ANT基台の製作
2004.Feb.19 更新 7K4UBL
CQ ham radio 3月号/2004 掲載されました
毎日の通勤に車を利用しています。HFからV/UHFまで車両法の範囲内でANTを取り付けていますが、週末の
買い物等で出掛けた際、ANTが邪魔で屋内駐車場へ入れず、雨の日などは家族からクレームもしばしば・・・。
通勤中のラグチュー仲間にそんな話をしたところ、ドアミラーの部品(モーター)を使ってANT基台を倒すようにして
いると聞き、早速、私も製作してみました。
先ずは部品集めですが、メインとなるのは電動可倒式ドアミラー。これは自動車整備板金工場の廃品を頂き
ました。廃品と言っても事故や傷などで交換したもので、モーターなどの駆動部分には異常の無い物です
(最近は部品そっくり交換なのです)。今回入手したミラーは日産車のものでした。
駆動部分の動作テストを行い、基台製作に必要ないパーツ(ミラー等)を取り外し、どのような方法で車に付けよう
か?など考えていたところ、幸にも外装の形状が良かったので、外装パーツなどオリジナル部分を可能な限り使用
して、加工の工程を極力減らす事にしました。
私の車にはANTを付ける事を前提にルーフラックが付いています。その為、今回の基台もラックに付けるよう
に加工を進めました。
ミラーの骨格となっているダイキャストにM6のタップを立て、8ミリパイプでスぺーサーを作り、M6ボルトと2ミリの
ステンレス板でベースになる部分を作りました。(写真1参照)
ベース板にチャンネル(コの字型)に曲げた板を溶接してルーフ・バーへ挟み込む形にしました。
ANTを取り付ける板も穴明け、曲げ加工を行い、完成写真及び下記画像のような形になりました。
ベース板等 内部 内部等の加工寸法
HFのANTを取り付ける予定が有りましたので、丈夫にを前提にステンレス板やボルトを選定したためかなり重く
なってしまいました(約1.5kgです)。
2ミリステンレスと8ミリ真鍮パイプでベースを作る。 M6×60のボルト止める。
写真1
あとは電気的な工作です。工作と言っても12Vの電源とSWの取り付けのみです。
モーター内にリミットSWが内蔵してあり定位置にくると電源がOFFになる構造です。モーターはプラス・マイナスを
反転することで動作します。そのためSWは2回路2接点を使用します。
SWの配線はこんな感じです。
SWは天井に付けた。これもステンレス板と真鍮パイプの加工
写真2
車に取り付け、配線をすれば完成です。今回、あえて塗装を行いませんでしたが、車に合わせて塗装をすればより
FBかと思います。
構造上90度倒れないのが難点ですが、私の目的である屋内駐車場へ入る為の車高は確保されるで満足して
います。
クリックすると拡大します。
キャリアも含め全高2.2m
今回使用したミラーと同じ物が入手出来るとは限りませんし、車種により取り付けが難しい事も予想されます。
こんな利用、加工の仕方があるというアイデアを買って頂けたら幸です。
他メーカーの電動ミラーも同様と思いますが、ミラー駆動用モーターはかなり小さな物です(マブチモーターくらい)
が、複数のギヤで減速されHFモービルANTくらいの負荷は楽々動かしてくれます。また構造上ANTを倒さずに
障害物にぶつかっても倒れるので、安心して利用できます(倒れる方向は確認して下さいね)。
またミラー本来の定位置で軽くロックされるのもFBです。防水も考慮され、本文中にも書きましたが、定位置で
電源がOFFになる構造もFBかと思います。
今回の製作にあたりJR1***、7K3IZMのお二人には部品の入手、加工などで
大変お世話になりました。 この場をお借りして、お礼申し上げます。
DE 7K4UBL 吉川市アマチュア無線クラブ/ニンジン友の会/JARL A1 CLUB
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CQ誌3月号掲載