印刷したものがあります。ご希望の方はクリニック受付にお申し出下さい。

 

1998年 12月号
 


 花粉症の治療の中心は薬による『薬物療法』です。薬物療法には症状を抑える『対症療法』と、症状が現れないようにする『予防的治療法』とがあります。従来は対症療法が中心でしたが、最近では、症状が現れる前から抗アレルギー薬を服用して、症状が出てこないようにする予防的治療が基本になっています。抗アレルギー薬は、飲み始めてから効果が現れるまで1〜2週間かかります。従って、予防的治療を希望する場合は花粉が飛散し始める2週間以上前に医療機関に受診する必要があります。

体質改善をはかる長期的な治療に、『減感作療法』(げんかんさりょうほう)もあります。この療法は花粉症の原因となる花粉のエキスを少量ずつ注射して、体に免疫を作っていく方法です。薬物療法で効果のない人や、症状が重い人は、医療機関に相談してみましょう。又、鼻腔を左右に分けている鼻中隔の湾曲がひどいなど、鼻の構造に異常ある人は鼻の『手術』を考える場合もあります。今までに述べてきたものは、医療機関でのメディカルですが、

花粉症対策には、患者さん自身のセルフケア(生活療法)が欠かせません。花粉症は、原因となる花粉に接触しなければ起こりません。たとえば、テレビや新聞の花粉情報をこまめにチェックし、花粉飛散量の多いときの外出は極力控えるようにしたり、又、外出する際は、マスクなどでガードするといった注意も大切です。花粉症は、薬を使っていれば、それで済むわけではありません。医療機関での治療を始めてからも、こうしたセルフケアは続ける必要があります。

花粉の飛散開始は、2月中旬です。東海地方は、平年並みと予測されます。花粉は、気温が15度を超えると飛散量が増加します。


ご意見、ご感想などありましたら下記のアドレスによろしくお願いします。 
tokai-clinic@nifty.com