の子の部屋
            紫乃田薫



 TRPG界は女性プレイヤーが少ないという噂だけど、自身が女のためか私の周囲は女性プレイヤーだらけ。
 ゆえに、その利点を生かして女性プレイヤーの傾向なんぞをレポートしてしまおう。
 た〜だし、私の目を通しての風景ですので、かなり歪んで見えていることをお忘れなく。女性だけのプレイがみんなこうだなんて思わない方がいいでね。
 どうか片目を閉じてお読み下さいな。
 
 女性プレイヤーの特徴としては、まず自分のPCに対する思い入れが激しい。
 多少なりとも絵が描ける人ならば、キャラの全身図を描ける人がほとんど。そうでなくとも、その年齢、身長、体重、星座、血液型まで言える人がかなりいるぞ。
 しかも、その家族も決めてある。親兄弟の設定があるなんて当たり前。彼ら(キャラの家族)の性格までちゃんと出来ていたりします。

 次に、暗い過去を持つPCが多い。
 女5人でゲームをすれば最低一人は怪しげな過去もち、というのは言いすぎかな。でも、女性人は悲劇好きというところがあるようです。
 以前プレイしたゲームで、パーティ5人のうち、3人までが悲惨な過去を持っていたというのがありました(爆笑)。そのうち1人が私のPCだったので大きなことは言えないけれどね。
 とにかく、身内を亡くすとか、呪われているとか、親がとんでもない事件をしでかしているとか、暗い過去を愛してやまないのは女性の業かもしれない。
 でも、全部が全部、そんな人ばかりじゃないありません、と保身にに走る一文も付け加えておきませう(苦笑)。
 
 女装した男性、男装した女性、というのもよくあるパターン。
 実は……だった、が楽しいのか、自分の身元を偽るために必要なのか、あるいは何かのトラウマ持ちか。
 もっとも、男装した女性PCというのは訳ありが多いけど、その逆(女装癖のある男性キャラ)は単なる趣味というのが多いようですな。

 ラブコメモードが発動しやすいのも、女性プレイヤーの特徴でしょうか。
 成就するとは限りませんが、かなり頻繁にキャラが恋愛感情を発生させるぞ。
 そして、公にして良いのか悪いのか、身内から石を投げられてしまうかもしれないことも発表してしまおう。恋情に関してアブノーマルキャラが出没しやすい。俗に言う、ヤ○イですか、わははのは。
 このヤ○イモード、男性プレイヤーが1人でも混じっていれば発生しないでしょう(多分)。女性プレイヤーのみの場合、ふとしたはずみに発動してしまうのさ。だって、少女諸君は昔から耽美とか美形とか大好きだし。

 そうして、ゲーム以外の時でもキャラの台詞や行動などを、プレイヤーが数人集まれば話したりします。
 「この子にはこ〜んな過去があってね」とか、「こやつの好みのタイプはああだ」とか。プレイヤーの名ではなくキャラの名前で呼び合って、なりきってお茶を飲んでいたり。

 シナリオやストーリーではなく、人間の心に重点を置くのが女の子たちの特徴かもしれないわ。
 ま、これは冒頭にも言ったように、私の偏見かもしれないけれどね。


                              『TRPGの本2』より 再録

                                  
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