Back

 ワンダースワン

世界の覇者ゲームボーイへ挑戦状を叩き付けて早半年が経過
公式発表では、7月末に100万台の出荷を果たし、順風満帆に見える。
しかし、それにしてはワンダースワンのタイトルがヒットしたという話はついぞ聞いたことがない
果たして、ワンダースワンは成功なのか?失敗なのか?この先どうなるのか?
数字を元に分析してみます。


POCKET

このグラフは、ワンダースワンが発売されてからの各週の各携帯機のソフト販売数です
ワンダースワンが盛り上がったのは2度、発売日とそして4月第3週――
つまり、スパロボコンパクトが発売された週です。
そして、その後は週間販売数が5万本を一度も越えていません。
また、この期間中のワンダースワンのソフト販売累計本数は 49万9千本―約50万本です。

ハードが100万台でソフトが50万本?ソフト1本にハードが2台??
もちろんそんな事はありえません。ハード台数が出荷であること、そしてソフトの販売数を
ファミ通TOP30から拾っている事からこのような事になっているわけです。

     しかし、それでも、

   ・ハードと同時にソフトを1本だけ買ってそのままのケースが多い
   ・販売数に対して出荷数が多すぎ、ハードが市場でだぶついている

などの事がわかります。そしてこの先、10万本を越えるようなタイトルも見受けられません。
ソフトのラインナップもバンダイのものがほとんど、お先真っ暗というのが著者の考えです。


携帯機は一度市場が滅びました。そしてそれを復活させたのがポケットモンスターなわけですが、
ポケモンは携帯機ならではのゲーム性を持っていました。そしてその後、
ドラゴンクエストモンスターズ遊戯王デュエルモンスターズ
という2つのミリオンヒットが携帯機から誕生しましたが、DQMはもともとグラフィックに依存せずに
人気があった事、遊戯王は原作人気と携帯機向きのカードゲームだった事など、
携帯機である事がマイナスにならない、あるいはプラスとなる要素を持っていました。

ワンダースワンのタイトルはその多くが、携帯機であるメリットよりもデメリットを多く含んだ
ソフトばかりであり、さらに安易なスケールダウンした移植が目立ちました。
例外はGUNPEYぐらいのもの。そしてこれはそれなりの話題にもなり評価も受けました。
しかし、それっきりです。

もともと一度滅んだことからわかるように携帯機には安定した市場など存在しません。
いかに携帯機である事のメリットを生かしたソフトづくりをするか?
ワンダースワンはこの点を追求しない限り生き残る事は出来ないでしょう。

この冬、ワンダーゲートで通信という携帯機ならではの道を模索した一つの結果が提示される様です。
インフラを揃えて、さてどのようなものを提供できるのか?


Back