酒を愛で、酔いに興ずるは「酒徒」という者
月に誘われ杯を傾け、酔いの火照りのままに夜を彷徨う
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酒を愛する人のことを、「酒徒」という。・・・なんだか言い当てられているようで、この呼び名がすっかり気に入ってしまった。
自分なりの定義としては
酒を「味わい」ながら酔い心地を「楽しむ」気持ちがあり
季節や肴、語らいを大事に思える人
・・・というところだろうか。
たまには大騒ぎをするのも楽しいけれど、良い酒を味わうならば、リラックスしてゆっくりと飲みたい。
ところで、私は李白の詞が好きだ。
「詩仙」の異名をとるだけあり、彼の詞に込められた酒徒の思いは、時を越えて現代に受け継がれているのだと思う。
「この気持ち、分かるよなぁ」なんて、酒飲みだったら誰だって思うはず。
三杯 大道に通じ 三杯通大道 一斗 自然に合す 一斗合自然 但(た)だ酒中の趣を得んのみ 但得酒中趣 醒者の為に伝うること勿(なか)れ 勿為醒者伝 (李白「月下独酌」) −李白「月下独酌」
酒を三杯飲めば、物事の通りが分かったような気がし、
一斗も飲む頃には、この世界と一体になった気分になれる。
ただ酒を飲んでこの境地に達すればいいのだ。
素面の奴には教えてなぞやるものか。
何とも自由な気持ちではないか。
私も酒徒ならばこうありたいと願うのである。