



- ちょっといい話(3) このページの最初へ
- 高丘イースト’07のエースピッチャー松田たくみ君のお話です。
’たく’は4年生の秋に入団。頭脳明晰、体力抜群、図体でかいが、ハートだけ小さい、頼りないエースピッチャーです。
例えばこんな感じ。「えー?おれ、今日先発?・・・無理・・・、’まさと’に任せて下さい、・・・お・ね・が・い・しますーーー」
そんな’たく’も秋には、身長で私を追い抜いていました。9月のにしけん杯では15奪三振・5ホーマーの大活躍。このころ、甲池グラウンドの駐車場で、’たく’は森の老将’杉田さん’から、こんなことを言われました。「ピッチングは七分八分や。な。いつも言われとうやろ?はっはっはっ。ええ思い出作りよ。」これが原因かは分かりませんが、その後’たく’のピッチングは一皮剥けたと思います。ほりわりではホームラン賞。後は11月の西島杯と菊花杯を残すだけ。
- 西島杯。初戦の相手、強敵金ヶ崎に辛勝し、西八木若葉にも勝って、相手はこの年、絶対勝てない’王者’錦浦。結果は、1−7。中島君の先制打の1点だけで惨敗でした。
いよいよ、6年生最後の大会は菊花杯。その日の朝、’たく’から意外な言葉を聞きました。「今日2回勝ったら、錦浦とできんねんなぁ」
そう。初戦の高丘西ジュニアに勝ち、次の貴崎に勝てば、ベスト8で錦浦と試合ができますけど、まさか弱ハートの’たく’が「錦浦と試合ができる」と言うか、と思わず「えっ?そうそう」とだけ答えた私でした。
初戦は苦戦の末の辛勝。2回戦は初回に相手ピッチャー顔面へのデッドボールの末の辛勝。菊花杯特有の雰囲気で、いよいよ錦浦との対戦でした。
この試合は、まさにイースト史上最高、錦浦相手に0−0の引き分け、抽選の結果、残念ながらの敗退でした。
エースピッチャーの’絶対負けへん!’の気持ちとその気持ちに感染したチーム一丸、さらにベンチ後方からの保護者の声援も巻き込んでの最高の引き分けでした。
- 豆知識(2) このページの最初へ
- ’08年7月20日松が丘小学校で練習試合中の午後2時過ぎに明石市で光化学スモッグ警報が出され、練習試合が中止になってしまいました。
この警報は1970年代にはしばしば出され、1984年を最後に、しばらく出されることがありませんでした。しかし2002年に千葉県で18年ぶりに出され、その後は九州地方を中心にしばしば発令されています。’07年には福岡県北九州市内の全部の市立小中学校で体育大会が中止される事例が発生しています。
光化学スモッグによる人体への影響は、目、のど、皮膚などに現れます。重傷例としては、呼吸が苦しい、手足のしびれ、めまい・頭痛・発熱、意識障害、嘔吐などの症状もあります。症状が出たときは、洗眼、うがい、必要に応じてシャワーを浴び、空気のきれいな室内で安静にするのが良いです。症状が重いときは医療機関を受診して下さい。
原因は空気中の大気汚染物質と太陽から来る紫外線が反応し、有害物質(たとえばオゾンなど)ができることです。原因となる大気汚染物質としては窒素酸化物や揮発性の有機炭化水素物質などがあります。
注意報が出るのは、ある1時間中の空気1立方メートルの中にオゾンなどの有害物質が0.12ミリリットル(0.12ppm)あり、しかも、風が吹かないなど、いろいろな条件があります。これが2倍になると警報に変わります。さらにひどくなると、重大緊急報が出るときもあります。
1970年代の主な原因は日本国内の大気汚染でしたが、2000年以降の主な原因は、お隣中国の大気汚染物質が流されてきたものといわれています。日本は太古の昔から、中国にはたくさんの事柄を教えてもらいましたが、大気汚染の怖さについては、日本が中国に教えてあげた方が良いようです。できれば、明石大会中には、この警報が出なければ良いですね。
- かわいい子供たち(5) このページの最初へ
- 先日(’06年12月)自治会で餅つきなどの行事(『3世代触れ合いフェスティバル』)があり、私は写真係で、記録用の写真を撮りました。
その日の午後の練習前に、しっかり者の4年生’あやか’が
「なぁ、なぁ、あの撮った写真どうするん?」と尋ねてきたので、
「今日は自治会の人に頼まれて撮っただけやから、CDに入れて渡すねんで…」と答えると、
