天津新内田製薬有限公司
民間薬のしおり (か行)

効用、使い方については、あくまで民間伝承により伝えられたものです。
なかには、作用の激しいものや副作用の生じる恐れのあるものもあり、
自己判断ではなく、必ず民間伝承や漢方に精通している医師、薬剤師など
の専門家にご相談ください。当ページを基に、ご自身の判断で使用された
場合に、発生しました副作用等の被害に付きましてはその責を負いかねます。
また当社あての電話でのお問い合わせにつきましては個別には請け負いかね
ますので、ご了承下さい。




  《か》
名称使用部位効用・使い方
カキ 萼片 柿蔕と呼び、しゃっくり止めに用いる。
へた5〜10g(約10個)を水300ccで半量に煎じ、発作時に温めて服用する。
子どもの夜尿症に、へた10〜15個を水400ccで半量に煎じ、1日2回に分けて服用する。
 〃 柿渋 しもやけ、かぶれ、けが、やけどに患部に塗布する。
高血圧や脳卒中の予防には、柿渋を10倍くらいに薄め、1日約10cc服用する。
 〃 若葉 各種の内出血の止血作用や血圧降下に1日10gを煎じ、お茶のように服用する。
また、ビタミンCを多く含むため、健康茶としても飲用する。
カギカズラ 鈎状の棘 鎮痙、鎮痛薬として頭痛、めまい、小児のひきつけ等に服用する。
1日量2〜6gを煎じて服用する。
高血圧の頭痛の改善などを目標に、漢方処方に釣藤鉤として配合されている。
カキドオシ 全草 利尿、消炎、血圧降下作用を持つ。
1日量10〜15gを煎じて3回に分けて服用する。
小児の疳、虚弱体質に1日5gを煎じ、3回食間に服用する。
糖尿病に、1日量15gを煎じて服用する。
生薬名を連銭草という。
カタクリ 鱗茎 5〜6月頃に鱗茎を堀り採り、外皮を除いてすりつぶし、
木綿袋でこして数回水で洗って乾かしたものをカタクリデンプン(片栗粉)という。
かぜ、下痢、腹痛後の滋養にはカタクリデンプンに少量の水と砂糖を適量加えてこね、
熱湯で溶いて飲む。
擦り傷やできもの、湿疹にはデンプンを患部にふりかける。
カボチャ 種子 駆虫作用を持つ。1回に30〜40g煎じて服用する。
 〃 果肉 ビタミンAの補給源として食用する。
ガマ 花粉 利尿、通経薬として用いる。
また、吐血、痔などにも内服することもある。
傷口、やけどにそのまま散布する。
生薬名を蒲黄という。
カミツレ 頭花 発汗、消炎、鎮痛、駆風作用などがあり、かぜや神経痛、リウマチ、
不眠症、便秘、下痢、胃腸炎などに用いられる。
1日3回食間に、乾燥した花1回分5gに熱湯を注いで5分後に服用する。
消炎・抗菌作用があるため、口内炎や咽喉炎には煎じ液でうがいをする。
お茶代わりに飲んでもよく、美肌によいといわれている。
浴用料として、皮膚の乾燥やかゆみ、湿疹、あせも、アトピー、神経痛、リウマチ、
腰痛などに用いられる。
乾燥したカミツレ20〜30gをガーゼの袋に入れ、浴槽の中に入れる。
または、やかんで煮出した煎じ液を浴槽に入れてもよい。
カヤ 枝葉 水虫に用いる。枝葉をいぶした煙の中に患部を入れる。
 〃 果実 条虫や鉤虫の駆虫に用いられる。
実を皮付きのまま炒り、皮を取って渋皮のついたままの実約20粒ほどを3日分とする。
また、焼いた果実は強壮の効もあるといわれている。
 〃 種子 夜尿(3〜5歳)には、種子を炒って粉末にし、1回0.3〜0.6gを1日3回に分けて服用するか、
生の種子1〜2個を焼いて食べる。
十二指腸虫駆除(大人)には、1日1回粉末3〜5g服用する。
カラスウリ 発熱によるのどの渇き、熱性の便秘、黄疸、下血、母乳のでない時などに用いる。
乾燥した刻んだ根1日量5〜10gを水500ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
漢方ではカロコンの名で使われている。
昔は、デンプンを採り、天花粉としてベビーパウダーのように使用していた。
 〃 種子 母乳の出ない時に、1日量3〜5gを水500ccで半量に煎じ、1日3回食後に服用する。
ただし、妊婦は用いてはならない。
漢方ではカロニンの名で使われている。
 〃 果汁 ひびやしもやけ、肌荒れに、果肉を直接すり込むか果汁を塗布する。
または、酒や酢に浸し、よく砕いてその汁液をすり込む。
カラスビシャク 塊茎 塊茎を乾燥させたものを半夏といい、鎮吐剤として用いられている。
1回に1.5〜5gを煎じて服用する。
半夏のえぐみを消すために生姜を加えて用いる。
妊娠のつわりに用いられる漢方処方「小半夏茯苓湯」にも主薬として用いられている。
カリン 果実 咳止めに果実酒として飲用する。
冬期に採集した果実5〜8個を1.5cmくらいの厚さに切ったものとグラニュー糖
300〜400gをホワイトリカー1.8Lに漬け込み2ヶ月後には飲むことができる。
1年たったらかりんを引き上げる。
かぜの咳止めには1回に盃1〜2杯飲む。
低血圧や不眠症の人は寝る前に飲むとよい。
生薬名を木瓜という。
カワラナデシコ 種子 果実の中にできる黒く平らな種子を瞿麦子といい、消炎、利尿に用いられる。
むくみの時の利尿には、1日量3〜6gを水150ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
通経作用もあり、月経不順に同様に煎じて服用する。
ただし、妊婦は用いない。
 〃 開花時の地上部 瞿麦といい、血尿を伴う尿道炎、膀胱炎に用いられる瞿麦散に配合されている。
カワラヨモギ 花穂 夏〜秋に花穂を刈り取り、刻んで陰干ししたものをインチンコウという。
胆汁の分泌、排泄を促進させる働きがあるため、発熱性の黄疸や肝炎に用いられる。
1日量10〜20gを水500ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
ぜにたむし、しらくもには、花穂の煎液を温湿布または塗布する。
皮膚のかゆみには、花穂の濃い煎液で洗うとよい。
漢方薬では、消炎性の利胆薬としていくつかの処方に配合されている。
カンゾウ 根・ストロン 漢方では甘草として使われ、咳止め、去痰、消炎、解毒などの作用があり、
多種の漢方処方に配合されている。
また、甘味が強いため、矯味薬としても使われる。
胃けいれんには、8〜10gを水300ccで煎じ、温服する。
肩こりには、10gを1日量として、激しい咳、咽喉痛の緩解には5gを1日量として煎じ、服用する。
扁桃炎、咽喉炎、口内炎には、甘草9〜15gを水600ccで半量に煎じた液で
うがいをするか、甘草をそのままよく噛んで唾液と一緒に飲み込む。
痔には、0.5%ほどの水煎液で坐浴を行う。


