10月20日午後
Vivo-Cityというものが何なのかさっぱり知らずに行ったんですが、結局のところ、大きなショッピングセンターでした。セントーサ島を眺められる場所にどーんと建っていて、中では、高級眼鏡店が開店パーティをやっていたり(招待客にはシャンパンでおもてなし、のような事をしていたように見えました)、まだまだ工事中のお店がいくつもいくつもあったり、フリースペ−スにはアーチストが自作品を販売できるような「アーチスト屋台村」のような場所があったり、とにかく賑やかでした。
 けれど、私の目的はショッピングではなくてアート見学なので、ビエンナーレのショートガイドと首っ引きで、うろうろしてみました。とりあえず見る事のできた作品が、以下の写真になります。

左から順に、フラワーツリー、Vivoパンチ(赤いキャラクター)、アフロディーテの薔薇という名のベンチ、雪だるま、そして、Thereと名付けられた、鉄棒にぶらさがっている人型の作品。ちなみにThereをずっと見ていると、風でふらふら揺れているだけかと思いきや、 くるりと鉄棒を一回転したりするんでびっくりします。
ちなみに、アフロディーテの薔薇は日本人のアーチストさんの作品なので、ご本人のブログに設置風景がありました。こちら。初めての海外設置作品となったとのこと。長くあの場所で愛される作品となったのではないでしょうか。ただ、思いっきり海風の当たる場所なので、経年変化がちと心配かもしれませんねえ。
他にもRainDrop、SnowFlakes、GOGOという作品があったはずですが、 RainDropに至ってはインフォメーションで聞いても場所を知らないと言われるような有り様でしたし、疲れてしまったので、引き上げることにしたのでした。でも帰りがけに見つけた食品売り場で「シンガポール風チキンライスの素」などを大量購入したりもしてましたけど(笑)。

ちなみに、作品とは関係ないんですが、思わず笑ってしまったのが、こちらです。
日本で例えるなら「工事中につきご迷惑をおかけします」と、作業服のおじさんがお辞儀している看板、といったところでしょうか。
何がおかしかったかというと、日本でもこういう事はあると思うんですけれど、さすがに屋上の床板が外れそうになっている箇所が複数あるような状態ではオープンしないし、こんなに立派な言い訳用看板も用意しないんじゃないかと思ってしまったからでした。
背景の白い網の上に緑色と黄色の物体がちらりと見えていますが、これらもVivo-Punchの仲間だったようです。

 ここで一旦ホテルに戻って休憩を取りました。乗り込んだ地下鉄の窓に貼られていた広告が興味深かったので、ここでもパチリ。蚊対策には苦労しているということでしょうか。さすがは熱帯雨林。
昔は道路の側溝にボウフラ対策でグッピーを飼ってましたけどねえ。今は辞めたのかな?

遅めの昼食は、ホテルの隣のビルで購入してきたタピオカ餅など、派手なアジアンスイーツにしました。赤と緑の餅なんて、日本だったら絶対食べないですよねえ。でも美味しいのです。4つで2ドル(160円ほど)という安さでお腹いっぱいですし。


 いろいろと増えた資料やら調味料などをホテルに置いて、今度はHDBフラットを目指して地下鉄で Tiong Bahru駅へ向かいました。
 駅から目的地まで5分強、てくてく歩いてゆく道は、シンガポールのフラットの多い住宅地ってこんな感じだよなあという、懐かしい感じにあふれていました。フラットというのは、イギリス式の英語で集合住宅を示す言葉だったと思います(ちなみにシンガポールはイギリス領だった時代の影響が強いので、ショッピングセンターなどではcentreと表記されているのが見られます)。
 HDBフラットを私は公団住宅と訳しましたが、国営の高層住宅のことです。シンガポールの住宅地には、HDBフラットのような高層住宅が立ち並ぶ地域と、2階建ての家が並ぶ地域があるような気がします。別にどっちの方が高級とかってことも無いのではないかなあ。ちなみに、2階建ての家の場合、同じ屋根の下に1軒だけ、ということはまずなくて、大抵は2軒が中央の壁を共有していますし、何軒もが連なった長家形式のようになっていることもあります。それぞれの家で全く違う色に壁を塗ってしまったりしているので、通りから眺めているだけでも面白かったりしました。そういえば、日本で見るアパートのような建物は無い、かな?