「普通、写った人のんはプリントして渡すんとちゃうん?」と言うので、
「誰がそんな、めんどくさい事するか!」と一喝すると、
「撮って観るだけかよ!変態やん!!!」
『ウッ、確かに現象だけを表現すると、まさにその通り…』
- 豆知識(1) このページの最初へ
- ソフトボールの投球方法にはウィンドミル(Windmill)とスリングショット(Slingshot)があります。それぞれの語源を紹介しましょう。なお、あまり知られていませんが、このほかにフィギュアエイト(Figure
eight)という投法もあります。’8の字’の形で投げる投法だそうです。
まず、ウィンドミルは「風車」という意味です。腕を風車のように回す投法なので、この名前が付きました。こちらの語源を知っている人は多いでしょう。
スリングショットは「パチンコ」という意味です。パチンコといっても新聞広告に入っている「海物語」とか「北斗の拳」とは関係ありません。Yの字の形をした木の枝に、ゴムを結び付けて小石を飛ばす道具のことです。昔(私が子供の頃)には町のお店やさんでも売っていましたが、最近はまったく見ませんね。この道具の主な目的は、電線に留まっているスズメを撃ち落とすことです、というのは冗談ですよ。本来は昔(平安時代とか明治時代)の西欧で使われていた狩猟の道具または子供の玩具です。
さて、スリングショットの語源に話を戻しましょう。「パチンコ」はゴムをいっぱいまで引き伸ばし、そこから小石が鋭く弾き出されます。ソフトボールのスリングショットも、同じです。投手が腕を大きく上に引き延ばし、そこからボールを鋭く弾き出します。
- 何れにしても、ソフトボールの投球では、ボールを鋭く弾き出すことが大切ですね。
- ちょっといい話(2) このページの最初へ
- 先日、’はる’と’たつや’の二人の3年生を車に乗せた、試合からの帰りの車中でのお話しです。
藤中「君らの同級生もあと三人くらいチームに入ってくれたらええのになぁ」
はる「この前、○○がソフトやりたかったけど、お母さんが『アカン』ってゆうた」
藤中「そうやなぁ、子供がソフト始めたら、お母さん大変やもんなぁ。君らのお母さんは、君らがソフトやりたいってゆうたらやらしてくれるし、試合の日は朝早ようから弁当作ってくれるし、『ええお母さん』で良かったなぁ」
しばらく、真剣な顔で何かを考えていた’はる’が一言
「・・・、ボクの母さんは『ええお母さん』とちゃう! 『めっちゃ、ええ母さん』や」
因みに’はる’のお母さん、先日(06年9月)は三番目のお子さんのお誕生おめでとうございました。
- 三塁塁審の判定(4) このページの最初へ
- 打球が飛球の場合、三塁審の動きは、走者の位置によって様々です。詳細はこちらをご覧下さい。
- かわいい子供たち(4) このページの最初へ
- 練習に行くといきなり’まさと’が話しかけてきました。
「藤中コーチ、藤中コーチ、藤中コーチッ、なぁなぁなぁ、あのなぁ、’はる’と’しょうま’がキャッチボールしとってなぁ、ほんでなぁ、’はる’の投げたボールが、藤中コーチの背中にガキって当たってなぁ、藤中コーチ”グエッ”でなぁ。ほんでなぁ、藤中コーチ泣いとんねんで。うふふ・・・」
「・・・、まさと、それ何の話し?」
「俺の夢」
『・・・それはどうも、夢の中にまで登場させてもらって、ありがとうございました。・・・』
- かわいい子供たち(3) このページの最初へ
- ’みゆき’は茶目っ気たっぷり、ちょっとボールを怖がるが、投げる&打つは男の子以上に才能ある二年生(’04年)です。イーストにしては珍しく、午前午後通しで練習のあった日のお昼、私と息子(六年生)が普段通り馬鹿話をしながら弁当を食べていると、’みゆき’のお姉ちゃん’さき’が、突然、「なぁなぁ、藤中コーチと藤中君ってなんか仲ええ感じがする」、すかさず’みゆき’は「うん、するする、なあなあ、藤中コーチと藤中君のおばちゃんってラブラブー?」・・・(はいまあ、ご想像にお任せします・・・、因みに藤中君のおばちゃんは、朝、自転車で出勤途中、’みゆき’や’まなぶ’が大きい声で挨拶してくれるのが楽しみです)
- ちょっといい話(1) このページの最初へ
- いつ見ても黒くぴかぴかに光ったグローブは、’ひめちゃん’の宝物です。
