10月22日 日曜日の午後
 シャワーを浴びて、気分をしゃっきりさせた後、チェックアウト。タクシーを呼ぶかと聞かれて、バスで行くからいいよんと答えると、ちょっと変な顔をされたような。そりゃまあ、普通このホテルに泊まるような旅行者は、最後の移動にタクシーを使いそうなものよね。部屋においていた食べかけのリンゴがいつの間にかアリに狙われてるようなホテルだったけど……。
 まずは、197番バスに乗って、東海岸へと向かうことにしました。東海岸の先に、チャンギ国際空港があるのです。

ハリラヤライトアップ

バスの中から見たハリラヤの為と思われるライトアップ。真ん中のボードに書いてあった文字がマレー語のように見えたので、ヒンズーのお祭りのディパバリではなくて、イスラムのハリラヤなんだと思います。
左に白く写っているのは、おそらくお祭りの為に仮設された店舗の屋根です。衣料品が上から下までずらりと並んでいました。
家族連れなどが賑やかに買い物を楽しんでいるようでした。年の瀬市の賑わいは万国共通なのかなあと思いました。

 乗ったバスは2階建て。途中で人が降りたので、2階の一番前に座ることが出来ました。やはり一番前だと楽しいですが、時々街路樹の枝が窓ガラスにぶつかってびっくりします。ドンっという大きな音がするのですよねえ。雨の降った後だと特に枝が雨で重くなって垂れて来るので、住んでいた頃によくこういう事があったなあと懐かしく思ったりしました。子供だったので、それが嬉しくて楽しかったのです(笑)。

マリンパレードプロムナード さて、この旅の最終目的地(!)、マリンパレードプロムナードに到着。9月にここの真向かいにあるパークウエイパレードには行ったのですが、こちらを覗いてみなかったので、行ってみたかったのでした。
左の写真の門をくぐった先には、右のような昔ながらのフードセンターがありました。夕食時だったので大混雑してまして、結局夕食は空港で食べることにしましたが。
フードセンター

日本なら縁日の金魚を入れて運ぶようなビニール袋のちょっと大きな物にライチジュースを入れてもらって、ストローで飲みながら荷物をごろごろ引くという忙しい格好で移動しました。ライチの本物が3個くらい入って1ドルだったかな?
マリンパレードロードのバス停から、36番バス・72セントで、チャンギ空港に到着しました。ターミナル1の地下で降りたのですが、目の前にスーパーマーケットがあったので、ここでちょっとばかり買い物を。ホテルのそばにあったスーパーよりも安いような気がしました。もしかして免税だったのかなあ?

 とにかく荷物を早めに預けてしまえればその方が良いと思ったので、スーパーで買った物も手早くしまって、チェックインカウンターへ向かいました。私のスーツケースはこれと同じような型(ただし購入金額は2万円以下)で、トランク部分とキャリー部分を別にすることができるタイプでして。行きの飛行機ではキャリーに付けたまま預けたところ、キャリーが壊れたかと思うような状態で届いたため(なんとか直せましたけど)、今回は別々にさせて欲しかったのです。しかし、キャリーもひとつの荷物としてカウントされるなら、私は余剰荷物料金を支払わなくはならないだろうし、その辺りを聞いてみようとも思っていたのでした。
 出発時間までまだ3時間以上あったのでどうかと思いましたが、チェックインカウンターが成田行きへの対応を始めていたので、お願いすることに。相談したら、キャリーを別荷物として預かってくれることになりました。キャリーだけを透明ビニールにくるむことまでしてくれて、助かりました。「トランクの中にチリソースの瓶が入っててね」と話しかけたら「あ、割れ物ですねー」とあっさり。そうよ、割れ物って言えば良かったんだよ、チリソースの瓶とか具体的に言わなくたって! と、ちょっと恥ずかしい気持ちにもなりましたけど。フラジルという、割れ物を示す単語が咄嗟に出て来なかったのです。もうひとつのバッグも「フラジル」だから、とお願いして、結局私の預けた荷物は全て割れ物扱いで預かってもらうことになりました。ちなみに、もうひとつの方をフラジル扱いでお願いしたのは、中にタピオカ餅が入っていたからです……(^^;)。手持ち荷物の方で餅を持ち歩くには、ノートパソコンなどを持っていたために、ちょっと難しそうだったのでした。おかげで、あまり潰れずに持ち帰れました。

 

