました。
長い道のりでしたができてしまえばこんなものです。
クリスマスイブに観望会が成立するのか?と心配はしたのですが意外と来観者がありホッとしました。
ところがですね、金星、火星、M42と見てもらうと次が続かないのです。
すばるも二重星団もM31大きすぎました。
M15やM2は今日のような天気では映えません。
ともあれ思いついた天体をすぐ導入できるのはありがたいですけどね。
土星も見てもらいたかったのですが観測可能高度になるのは21時の閉館間際なので数人にしか見てもらえませんでした。
来月はシーズンですし何とかしたいものです。
さしあたっては光害対策になりますからTGv-Mの使い方のレクチャーからはじめなくちゃいけません。
すると一段と小さな天体しか狙えないわけで頭が痛いですわ。