子午線の街、明石市内でソフトボールを楽しむ選手の皆さん。君たちは、知っていますか?君たちのグローブ、スパイク、帽子、手袋、ズボン、バット、ユニフォーム、・・・その一つ一つに、必ず神様が棲んでるってことを・・・。そして、毎日毎日、道具を大切にしていると、本当に一度だけ、神様は君たちの手助けをしてくれるってことを。
これは、今(’04年)は中学二年生になった’ひめちゃん’が六年生、イーストのセンターとしてがんばっていた、2002年7月の明石大会の時のお話です。
イーストは明石大会の一日目、山手ファイターズ、大久保南ルーキーズ戦を共に僅差で勝ち抜き、二日目の準々決勝に進むことができました。相手は錦ヶ丘ファイブ。イーストの先攻、朝から太陽が照りつける厳しい試合の始まりでした。一点取れば取り返される、の繰り返し。7回を終わって3対3の同点。タイブレーカーに突入です。
再びイーストが一点リード。しかし、その裏、またまた一点を取られ、なおツーアウト一・三塁のピンチ。相手の打球がふらふらっとセカンド後方に上がり、三塁ランナーはホームを駆け抜けました。内野手は間に合いません。’ひめちゃん’猛然とダッーシュ、しかし間に合わない、と思ったその時、’ひめちゃん’のグローブが、ぐいーっと’ひめちゃん’を引っぱりました。ボールを目がけて飛んで行きます。そして、・・・キャッチ!!目を疑うようなプレーでした。
’ひめちゃん’のグローブの神様は、最高の場面で登場し、超ファインプレーをさせてくれたのでした。
さて、皆さんは自分の道具を大切にしていますか?グローブやスパイクが、雨に濡れた時、大急ぎで家に帰って、乾いた布できれいに拭いていますか?練習の後、スパイクの中に入った砂を、きれいに出していますか?エラーをした時、グローブのせいにして、地面に叩きつけたりしていませんか?チームメートと帽子の取り合いをして、帽子をくちゃくちゃにしていませんか?いつも自分の道具に感謝していますか?・・・・君たちの道具の神様は、いざという時、君たちを助けてくれますか?
P.S.試合は延長11回の裏、ワンアウト満塁から錦ヶ丘ファイブの二番バッターが放ったセカンドゴロの間にホームインを許し、イーストのサヨナラ負けに終わりました。
- 三塁塁審の判定(3) このページの最初へ
- 毎週のように三塁塁審をやっていると、私なりにいくつかの注意点があるのでご紹介します。ルールに詳しい方には釈迦に説法のお話ですが。
@打者が打席に入るたびに心の中で、(ノーアウトランナー無しバッター右、スイング見んでもええ)とか、(ワンアウトランナー、一二塁バッター左、スイング見ろ三塁フォースプレイ)など心の準備をするようにしています。
A三塁側の地域外との境界線付近にフライが上がったときは、大急ぎで境界線に向かって走ります。守備者が捕球した場合、捕球した位置によって判定が変わるからです。境界内で捕球すればアウト、境界外ならばファウルです(ルール8−2項−1(注2))。また、ランナーがいた場合で捕球によるアウトがワンアウトかツーアウトの場合は、捕球後の位置によってもランナーの進塁が変わります。捕球後も境界内にいる場合、ランナーは捕球後進塁してもかまいません(タッチアップ)。従って捕球時のランナーの位置も確認しておく必要があります。離塁したまま進塁し、守備側がアピールした場合はランナーアウトになります(ルール8−6項−22)。捕球後に境界外に出た場合、各ランナーには次の塁への進塁権が与えられます(ルール8−4項−11)。最終回同点後攻で三塁に走者がいるケースではサヨナラ試合になります。
Bランナー三塁でライト方向にフライが上がった場合は、捕球が予想される位置と、三塁ベースを結んだ線上に移動します。この位置だと、触球の瞬間とランナーの離塁の両方を確認できます。レフト守備者よりも左の打球の場合は、離塁の確認は球審に任せ、三塁塁審は捕球を正確に確認するために飛球を追わなければなりません。また、この場合、塁でのプレイは他の審判員に任せ、戻ってはいけません(必携4−5−(5)−ウ−(ウ)、詳細は三塁塁審の判定(4)をご覧下さい。)。
