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 2005年11月21日 朝日新聞 (第58回全日本合唱コンクール全国大会)

大久保混声80人 厳かな歌声披露
全日本合唱コンクール

 新潟市で20日にあった第58回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、新潟県合唱連盟、朝日新聞社など主催)で、関東代表として一般B部門(33人以上)に出場した大久保混声合唱団が金賞を、創価学会しなの合唱団が銀賞を受賞した。職場部門(8人以上)の東京ガスコーラスは銅賞だった。
 大久保混声合唱団は57年結成で全国大会出場は15回目。大学生から60代までの男女80人が集う。自由曲には「争いと平和」から「わざわいなるかな 血を流す町」と「エフラタのベトレヘムよ」を選び、厳かに歌い上げた。


 2004年11月22日 朝日新聞 (第57回全日本合唱コンクール全国大会)

力強く繊細に 大久保混声が金
全日本合唱コンクール

 松山市の愛媛県民文化会館で21日に催された第57回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、愛媛県合唱連盟、朝日新聞社主催)で、東京代表として一般B(33人以上)に出場した大久保混声合唱団が金賞と愛媛県知事賞を受賞した。同部門の舫の会女声合唱団は銀賞、職場部門(8人以上)に出場の東京ガスコーラス部は銅賞だった。
 大久保混声合唱団は「追悼」と「新生」をテーマに、力強く、また繊細に歌い上げた。指揮者辻正行さんが昨年11月に死去して以来、このテーマで活動してきた。団長の蓑島晋さん(34)は「集大成として、思い切り歌うことが出来た」と満足そうだった。


 2004年3月21日 静岡新聞 (辻正行メモリアルコンサートin静岡)

指揮者・辻さんしのび 250人で「レクイエム」
教え子が追悼の歌声

 昨年11月、胃がんのため71歳で亡くなった合唱指揮者、辻正行さんをしのぶ追悼演奏会「辻正行メモリアルコンサートin静岡」(静岡新聞社・静岡放送後援)が20日夜、静岡市池田のグランシップで開かれた。辻さんが四半世紀余りにわたり手塩にかけて指導した教え子たち約250人が、モーツァルトの「レクイエム」を披露。天国の辻さんへ感謝と追悼の歌声をささげた。

 国内の合唱界でリーダー的存在である辻さんは、約30年前、静岡市内で指導を始めた。静岡大学混声合唱団OB会や静岡TCF(辻コーラス・ファミリー)合唱団を教えるなど、日本各地でも合唱の輪を広げてきた。
 辻さんは2002年6月、胃を取り除く手術をし、退院後も練習場に通い続けるなど音楽活動を続けていたが、病状が悪化して昨年11月1日、息を引き取った。実行委員会の蓑島晋幹事長(33)は「教え子の事をいつも気にかけた気配りの人だった。一人ひとりの顔を必ず覚えていて、いつも優しく声をかけてくれました」と懐かしむ。
 今回の楽曲は02年6月、指揮を予定していた辻さんが病のため実現しなかった「レクイエム」。亡くなってから約5ヶ月。出演者が一堂に会して練習する機会は一度しかなかった。しかし、県内などで活動する9団体の合唱団が息の合ったハーモニーを響かせたほか、各団体が思い出の曲を歌い上げた。
 会場には思い出の写真などが飾られたほか、昨年5月、辻さんの在りし日の指揮姿の映像が流され、訪れた人が涙を流す場面も見られた。


 2004年3月19日 朝日新聞 (辻正行メモリアルコンサートin静岡)

名指揮しのび感謝の演奏会
心の指導、語り継ぐため

 昨年11月、胃がんのために71歳で亡くなった合唱指揮者の辻正行さんをしのんで、教え子やゆかりの音楽家が20日、静岡市池田のグランシップで追悼演奏会を開く。感謝と追悼の思いを旨に、参加者は「偉大な先生がいたことが語り継がれるような演奏会にしたい」と意気込んでいる。
30年前、静岡でベートーベンの交響曲「第九」の演奏会が開かれた。参加した静岡大学混声合唱団の学生が、練習で熱心な指導をする指揮者にひかれた。辻さんだった。
 当時、合唱団はなかなか全国大会に出場できずにいた。「合唱を教えてほしい」という学生の願いを辻さんは快く受け入れた。一人でも多くの人に合唱する喜びを伝えたかったからだ。以来、専任指揮者として東京から毎年静岡を訪れた。

 「大勢の中の一人と思わないで欲しい」。辻さんはそういって、団員一人ひとりに笑いかけながら指導した。大勢が参加する合唱では、自分がいなくても何とかなると思う人も少なくない。それだけに辻さんは「あなたがいなくちゃだめなんだ」とよく言った。だから、一度合った団員の顔と名前は忘れなかった。
 専門用語をほとんど使わず、誰にでも分かる指導だった。発声のいい例も悪い例も言葉ではなく実演して見せた。本番で実力以上の力を引き出してくれる「辻マジック」に団員は夢中になった。合唱団は全国大会の常連となるまでに成長した。

 辻さんが「背中が痛い」と不調を訴えたのが02年初めごろ。胃がんだった。その年の6月に胃を全部切り取った。退院後も変わらぬペースで全国を飛び回ったが、病は辻さんの体を確実にむしばんでいった。90キロあった体重が昨夏には50キロを切った。
 それでも「指揮をしてたら痛みを忘れるんだ」と練習場に通い続けた。演奏会の時には、舞台の袖にベットを置いて、幕あいのたびに体を横たえた。「これが最後になるかもしれないんだから、ちゃんと歌ってよ」。冗談めかしたその言葉に、残り少ない時間への覚悟がにじんだ。

 昨年10月31日朝、静大OBで今は辻さんの音楽事務所に勤める蓑島晋さん(33)が東京都内の病室を訪ねた。「こんにちは」。いつも通りのあいさつを交わした。「9日、振るから」。辻さんは小さく左手を上げ、またすぐ眠りについた。ベッドのそばには次の演奏会のテープや楽譜が並んでいた。翌日、亡くなった。
 追悼演奏会には静大生をはじめ、OBや清水フィルハーモニー管弦楽団ら約250名が参加。モーツァルトの「レクイエム」をささげる。午後5時開演。入場料千円。問い合わせは実行委の河野さんへ。



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