  《き》
名称使用部位効用・使い方
キキョウ 桔梗といい、鎮咳、去痰、排膿を目的に、痰をともなう咳、扁桃炎や咽喉炎などに用いる。
夏に掘り採り、乾燥した根5〜8gを水500ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
また、桔梗の粉末5〜6gを1日3回に分けて服用してもよい。
どちらも、甘草を2〜3g加えると効果が増す。
キササゲ 果実 利尿を目的として腎炎、ネフローゼ、浮腫、水腫に用いる。
種子がこぼれないように採取し、乾燥した果実10〜20gを水600ccで2/3量まで煎じ、1日3回に分けて服用する。
 〃 根皮 解熱、解毒剤として、乾燥した樹皮10gを煎じて服用する。
皮膚のかゆみや腫れ物に煎液を塗布する。
ギシギシ 根茎を含む根 いんきん、たむしなどの寄生性皮膚病に用いる。
夏に根を掘り、生の根を金属製以外のおろし器ですりおろした汁を患部に塗布する。
キハダ 樹皮 漢方処方では黄柏として使われる。
胃痛、下痢、腹痛、食欲不振、膨満感、食べ過ぎ、飲みすぎ、胃のむかつきの症状に用いる。
夏に剥ぎ取った樹皮を乾燥し、粉末とした1gを1日3回服用する。
また、乾燥した樹皮2〜5gを水500ccで半量に煎じ、1日3回食後に服用する。
打ち身、捻挫、神経痛、リウマチの症状には、粉末と同量の小麦粉を酢または
酒で練ったものを患部に塗布し貼り付ける。
キンミズヒキ 全草 下痢止めや喀血、血便、子宮出血などの止血を目的に用いる。
花期に採取し乾燥した茎葉8〜20gを水500〜800ccで煎じ、1日3回に分けて温服する。
歯茎の出血、口内炎や咽喉炎などに、乾燥した茎葉5gを水200ccで半量に煎じた液でうがいをする。
1日数回うがいをすることが望ましい。
疲労回復のために浴用料として薬草を用いている地方がある。
生薬名を仙鶴草または竜牙草という。