Cランナーが三本間に挟まれたとき、塁審の位置どりは非常に難しいと思います。三塁からあまり離れると塁上でのタッチプレーを確認できません。ベースに近すぎると、ライン上でのタッチプレーを見ることができません。この場合、タッチする瞬間は三塁塁審、球審とも走者と守備者の陰になってしまい、かするようなタッチでは、正確に判断することはまず不可能になってしまいます。臨機応変に動くしかないかもしれません。私の考えでは、球審は本塁上のプレイ、三塁審は三塁上のプレイに備え、走者へのタッチの確認は一塁審または二塁審のうち手の空いている方が行うのが良いかも知れません。この場合も、一塁または二塁に走者がいる場合は、そちらへの配慮も忘れないようにしないといけません。審判は大変忙しいと思います。
Dインプレイ中は、たとえどんなに寒くても、両手をポケットに入れたりしてはいけません。両手は体側に延ばすか、または腰の後ろで組んで下さい。寒い日の審判は軍手をお忘れなく。
- かわいい子供たち(2) このページの最初へ
- 伊藤まさとは才能ある三年生(’04年)です。彼が一年生か二年生になり立ての頃。’まさと’のキャッチングのセンスはチームの中でも並はずれていました。大人の私が渾身の力で放った、どんなボールでもキャッチしてしまうのです。ショーバン、暴投何でも来いです。キャッチボールの練習が終わり、疲れ切って水筒のお茶を飲みに行く途中、’まさと’が近づいてきて、下から見上げながら尋ねてきました。「なあぁ、なんであんな強く投げるん?もちょっと優しくしてぇ。うふっ。」そうか、一年生には、もちょっと優しく投げた方がええかな・・・
- かわいい子供たち(1) このページの最初へ
- チームに山崎仁(じん)という子がいました。一年生でしたが、二月生れとは思えないほど体格が良く、性格が素直で、二年生の兄と二人、将来のチームをしょって立つ子供でした。当時三年生に金田類(るい)がいました。金田兄弟は軟式チームの一員です。
「おい、じん、おまえは「じん」やろ。金田君は「るい」やろ。二人合わせて’人類’!」
「・・・ちゃうねんで・・・。あのなー「るい」の類は人類の類やけど、僕の「じん」は人類の人とちゃう!」
「そーーーなん?じゃあ「じん」のじんは、どんなじん?」
にやっと笑いつつ、「僕のじんはなぁー、こーかいてなーそれからちょっとこーしてなー、さいごにかんじの「二」って書くねんで(えっへん、知らんかったやろ)。」
「うわー。そーなん?その「じん」って世界中で一番ええ「じん」やんか。その「じん」ええなぁー。ええ名前付けてもぉて良かったなぁー。」
嬉しそーにする’仁’。
この会話は多分三回はしたと思います。そのたびに嬉しそうにする子供は大変素直でよろしい、将来伸びること間違いなし。
- 今となっては笑い話(2) このページの最初へ
- 私の子供が三年生の時(’01年)でした。当時、西島はチームの強化に努め、特に気持ちを大切にした指導をしておられました。イーストと西島は実力拮抗まさに気持ちの勝負です。場所は望海グラウンド、最終回一点リードされたイースト後攻最後の攻撃は、打順良く三番、最も頼りになる’ひろ’、四番’すばる’と続きます。しかし三・四番倒れ、ツーアウトランナー無し、いよいよ負け確実の情勢。ところが五番’まき’根性で出塁。六番’たいち’続く。ランナー、一二塁。さらにダブルスチール成功して二、三塁。七番’ひとみ’絶体絶命の場面。常に冷静な’ひとみ’の放った必死の打球が一塁後方にふらふらっと上がり、ライト線の内側に落ちファウル地域を転々とする間に、’まき’ホームインして、同点。’たいち’三塁ランコーを無視して、まるで子イノシシのようにホーム突入、相手の悪送球でセーフ、逆転勝利。イースト歓喜、西島落胆・・。そして、その少し後「おまえら、くやしないんかああー。俺はくやしいんじゃーーー。だあぁぼおおおーーー」の叫び声と同時に相手監督(ひろきさん)の手から缶飲料が叩きつけられ、座っていた椅子は後方に飛んでいきました。
西島はその後どんどん強くなり、今(’03年)は明石最強の一角を成しています。その後しばらくの間、イーストでは「だあぁぼぉぉ」が流行しました。因みに当時ひろきさんの椅子は時々後ろへ飛んでいくので、西島チームには二人の椅子拾い係の子供がいて、椅子が飛んでいった時には素早く元の位置に戻し、立ち上がった監督は、一言怒鳴った後、何事もなかったように元の位置に座っていました。
- 今となっては笑い話(1) このページの最初へ