会場となった Indus Road のBlk 79は、かなり古いタイプのHDBフラットで、1階に商店があったりするようでした。
まずは外観を彩ったさまざまな色の布を眺めました。階段の踊り場の下から上までが作品となっていました。綺麗だったけれど、綺麗ってだけで終ってしまいました。解説ボードがせっかく用意されていたのだから、じっくり読んでくれば良かったかな。
なお、壁の色が綺麗に塗られているのは、もともとだと思います。フラットとしては古いけれど、外壁の手入れなどはきちんとされている印象がありましたので。

HDBフラット外観


 更に中へと進むと、 フラットに住むお年寄りが集まってお茶を飲んだり、中国将棋を指したりするんだろうなあと思えるような空間に、ピンクに塗られた柱が出現。シティホールのピンクウインドウと同じ方の作品で、こちらに描かれたのは、ここに住んでいるお年寄りたちの横顔と、彼らにインタビューした言葉たちでした。
 公衆電話の置かれた一画は、壁にさまざまな模様が描かれて綺麗になってましたが、ずーっと電話をいじっている変なおじさんがいたので、早々に退散。更に奥に進んだら、小部屋に「キノコ工場」という作品がありました。キノコを菌糸から育てて、子供達と一緒に収穫&料理したのだそうです。壁には子供達の書いた料理レポートなどがありました。翌日シティホールのガイドさんに聞いたところ、キノコにちょうど良い湿度と温度の管理がなかなか大変なのだそうです。きっちりと機械制御されているのだとか。お金のかかるアートですねえ。
 フラットを出て来たら、ちょうど51番バスが来たので飛び乗って、SMUのインフォメーションセンター近辺に戻りました。バスの行き先道路標示がSMU近辺っぽかったので、とりあえず乗って、窓の外の景色を眺めながら知った風景のところで降りた感じです(笑)。EZリンクカードの記録によると、この時の料金は40セントだったようです。カードだと料金の割引が効くそうですが、それにしても安いなあ。
 SMUのインフォメーションセンターで、シャトルバスのバス停の場所などを確認。最初に聞いたボランティアさんが知らなかったので、ちょっと不安になりました(笑)。
  金曜日だったので、この後でタングリンキャンプ等にも行けたのですが、今回は近くのアートミュージアムを再訪してみることにしました。ここに展示されているのは、ちょっと前の現代アート作品なので、これらの作者に影響を受けた作家も今回居るのかなあと思いつつ、眺めて来ました。
 その後、夜間展示のアルメニアン教会まで歩いてみましたが、ライトアップは見られず。後で、門の前のスイッチを押すと、3割弱の割合でライトアップされるという作品だったと知りました。ずっとライトアップしているんだと思っていたから、自分でスイッチを押してみなかったのですよねえ。居合わせた他の方が何度かチャレンジしてましたが、それでもライトアップされなかったので、運がなかったようです。
 ここでホテルに戻って、写真の整理などをしてから寝ました。ちなみに夕食はマクドナルド(笑)。前回食べられなかった「ビーフファンタジー」とかいうのが食べてみたかったのですが、取り扱いがチキンだけになっていました。残念。チキンは前回食べたからなあ。
  仕方ないので、チキンロールのような物を食べてみました。美味しかったけど、ついでにもらったチリソースの小分け袋が4個もあって、こんなに本当に使うのかなあと疑問に思いつつ、お土産にもらってきちゃいました。日本とはメニューが全然違うのが面白いです。マクドナルドはどこで食べても同じ味だというイメージがありますけれど、やはり、ちょっとずつは違っているような気がしました。
 

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