  《く》
名称使用部位効用・使い方
クコ 高血圧やかぜの予防に用いる。
夏に採取し、乾燥した葉5〜10gを水500ccで約1/3量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
若葉は、山菜として食用にされる。
また、乾燥葉を茶として飲用する。
生薬名を枸杞葉という。
 〃 果実 漢方では枸杞子として強精、強壮を目的に用いる。
秋に採取し、日干しした果実10gを水400ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
また、干した果実150〜200gとグラニュー糖150〜200gをホワイトリカー1.8Lで
2〜3ヶ月漬けたクコ酒を毎日盃に1〜2杯飲むと良い。
薬膳や中国料理では食材として使われる。
 〃 根皮 強精、強壮、消炎、利尿を目的に、高血圧、糖尿病、不眠症、冷え性、咳に用いる。
秋に掘り採り、乾燥した根皮10〜15gを煎じて服用する。
老人や子どもの夜尿症にも煎じ液を使う。
漢方では地骨皮として使われる。
クサノオウ 地上部または全草 白屈菜といい、湿疹の症状に用いる。
春〜夏に採取し、乾燥した白屈菜50gを煎じ、煎液で患部を洗う。
いぼ、たむしには、生の茎葉の汁を何回か塗布する。
胃痛、腹痛の症状に煎じ液を使うこともあるが、毒性もあるので一般に使いにくい。
クズ 漢方では葛根といい、発汗、解熱、鎮痛の作用があり、特にかぜで肩背部がこわばり、
発熱し、寒気がある時に用いる。
夏〜秋に堀り上げ、乾燥した根8〜10gを水300ccで煎じ、温かいうちに服用する。
民間では葛デンプンから葛湯をつくるが、漢方では、葛根他5種類の生薬を処方した葛根湯が使われる。
 〃 二日酔いの時に用いる。
8月頃に採取し、乾燥した花3〜5gを水300ccで煮立つまで煎じ、冷ましてから服用する。
または、乾燥花の粉末1gを服用する。
クチナシ 果実 肝炎、黄疸、鼻血、吐血、血便、血尿、胃潰瘍の出血、不安、不眠の症状に用いる。
秋に採取し、乾燥した果実2〜5gを水400ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
(ただし、人によっては多量に用いると逆効果となることがある。)
腫れ物、打撲、捻挫、腰の痛みに用いる時は、乾燥果実5〜6個を粉末とし、
同量の小麦粉を酢で混ぜ、パスタ状にしたものを患部に当てておく。
漢方では山梔子として使用する。
クマザサ 胃のもたれに使用する。
新鮮な葉20〜30gをミキサーなどで青汁にして飲む。
高血圧、胃腸炎、感冒、喘息などの症状には、採取し乾燥した葉10〜20gを煎じて服用する。
にきび、しもやけ、肌の荒れなどの症状に浴用料で利用される。
クララ 急性あるいは細菌性の下痢、血便、胃炎のさしこみ、食欲増進などを目的に用いる。
晩夏に掘り採り、乾燥した根4gを水300ccで半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
疥癬、水虫、あせも、激しいかゆみ、炎症性のはれなどの症状には、乾燥根6〜20gを
水300ccで煎じた液で患部を洗う。
また、疥癬には、生の根の汁を患部に塗布する。
生薬名を苦参という。
クリ 葉・総苞(イガ)・渋皮・樹皮 やけど、うるしかぶれには、葉(一握りほど)を水500ccで煎じて冷湿布する。
イガ(2個くらい)又は渋皮(イガの半量ほど)でも同様に冷湿布に用いることができる。
煎液で洗浄または浴用料に用いる方法もある。
クロモジ 枝葉・根皮 根皮を胃腸カタルや胃潰瘍、脚気に用いる。
1日量約10gを煎じて1日3回に分けて服用する。
切り傷などの止血に濃い煎液に患部を浸すか粉末をふりかけて外用する。
浴用料として、関節痛、腰痛、かいせん、湿疹にも用いる。
クワ 根皮 漢方で桑白皮といい、利尿、鎮咳、血圧降下作用などがある。
咳止めに1日量5〜20gを煎じて服用する。
高血圧の予防に、細かく刻んだ桑白皮200〜300gと砂糖200gをホワイトリカー1.8Lに
漬け、3〜6ヶ月後に布でこして寝る前に約15mL(盃1〜2杯)飲用する。
 〃 桑葉といい、11月ごろに採取し天日で乾燥させる。
口渇、頭痛、痰、せきなどに、1日5〜15g煎じて服用する。
中風、高血圧予防、便秘にはクワ茶として飲用する。
 〃 果実 4〜6月ごろに果穂を集めて蒸した後、乾燥させたものを桑椹といい、
肝臓や腎臓の機能を高める作用を持つ。
1日量10〜15gを煎じて服用する。
疲労回復、強壮には、桑椹500gとグラニュー糖100gをホワイトリカー1.8Lに
約1ヶ月漬けて飲用する。
強壮、鎮咳、利尿作用があり、生食または煎服する。