デポジットの寄付を  時間があったのでターミナル2に移動、地下鉄の駅へ行ってみました。
 この写真は、乗車券のデポジットを寄付してください、という箱を写したものです。地下鉄の1回乗り用のチケット(スタンダードチケット)はプラスチックカード製で、降りた後でカードを返すとデポジット分1ドルが戻って来るタイプなのです。その1ドルを寄付してくださいということなのでした。
 この箱は、おそらく、全ての駅にあるわけではないだろうと思います。私が見たのはここと、あとはシティホール駅くらい? でした。利用者の多い場所に設置しているのかもしれません。
 写真の子供の車いすは、こうした寄付によって購入されたのでしょうか。
私が使っていたEZリンクカードもデポジットとしていくらか戻って来るタイプなのですが、また行くかもしれませんし(!?)そのまま寄付せずに持ち帰りました。これはスタンダードチケットの寄付のみを受け付けている箱なのでしょうか?
 実は地下鉄の駅に来たのは、EZリンクカードの利用履歴を見たかったせいもあったのでした。印刷出来なかったので、画面を撮影してみました。
 10月22日の午後7時57分に36番バスに乗り72セントかかった、等と、ずらりと記録されています。
 割引になった時にはrebateとして割引額が記載されているのかな、してみると、EZリンクカードを利用すれば必ず割引になるというわけでもないのだなあと思ったのですが。改めてバス運賃一覧のサイトを見たところ、割引だと書いていないものでも、料金は割引料金でした。では、わざわざ割引と書いてある物があるのは、どうしてなんでしょうか。ううーむ。
 今回の旅で10ドルチャージした分のお金を使い切ってしまったんですが、何にどのくらい使ったのかを調べてみました。バスには、40セントで2回、65セントで5回、72セントで1回、87セントで1回、1ドル18セントで1回乗っていました。地下鉄は71セント、93セント、1ドル13セントを1回ずつ。合計9ドル59セント利用していました。前回、マイナスになるまでカードを使っていたので、今回もマイナスになってしまったのだとわかりました。前回のマイナス額は1ドル近かったからなあ。
カードの利用履歴

 夜中に出発する便だったのでまだまだ時間はありましたが、早めに出国審査を終えてしまうことにしました。出発ロビーに様々なお店があって、買い物も楽しそうだと知っていたからです。横の審査官とおしゃべりしているようなおじさんに出国審査をしてもらい(大丈夫なんですかね、あの国は……)、あっさり審査終了しました。成田だと手荷物の検査→出国審査なのですが、シンガポールの手荷物検査は、飛行機に乗る直前の待合室入り口で行なわれるのです。どうして違いがあるのでしょうね。
 
チキンライス  夕食は、悩んだ挙げ句、シンガポール風チキンライスを食べました。
  鶏の胸肉を蒸したものと、独特の味の炊き込みご飯、そして、きゅうりのスライスです。
 炊き込みといっても、味がついているだけで、具が入っているわけではないですし、きゅうりも日本の物の3倍の太さがありそうな代物です。美味しかったです。

 余ったお金でシンガポールのバスマップでも買おうかと思ったら、空港内の書店では扱っていないのだとか。もしかしたら、出国審査前に探せばどこかで売っていたかもしれないと、がっかりしました。その代わり、マレー菓子の作り方の本を買ってみました。出発までの待ち時間に読んでみたのですが「パンダンの葉を茹でてジュースを取る」等、日本でどうやって入手すれば良いのかわからない材料がずらずらと書いてありました。
 実は、スーパーで「パンダンエッセンス」という、パンダンの香料を買ってみたのです。でも、エッセンスを使って作るようなやり方はどこにもないのですねえ。仕方がないので、本に頼らず適当に使うか、ネットで検索しまくって使うしかなさそうです。

 飛行機の中ではぐっすり眠って、成田に到着。雨が降っていました。

 成田の税関では、荷物を開けるように言われました。昔は税関で必ず荷物を開けられたような気がしましたが、最近は珍しいのではないかな?? 短期間に往復していると、何かの運び屋ではないかと疑うらしいです(笑)。
 小さいけれど重いスーツケースだったので「何が入っているのですか」と尋ねられて「チリソースが……」と答えるのは、ちょっと恥ずかしかったです。私の旅は、最後の最後で、チリソースに振り回されたのでした(^^;)。ちなみに、自分で食べる為ではなく、辛いもの好きな母のリクエストだったのでありますが。
  ガラス瓶に入ったチリソースを500ml×2本も持ち帰りつつもかくもコンパクトな荷物だったんですよ、という証拠写真など撮ってみました(バカ)。1〜2泊用として販売されているトランクと、普通のリュックサック、さらにナイロンのバッグが1個という荷物量が運び屋っぽかったのかもしれません……。

 

 シンガポールビエンナーレを楽しみつつ、くだらない買い物もめいっぱいした感じで、充実した旅でした。
 今度行くなら、昔好きだったアイスバーを食べて来ようと思います。ドギツイ緑色の外観をしつつ、中に白いバニラクリームが入っているもので、今回も見かけたのですが、アイスを食べるような気になれなかったのです。アイスカチャン(派手なかきごおり)も食べなかったし。

 

 シンガポールビエンナーレの出展アーチストたちに「この国で印象に残ったのは何か」と尋ねたジャーナリストさんに、「食!」と答えた人がとても多かったという記事を読みましたけれど。結局、私も、そういう旅だったと、そういうことになってしまうのでしょうかね???

 

 

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