任天堂はN64発売当初にそれまでの流れを全て否定する
セカンドパーティー構想をぶちあげました
駄作を出すサードパーティーはいらない、というその過激すぎる戦略は
結果的にはプレイステーションの台頭を許すことになってしまい、 トップシェアを奪われるという結果をもたらしました
そして、それから4年―失敗したかに見えたセカンドパーティー構想でしたが
任天堂はひたむきにそれを推し進め
ついにその理想の姿が手に届くところまで体制を立て直してきました
セカンドパーティーがいかに大きな存在となってきているのか?
N64が発売された1996年6月23日からこちらの任天堂発売の全ソフトリストです
# NintendoPowerタイトルはランクインしたもののみをあげています
64DDタイトルは除外しています
企画・開発は一部推測です。間違っててらゴメンナサイ
1996年 機種 タイトル 発売日 企画・開発 Party 公式出荷数 N64 スーパーマリオ64 6/23 情報開発部 任天堂 185 N64 パイロットウィングス64 6/23 ? 任天堂 GB モグラーニャ 7/21 ? 任天堂 N64 ウェーブレース64 カワサキジェットスキー 9/27 情報開発部 任天堂 GB ピクロス2 10/19 ? 任天堂 SFC マーヴェラス〜もうひとつの宝島〜 10/23 開発2部 任天堂 GB ヨッシーのパネポン 10/26 インテリジェントシステム? 2nd SFC スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 11/21 RARE 2nd GB ドンキーコングランド 11/23 RARE 2nd N64 マリオカート64 12/14 情報開発部 任天堂 212
自社開発率70%
N64発売当初の主要なセカンドパーティーは、HAL研究所とRARE社でした
しかし、当初開発ラインの少なかったRARE社は最初のソフト提供が9ヶ月後
HAL研はなんと2年7ヶ月後にようやく最初のソフトを提供するていたらく
結局、自社だけで立ち上げることになってしまい
さらにはまだSFCやGBもサポートしているためにN64への注力は1/3
看板のマリオはそんな中でよく頑張った方です
1997年 機種 タイトル 発売日 企画・開発 Party 公式出荷数 SFC カービィのきらきらきっず 1/25 HAL研究所 2nd GB ゲームボーイギャラリー 2/1 ? 任天堂 SFC 糸井重里のバス釣りNo.1 2/21 HAL研究所 2nd N64 ブラストドーザー 3/21 RARE 2nd N64 スターフォックス64 4/27 情報開発部 任天堂 N64 スターウォーズ 帝国の影 6/14 ルーカスアーツ 3rd N64 ゴールデンアイ007 8/23 RARE 2nd GB ゲームボーイギャラリー2 9/21 ? 任天堂 N64 ディーディーコングレーシング 11/21 RARE 2nd N64 ヨッシーストーリー 12/21 情報開発部 任天堂 99
自社開発率40%
サードパーティーも頼りにならない状況の中で、国内N64は伸び悩みながらも
3本の良作ソフト提供を果たしたRARE社の評価が急上昇
北米におけるRARE社の大ブレイク(007が700万本出荷果たす)により
N64は世界レベルでの一応の成功が確定しました
しかし、そんな好調の北米に比べて日本では何ヶ月もソフトが出なかったりと
負けムード全開で、僅かな希望がゼルダの伝説と
そして謎に包まれた外付けハードである64DD…だと思われていました
つまるところ、やはり任天堂だけでどうにかしなければならない状況だったわけです
1998年 機種 タイトル 発売日 企画・開発 Party 初動 累計 公式出荷数 N64 1080°スノーボーディング 2/28 情報開発部 任天堂 - - SFC 星のカービィ3 3/27 HAL研究所 2nd - - N64 F-ZERO X 7/14 情報開発部 任天堂 5.6 7.7 N64 ポケモンスタジアム 8/1 クリーチャーズ 2nd 16.0 49.1 137 SFC ダービースタリオン98 9/1 パリティビット 3rd 3.0 3.0 GB ポケットモンスターピカチュウ 9/12 ゲームフリーク 2nd 85.1 190.1 GB ワリオランド2 10/21 ? 任天堂 2.8 17.8 GB テトリスデラックス 10/21 ? 任天堂 1.1 1.7 N64 ゼルダの伝説 時のオカリナ 11/21 情報開発部 任天堂 38.6 114.4 145 N64 バンジョーとカズーイの大冒険 12/6 RARE 2nd 4.3 33.0 GB ゼルダの伝説夢を見る島DX 12/12 情報開発部 任天堂 5.0 24.7 N64 ピカチュウげんきでちゅう 12/12 アンブレラ マリーガル 20.5 69.1 N64 マリオパーティ 12/18 ハドソン 3rd 15.4 81.5 GB ポケモンカードGB 12/18 ゲームフリーク 2nd 16.4 81.3 N64 F-1 WORLD GRAND PRIX 12/18 ビデオシステム 3rd 2.1 2.1
