QVー10
(CASIO)


 25万QVGA(320×240、今風の表記では8万画素!)補色CCD単焦点機なんて最近はおもちゃなみですが、1995年3月の発表当時はエポックメーキングなデジカメでした。
 回転レンズ・液晶画面・パソコンとのデータ交換等という今日当たり前のデジカメの機能はQV-10ですでに盛り込まれていました。
 何より素晴らしかったのは数十〜数百万円だった「デジタルカメラ」の値段を一気に定価7万円にまで引きずり落としたことです。
 別項に既出ですが元々「デジタルカメラ付液晶テレビ」が開発コンセプトでしたので個人消費価格だったのです。
 パソコンリンクソフトが全くの別売だったのもこの辺りが理由のようです。
 当時の宿敵はリコーだったのですが、QV-10が明らかに格下であったにもかかわらず液晶で画像確認を行う点が支持されました。

 私はこのカメラは発売直後から3年にわたり利用し、実に2000コマを超える写真を撮りました。
 色のノリも悪く画像も粗く解像感もありませんが、なぜかマクロには比較的強いです。
 処理速度は異常に遅いのですが、パンフォーカスなのでシャッターチャンスは意外と逃しません。
 2000枚を超えてもディスクの消費はたったの67MBで、転送は煩わしいものの気楽に撮れるカメラです。

 電源はアルカリ電池ですが、消耗が激しいことは当時から指摘されていました。

プラスチック外装
レンズの下のスライドは絞りの切替用。

スペックからみるとサイズは大きいことに時代を感じます。

これらのボタンが操作の全てです。
ズームもフラッシュもありません。

カバーの下には電源、パソコンリンク、TV出力のジャックがあります。

 QV-10は初期ロットでバグがあり、社内に保有していたものはすべて電池電圧が下がるとハングアップしました。
 即座に修理に対応されたのには好感が持てました。


デジカメ履歴