ウッドベースの練習

 ウッドベースでブルーグラスの2ビートを弾くのは、そんなに困難ではありません。
 音がルートと5度しかないので、左手をにぎったままで弾けるからです。
 ひとたび、それ以上の4ビートになったとたんに、別の訓練が必要になります。
 ここでは、自分の体験をもとにそんな練習を書いてみましょう。

4ビートライン

 4ビートのラインの作り方はいろいろあって、
 1)ド ド ソ  ソ     2ビートからの発展形
 2)ド ミ ソ  ド     コードトーンから外れないように弾く
 3)ド ミ ソ  ラ     6度がたまに入ってくる。
 4)ド ミ ファ ファ#   次のコードがドミナントとして半音進行

 この先にはまだまだややこしいラインが待っていますが、とりあえず2ビートから背伸びするには、1)を十分に練習することが重要です。

右手の練習

 2ビートの時に比べて、音数が倍に増えますので,力をいれて弾いていると1ステージのあいだ手がもちません。
 手首部分の重さで弾くのがコツです。 人差し指は中指、薬指と添えて一体にしておいて離れないようにします。
 指の関節の力で弾いてはいけません。 手首を落とす勢いで指を引っ掛けます。

左手の練習

 メトロノームを120程度にセットして、Cのスケール、Gのスケール、Aのスケールなどを4ビートで弾きます。 だんだん速度を上げていって200程度まで練習します。
 4ビートでは、「握りネック」をしているひまは無く,親指をネックの裏に持ってくるクラシック風のフォームが必要です。
 教則本では、薬指は使わず、小指に添えると書いてありますが、これができるのはバルカン人だけです。(Mr.スポックの挨拶を思い出せ)
 できない人は薬指は中指に添えたほうが楽です。
 エレベと違って、ポジション移動なしにはフレット3つ分しか押さえられません。

4ビートの種類

 4ビートと言っても何種類かあります。
 1)ブルーグラスの4ビート フォギーマウンテンスペシャルの雰囲気
   あまり音を伸ばさず、ジャストのタイミングで弾きます。

 2)スイングの4ビート 一般的なジャズコンボの雰囲気
   前の小節をちょっと食い気味で、できるだけ音を伸ばしてアタックは消して弾きます。

 3)8ビートをやりたいけど4ビートで我慢する4ビート
   コットンフィールズとかをウッドベースで弾るときに、8ビートをやりたいけど
   指が廻らないし、細かい音は聞こえないよってときにやる4ビートです。
   このときは、8分音符で音を出し、8分休符をはっきりといれて8ビートを感じてもらうようにします。

 この二つの雰囲気を弾きわけることが重要です。

テンポの練習

 自分がどれだけ走るのか、知っておくためにもメトロノームの練習は欠かせません。
 これは2ビートでやります。

第一段階 メトロが表拍

 速度は手始めに120程度。 メトロのぜんまいを一杯まで巻きます。
 メトロの音にベースをかぶせるようにジャストのタイミングで弾きます。
 メトロの音がベースの音で聞こえなくなるまでやります。
 このとき、自分のリズムとずれるからといってメトロの速さを調節してはいけません。
 かならず、ぜんまいがほどけるまで弾き切ること。
 一巻き分終わったら、速度を4上げて124にしてもう一回。
 そうやって、最終的に96〜160くらいの速度を全部練習すること。

第二段階 メトロが裏拍

 さっきとやることは同じです。
 ただし、今度はメトロがマンドリンの代わりになります。
 メトロとずれても止まらずに、徐々に修正するようにします。
 ずれた感じがしても、思ったほどずれていないもんです。

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