自社開発率40%
上半期は97年をそのまま引きずり、ゼルダが待ち望まれる状態のまま推移
そして…下半期。N64を救ったのは――2ndパーティー達でした
確かにゼルダは期待通りにミリオンを達成しましたが
F-ZEROXも奮わず、任天堂開発ソフトで健闘したのはゼルダのみ
それに対してポケモンのN64上陸、脇を固めたハドソン、マリーガル、RARE社
任天堂だけではこれだけのラインナップは不可能
2ndパーティーの活躍により、98年クリスマス商戦はN64&GBが制しました
1999年 機種 タイトル 発売日 企画・開発 Party 初動 累計 公式出荷数 N64 ニンテンドーオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ 1/21 HAL研究所 2nd 18.3 146.1 168 N64 ポケモンスナップ 3/19 HAL研究所 2nd 9.5 46.7 GB ゲームボーイギャラリー3 4/8 ? 任天堂 - - GB ポケモンピンボール 4/14 ジュピター 2nd 24.7 67.9 N64 ポケモンスタジアム2 4/30 クリーチャーズ 2nd 19.1 61.2 N64 マリオゴルフ64 6/11 キャメロット 2nd 12.6 42.5 N64 オウガバトル64 7/14 クエスト 3rd 10.3 14.6 N64 スターウォーズ エピソード1レーサー 7/21 ルーカスアーツ 3rd 3.2 7.2 GB マリオゴルフGB 8/10 キャメロット 2nd 9.3 19.3 N64 スターウォーズ 出撃ローグ中隊! 8/27 ルーカスアーツ 3rd 1.8 2.8 SFC ファイアーエムブレム トラキア776 8/27 インテリジェントシステム 2nd 3.0 15.9 GB ポケットモンスター金・銀 11/21 ゲームフリーク 2nd 142.6 538.0 N64 スターツインズ 12/1 RARE 2nd 1.2 1.2 N64 カスタムロボ 12/8 ノイズ マリーガル 3.6 16.7 N64 ドンキーコング64 12/10 RARE 2nd 16.2 72.6 N64 マリオパーティー2 12/18 ハドソン 3rd 13.1 62.8
自社開発率6%
そして、HAL研がN64にようやく登場
さらにポケモン旋風が吹き荒れ、任天堂自体はまるでソフトを出さなくても
2nd、3rdが機能し、N64&GBは国内において過去最高の年を迎える事になった
ここに2ndパーティー構想が実を結ぶ事になる
2000年 機種 タイトル 発売日 企画・開発 Party 初動 累計 GB ドンキーコングGB〜ディンキーコング&ディクシーコング〜 1/28 RARE 2nd 4.9 12.4 GB トレード&バトル カードヒーロー 2/21 開発1部 任天堂 6.9 11.7 GB スーパーマリオブラザーズDX 3/1 ? ? 2.4 6.8 GB ワリオランド3 不思議なオルゴール 3/21 ? 任天堂 6.7 19.6 N64 星のカービィ64 3/24 HAL研究所 2nd 24.6 59.3 N64 糸井重里のバス釣りNo.1決定版! 3/31 HAL研究所 2nd 1.5 1.5 N64 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 4/27 情報開発部 任天堂 31.4 53.0 N64 エキサイトバイク64 6/23 Left Field 2nd ? ? N64 マリオテニス64 7/21予 キャメロット 2nd ? ? N64 マリオストーリー 8/11予 インテリジェントシステム 2nd ? ? GB コロコロカービィ 8/23予 HAL研究所 2nd ? ? N64 風来のシレン2〜鬼襲来!シレン城〜 9/27予 チュンソフト 3rd ? ?
自社開発率25%
今、任天堂の2ndパーティーは
まず、筆頭としてRARE社、HAL研究所
そしてクリーチャーズ、ゲームフリーク、インテリジェント、マリーガル
キャメロット、ハドソン(微妙)、Left Field
コナミとの合弁会社モバイル21、電通との合弁会社エヌキューブ
さらにブラウニー・ブラウン
クエストやチュンの例のように、リスク軽減のために任天堂に販売を任せ
開発のみを行う3rdパーティーもまた出てくるでしょう
GBAもあるわけですが、N64発売当初からここまで2ndパーティーは増えました
任天堂の目指す2ndパーティー構想は
ここに完成しようとしている、と言えるでしょう
次世代機ドルフィン(仮)にしても、PS2を筆頭に
X−BOX、DCとの激しいシェア争いが展開されると思いますが
任天堂がいて、その脇を固めるこれだけの力があれば
どの程度かは定かではないが、最低今のN64並の成功は約束されている
と言えると思われます