- 三塁塁審の中には、経験不足の方を散見します。今でもイーストの子供たちの間で笑い話になっているのがあります。イーストの守備中、ランナーが三塁に触塁せずホームインしベンチに帰りました。普段の練習で、万一長打を打たれた場合、三塁手は必ずランナーの触塁を確認するよう指導しており、守備側(イースト)は当然アピールを行いました。が・・・。その時の塁審はこのように述べられました。「えー?、俺見てないもーーーん。セーーーフー・・・」
- 三塁塁審の判定(2) このページの最初へ
- ランナー、一・二塁、右打者の打球がライナーでレフト線の内側でワンバウンドし、ファウル地域に転がっていきます。このケースでは打球はなかなか地域外に出ません。左翼手は必死に打球を追い、ボールの確保に努めます。通常のケースでは、三塁塁審は二つの異なる作業を強いられます。一つは各ランナーの触塁の確認、もう一つは打球の行方の確認です。打球が地域外に出ると、各走者に2個の安全進塁権が認められ(ルール8−4項−10)、二塁ランナーはホームイン、一塁ランナーは三塁へ、打者走者は二塁へ進塁し、走者二・三塁の場面となります。地域内に留まった場合、走者・打者走者とも自由な進塁が可能で、ランニングホーマーで、一挙三点を加点する可能性があります。従ってこのケースでは左翼手は打球が地域外に出るまで打球を放置するのが正しい判断といえます(ただし子供にそこまでの判断を求めるのは少し酷ですが)。このケースでは、三塁塁審は、ベース近くで各ランナーの触塁を確認しつつ、左翼手が外野地域で、万一打球に触った場合、その触った地点が 地域内か外かを正しく判断しなければなりません。場合によっては、三塁審は打球を追い、三塁上のプレイは他の審判に任せるよう、事前に打ち合わせておくことが必要です。
- 三塁塁審の判定(1) このページの最初へ
- 私の動体視力は普通くらいだと、自分では思っています。従って、正しいと思って行った、過去の判定の中にも、いくつかの誤審があることはまちがいありません。その中には、できればビデオテープでもう一度見てみたいものもあります(’01年)。
中でも一試合に三つのクロスプレーが重なった試合は印象的で、今でもかなり鮮明に記憶しています。両チームとも市内では強豪に属するチームが予選で対戦したときです。
@森ソフトの初回の攻撃、二番バッターが8・9間にライナー性の打球を放ち、楽々三塁セーフと思われました。何とか追いついた中堅手から中継を介した返球を三塁手が捕球し、覆い被さるようにランナーにタッチ、その時。ランナーの左足は膝立ち、右足は左足のさらに内側に折り込んだ状態で滑り込んでいました。私は三塁ベースのレフト側で見ていましたが、ランナーの触塁、三塁手のタッチともに二人の陰になって直接には見えませんでした。しかし、判定は即座に行わなければなりません。三塁手のタッチする姿勢と、ランナーの両足の姿勢を見て、「アウト」の判定をしました。−−−右足が伸びていれば、完全にセーフでしたが・・・
A最終回に近づいても同点のまま、再び森、一番バッターがワンアウトで三塁に到達した場面。初回に三塁アウトになった二番バッターは必死の形相です。強豪チームはチーム内の競争も厳しいのでしょう。打球は強烈なショートライナー。飛び出した三塁ランナーは三本間の真ん中くらいで逆戻りを始めました。まるでスローモーションを見るような気分です。遊撃手から三塁手への送球が大きく投手方向に逸れたため、三塁手は一旦投手方向に向かって捕球し、向きを変えて三塁ベースに向かってきました。三塁ランナーは土煙を上げて帰塁を試み、左足を大きく伸ばして滑り込みました。−−−逆戻りを始めた時点でのタイミングは完全にアウトでしたが、勢いのついたランナーの左足がベースに着くのと三塁手がベースを踏むのが、同時と判断し、「セーフ」。その後三塁ランナーがホームインし森一点のリード。
B一点リードされた大久保町、最終回の攻撃。ツーアウトランナー、二塁。打者の打球は内野ゴロでしたが一塁には間に合いません。二塁ランナーは果敢に三塁を狙いレフト方向に回り込みながら滑り込んできました。しかし、送球を受けた三塁手が飛び込みながらタッチ。きわどいプレーでしたが、「アウト」の判定。結局森ソフトの勝利で終わりました。