Back
カルチュア・パブリッシャーズ
カルチュアパブリッシャーズ?何それ?
と、思った人も多いのではないでしょうか。
その正体は、SIMPLE1500円シリーズを生み出し、
業界に低価格ゲームのブームを巻き起こしたソフトハウスです。
99年の年間ソフトハウスランキングでも、テクモやタイトーといった老舗をも越える
ソフト販売数を記録し、新しいソフトハウスの台頭は不可能と思われていた業界に
やり方次第では売れるという確たる証拠を叩き付けました
ここで、SIMPLE1500円シリーズ成功の軌跡と、その傾向から見えてくるものを分析します
例によって、シリーズの販売本数のリストをまず提示します。
SIMPLE 1500円シリーズ販売本数
| タイトル | 初動本数 | 累計本数 | 発売日 | 最終登場週 |
| THE 麻雀 | 1.8 | 57.1 | 1998/10/22 | 1999/6/2週 |
| THE 将棋 | 0.9 | 12.8 | 1998/10/22 | 1999/2/3週 |
| THE リバーシ | 0.5 | | 1998/10/22 | |
| THE 花札 | 0.8 | | 1998/11/19 | |
| THE カード | 0.6 | | 1998/11/19 | |
| THE ビリヤード | 3.0 | 31.2 | 1999/4/22 | 1999/8/3週 |
| THE ピンボール3D | 1.0 | | 1999/7/22 | |
| THE ブロックくずし | 1.7 | 5.7 | 1999/8/12 | 1999/9/2週 |
| THE クイズ | 1.5 | 2.4 | 1999/8/12 | 1999/8/3週 |
| THE バイクレース | 0.7 | | 1999/9/30 | |
一番売れたのはTHE 麻雀ですが、初動が1.8万で累計が57.1万
実に初動累計比が脅威の3%
2週間で商売が終了すると言われるこの業界において考えられないほどの異常な数字です
近年これに近い数字を記録したのはあのポケットモンスターだけです
と、この表からでもSIMPLE1500円シリーズが常識を覆す売れ方をしたことがわかりますが
表には現れないところで、さらに凄い記録が生まれていました
THE 将棋 の軌跡
| 週間販売本数 | 累計本数 |
| 1998/10/4週 | 0.9 | ― |
| 10/5週 | 0.7 | 1.6 |
| 11/1週 | 0.5 | 2.1 |
| 11/2週 | 0.6 | 2.7 |
| 11/3週 | 0.5 | 3.3 |
| 11/4週 | | |
| 12/1週 | | |
| 12/2週 | | |
| 12/3週 | | |
| 12/4週 | | |
| 1999/1/1週 | | |
| 1/2週 | | |
| 1/3週 | | |
| 1/4週 | | |
| 2/1週 | | |
| 2/2週 | 0.8 | 12.2 |
| 2/3週 | 0.6 | 12.8 |
この表の意味がわかるでしょうか?
そう、ランクから消えて11週後に再びランクインしているのです
これまた、今の業界では信じられないほどの大記録です
その11週の間に約9万のセールスを積み立てていますが
これは週8千本ペースで売れ続けた事を示しています
この後2週間でまたランクから消えていますが、その後もランクには見えないだけで
実は裏で確実に週5千本程度売れ続けている事が想定されます
この商法のキモはもちろん、派手な演出を要しない
定番ソフトを低価格で提供している事にあります
1500円では利幅が少なく、これだけ売れても利益は少ないんじゃないか?と思われるでしょうが
上記で示したとおりに、ランク外でまだ確実に売れ続けていると思われます
しかも、Play Station 2はPSと互換性を持ちます
スペックがそれほど肝要ではない類のソフトなので、PS2の下でもSIMPLE1500円シリーズ
は売れ続けることでしょう
そう、商売は未だ終わっていないのです
またもや、ここから蛇足ですが、CPの成功後
低価格キャンペーンを組むところが出てきました
メジャー(?)どころではパンドラボックスが1980円でRPGを出すという
キャンペーンを開始しました
低価格で定番ソフトを提供してこそこの手法が成功を収めた
という事をわかっているのでしょうか?
ただ価格を下げただけでは、利幅を小さくするだけだと言うのに…
Back