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サケの赤身の謎
幼魚=白身⇒海に降る⇒オキアミを飽食⇒赤身!!!⇒遡上⇒成熟⇒婚姻食で赤肌⇒白身
白身魚のサケ(サツキマスなども)は海に降りてオキアミを食べ、赤身になります。
オキアミはエビに似た巨大プランクトンで4〜6cmにもなり海釣りエサでお馴染みです。
アスタキサンチンっていう物質が赤く染めることまでは判明しています。
産卵の為に川へ遡上すると徐々に赤色が体色/卵色の方へ使われ(成熟=婚姻色)、
余り知られていませんが、産卵直前には物質が使われ白身に戻っています。
いやはや面白いシステムです。といいますか、そんなにオキアミが好きだったのか?
マグロとかの純粋な赤身魚とは違って、サーモンピンクって特別に言うのはこの為ですが、
湖の擬似降海型にも赤身がいます。
オキアミは湖には棲んでいません。湖の擬似降海型は何を食べて赤くなったのでしょうね?
または、そもそもオキアミで赤身になる説が間違っているのかもしれませんよね。
早速こんなレベルで「ハテ?」となるサケ科くん。研究をちゃんとやってるんでしょうか。
巨額な研究費を投入する国立の研究機関、税金や漁協の資金たちは無駄金だと、
怒ってしまう人が出てくる前にお教えしますと、湖ではエビがいます、大量じゃないですが。
ただ、オキアミ(巨大プランクトン)とエビは全く別の生き物で空間に占める存在率も雲泥の差。
オキアミの成分の代わりを湖の生物で探すと何が該当するのか?
こうやって人は勉強し、知識をためていくのですね。
間違えて別の川に入っちゃう事は無いのでしょうか?
サケ科魚類の母川回帰はいつも正確だとお思いの皆さん、違います〜。
間違えて違う川に遡上したり、時期までウッカリするものも多いです。
シロザケ・・・”トキシラズ”として売られているのは、時期を間違えて春に遡上しちゃったサケ。
わりと脂が乗っており、美味しい。普通は秋。
カラフトマス・・・生まれた川を間違えまくって回帰が悪く、養殖事業に利用できないほど。
大量に生息していて、サケに比べて美味しくなく、カンヅメにされる事が多いです。
2年で成熟する為、隣り合わせの年のカラフトマスとの交流が無く、
同種なのに遺伝子がかなり違う部分があると推定されていて、面白いです。
面白いといえばベニザケ。一服できる湖などが中腹にある河川を好んで遡上します。
カラフトマスとベニザケはTVで見ると同じように背中が出っ張り(セッパリ)見えますが、
北海道で試験的に釣りが出来る忠類川ではサケとカラフトマスがメインです。
ベニザケはサクラ・サツキと同じ”特級”クラスで水産資源価値が高いです。
余談ですがイワナって平らじゃないのはどうして?という以前質問をよく頂いたのを。
渓流に住むイワナはどう猛な魚で、水中のケモノと呼んでもいい程なのは周知のとおり。
彼らは水温の高い中では生きていきけないので、渓流の上流部に棲んでいます。
しかしそのような上流部は水量が不安定。流れが枯れてしまうことも少なくありません。
流れの枯れが起こった時は、イワナは水から出て地面を這って水場まで移動する。
彼らの身体は丸いので通常の魚のように横倒しにならないし、
身体がヌルヌルしているので、障害物をすり抜けていくのだといいます。
重要なバックグラウンド・漁協の近年の変化
最近、放流量が減っているのを知ってる方は知っていますが、余り知識として広がっていません。
2007年はどれだけ放流されたのか皆さんの地元・行きつけフィールドで調べてみて下さい。
減っているのは中々厳しい現実からです。
これの理由は、養殖個体のまぁまぁの大きさ、20cmほどの成魚を放流すると、
自然に孵った天然の稚魚も食っているという事実を漁協が深刻に受け止め始めたからです。
成魚を放流したら天然の仔魚を食ってしまう、しかし放流しなければ釣り人が来ない。
問題をクリアーにするため苦肉の策が、池を利用した内水面を作り自然に影響を与えず、
そこで釣らせるという方法。つまり管理釣り場の推奨が起きたのはコレが発端だそうでした。
尤も、やる気がないじゃないか?と思うほどの漁協も多々ありますが。
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