  《け》
名称使用部位効用・使い方
ゲンノショウコ 花期の地上部 多く飲みすぎても副作用のない優れた健胃整腸薬、利尿薬として、下痢や便秘、
膨満感、食あたりなどに頻用される。
下痢止めには、1日量10〜20gを水500〜600ccで1/2〜2/3量に煎じ、1日2回温服する。
胃腸の弱い人はお茶のように飲んでもよい。
利尿を目的とする時は、1日量10〜15gを水500ccで5〜10分煎じて、1日3回食間に服用する。
しぶり腹、冷え性、婦人の血の道には、ゲンノショウコとヨモギ各100gを
木綿袋に入れ、浴用にする。
湿疹やかぶれにも浴用料として20gを使用する。


  《こ》
名称使用部位効用・使い方
コウホネ 根茎 根茎を縦割りしたものを漢方では川骨という。
生理不順、鎮静、止血作用などがあり、婦人用薬として漢方処方に配合される。
老人性の膝関節症には、根を1日量10〜15gとして水540ccで半量に煎じ、
1日3回食前に服用する。
傷、腫れ物、乳腺炎には、根茎をすりおろして湿布する。
ゴシュユ 果実 漢方で健胃、鎮痛、利尿薬として呉茱萸の名で使われている。
健胃には、乾燥した果実の粉末1回量0.3〜0.5gを水で服用する。
新鮮な果実は嘔吐を催すことがあるため、採取してから1年以上経過した古いものを使用する。
冷え性などに浴用料として、実、葉、枝をともに刻んで干したものを木綿袋に入れ浴槽に入れる。
(ただし、妊婦や発熱・口渇などをもつ内熱の盛んな人には用いない。)
コブシ つぼみ 漢方では辛夷といい、蓄膿症などの鼻疾患や頭痛などに用いる。
ゴボウ 胆汁の分泌促進、食欲増進、利尿などの作用があり、煎じて服用する。
腫れ物や痰の切れにくい時に、生汁もしくは煎じ液を服用する。
口角炎、歯茎の炎症、扁桃炎には、根または葉の煎じ液でうがいを繰り返すとよい。
 〃 根と同様に胆汁の分泌促進作用があるため、肝臓の病気に用いられる。
消炎・鎮痛作用もあり、歯痛や歯茎の腫れには、生の葉を火であぶり、やわらかくなったものを頬に貼る。
リウマチや関節炎、痛風などの腫れを伴う痛みにも貼って用いる。
関節の腫痛や虫さされに、生の葉を揉んで外用したり、湿疹やただれに煎じ液を外用することもある。
 〃 種子 漢方では悪実、牛蒡子と呼ばれ、解毒、抗菌、利尿、血糖降下作用などがあり、
咽喉炎、かぜ、浮腫、麻疹などに用いられている。
かぜの咳、熱、扁桃炎には、1日量6〜10gを煎じて服用または、炒って粉末にし3回に分けて服用する。
消炎、排膿作用があるため、歯茎の炎症、喉の腫れに1日量10gを600ccで半量に煎じて1日3回に分けて服用する。
ゴマ 種子 血行をよくし、便通を整える、美肌・美髪作用や強壮作用を持つ。
種子中の油分を集め、ごま油として、傷や火傷、腫れ物に外用する。

 このページのTOPへ戻る       民間薬のしおり(五十音選択)へ戻る 

 ホームへ戻る