スクウェアエニックス合併記念 各種データ集(1)

 1998年より5年連続で任天堂・コナミの1,2が続いており、この2社で市場全体の1/3のシェアを占めている状態ががっちりと固定されています。国内No.1ソフトハウスは任天堂、ハードメーカーを除くとNo.1はコナミ、というのがデータから裏付けられた「事実」でした。

 そしてそれに続く次の集団がSCE、カプコン、スクウェアで、さらにその下にバンダイ、セガ、ナムコ、エニックス、バンプレストと、ここまでが年間にコンスタントに100万本オーバーの実績を誇る「大手」で、この10社でシェアの約8割を占めるというパワーバランスが長い間続いていました。

 そんな中でのこのスクウェアとエニックスの合併劇。

 以下は1997年からの、上位2社+スクウェア、エニックスの販売実績推移表です(単位1万本)

  1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年
任天堂 (3) 499.0 (1) 526.8 (1) 1085.3 (1) 840.9 (1) 828.9 (1) 468.4
コナミ (9) 165.4 (2) 508.1 (2) 823.3 (2) 624.3 (2) 469.3 (2) 405.1
スクウェア (1) 797.9 (4) 376.4 (3) 745.9 (4) 434.1 (6) 279.7 (6) 148.1
エニックス (31) 16.0 (7) 271.9 (7) 186.0 (3) 443.8 (5) 281.1 (5) 130.1
             
スクウェアエニックス [1] 813.8 [1] 648.3 [2] 931.9 [1] 878.0 [2] 560.8 [3] 278.2

※ 2002年データは〜11/24までで不完全です

 上表の通り、この2社を合わせた販売本数累計は、1997年からの6年間で任天堂に対し3勝3敗のがっぷりよつ。コナミに対しては5勝1敗。

 文字通り、国内最強のソフトハウスが誕生したわけです。


 スクウェアとエニックスは、内製に完全外注と会社の形態こそまるっきり正反対なものの、それぞれファイナルファンタジー(以下FF)、ドラゴンクエスト(以下DQ)という最強のキラーコンテンツを抱え、同時にそれらへの依存度が高すぎて、それらが発売されるかどうかで業績が大きくぶれるという点がそっくりです。

 以下は、年間で「何もランクインしなかった週の数」、また「その年に発売し、ランクインしたタイトル数」の表です。

  1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 累計
  未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数 未ランクイン週数 ランクインタイトル数
任天堂 0 10 2 15 0 16 0 23 0 23 0 19 2 106
コナミ 12 24 1 31 0 46 0 55 0 49 2 45 15 250
スクウェア 4 12 12 9 2 14 8 13 20 6 20 12 66 66
エニックス 40 1 12 8 9 5 17 7 15 6 18 11 111 38

※ 2002年データは以下略

 任天堂は6年間(約300週)で1タイトルもランクインしなかった週がたったの2週だけ。98年からの5年間で言えば、コナミがそれに続く3週とこの2社の安定度は素晴らしい。これに対しスクウェアは66週と5週に1度はランク外に、エニックスに至っては3週に1度ランク外と波が極めて激しい事がわかります。FF、DQへの依存度がそのまま数値として表れていると見ていいでしょう。

 しかし、タイトル数を見ればわかるようにスクウェアとエニックスの数字を足すとランクインタイトル数も任天堂に匹敵することになり、ぶつからないように販売時期を調整すれば弱点を補い合うこともできるかもしれません。


(2)に続きます