天津新内田製薬有限公司
民間薬のしおり (さ行)

効用、使い方については、あくまで民間伝承により伝えられたものです。
なかには、作用の激しいものや副作用の生じる恐れのあるものもあり、
自己判断ではなく、必ず民間伝承や漢方に精通している医師、薬剤師など
の専門家にご相談ください。当ページを基に、ご自身の判断で使用された
場合に、発生しました副作用等の被害に付きましてはその責を負いかねます。
また当社あての電話でのお問い合わせにつきましては個別には請け負いかね
ますので、ご了承下さい。




  《さ》
名称使用部位効用・使い方
サイカチ 果実・種子・刺 さや状の果実をソウ莢、種子はソウ角子、刺をソウ角刺といい、痰、腫れ物の症状に用いる。
去痰を目的にソウ莢1〜1.5gを水300ccで半量に煎じ、1回分として服用する。
腫れ物には、ソウ角子4.5〜9g(ソウ角刺の時は3〜10g)を水400ccで1/3量に煎じて服用する。
サクラ 樹皮 鎮咳、解熱薬として用いる。
夏に採取し、乾燥した樹皮15〜20gに水400〜600ccで煎じ、3回に分けて服用する。
打撲傷には、先の煎液をタオルなどに含ませて患部に当てる。
二日酔いや食中毒にも用いる。
乾燥樹皮5〜7gを水400〜600ccで煎じて服用する。
生薬名を桜皮という。
ザクロ 根皮・樹皮 条虫駆除薬として用いる。
夏に掘り出し、乾燥した根皮20〜30gを水600ccで半量に煎じ、1日3回に分けて空腹時に服用する。
3日以上の連用はしない。
また、新鮮な乾燥根皮30〜50gを一昼夜水に浸した後に煎じる。
煎じ液を1時間以上の間隔で3〜4回に分けて服用する。
(ただし、人によっては悪心、嘔吐、めまい、下痢になることがあるので使用には注意する。)
樹皮も使用できる。
根皮、樹皮とも染料としても使用できる。
生薬名をセキリュウ皮という。
 〃 果皮 口内のただれ、扁桃炎、虫歯の痛みなどに用いる。
初冬に採取した果実から、果肉を除き、乾燥した果皮5〜10gに水200〜400ccで
軽く煎じ、うがいをする。
生薬名をセキリュウ果皮という。
サフラン 柱頭部(めしべ) 更年期障害からくる不定愁訴や生理不順、生理痛、冷え性、血行不良などに用いる。
開花したての花より採取し、乾燥しためしべ0.2〜0.5gをカップに入れ
、熱湯を注いで1日2〜3杯飲む。
ただし、妊婦には使用しない。
同様に乾燥めしべ10gとグラニュー糖200gをホワイトリカー720ccに2〜4ヶ月
漬けたサフラン酒を1日2回盃1杯ずつ服用する。
かぜの症状にも乾燥めしべ10本に熱湯を入れて服用する。
食材としても使われる。
サラシナショウマ 根茎 漢方では升麻といい、発汗、解熱、解毒を目的に処方に配合して使う。
熱性頓痛、咽喉腫の症状に用いる時は、秋に掘り採り、乾燥した
根茎5〜10gに水400ccで半量に煎じて服用する。
あせもには、煎液を患部に塗布し、口内炎、扁桃炎には煎液でうがいする。
サルトリイバラ 根茎 にきび、おでこの腫れ物に用いる時は、秋に掘り採り、乾燥した根茎
10〜15gを水200〜500ccで約半量に煎じて、1日3回に分けて空腹時に服用する。
むくみ、リウマチ、神経痛、腎炎などの症状で利尿を目的に
用いる時は、乾燥した根茎15〜20gを同様に煎じて用いる。
生薬名をバッカツという。
サンザシ 果実 消化、整腸、健胃、鎮静薬として、胃炎、胃拡張、食欲不振、
二日酔い、食中毒に用いる。
秋に採取し、乾燥した果実5〜8gを水500〜600ccで半量に煎じ、
1日3回または1回量として服用する。
消化促進作用があるので、食材として、食後に食用する。
漢方では山査子として使われる。
サンシュユ 果実 疲労、めまい、耳鳴り。
陰痿、遺精、頻尿、老人の夜尿などの症状に用いる。
秋に採取し、種子を除き、乾燥した果実3〜8gを水400ccで半量に煎じ、
1日3回に分けて服用する。
強壮、強精を目的として、乾燥果実200gとグラニュー糖200gをホワイト
リカー1.8Lに漬けて冷暗所に置いた後、布でこしたサンシュユ酒を盃1〜2
杯を服用する。
漢方では山茱萸として使われる。
サンショウ 果皮 健胃薬として消化不良、食欲不振、腹痛、胃腸カタル、
胃下垂、胃拡張の症状に用いる。
秋に採取し、種子を除いた果皮の粉末2gを食後30分に服用する。
あるいは、乾燥果皮2〜8gを水300〜400ccで半量に煎じ、
1日3回に分けて服用する。
かぶれ、水虫には煎じ汁を患部に塗布する。
ひび、あかぎれには煎じ液で温湿布するとよい。
果実は食用に利用される。
漢方では山椒として使われる。
 〃 種子 利尿薬として用いる。
夏〜秋に採取し、乾燥した種子15gを水400ccで約2/3量に煎じて服用する。
生薬名を椒目という。
 〃 できものの吸い出しとして用いる。
葉の汁をガーゼに浸し、患部に当てて、1日1〜2回取り替える。


  《し》
名称使用部位効用・使い方
シシウド リウマチ、神経痛、冷え性の症状に浴用料として用いる。
秋に掘りとり、乾燥した根300gを布袋に入れ、沸かす前から浴槽に入れる。
発汗、解熱を目的に、また、頭痛の症状には乾燥根10〜20gを水400ccで
半量に煎じ、1日3回に分けて服用する。
漢方では唐独活として使用される。
シソ 葉・種子・茎 夏に採取し、乾燥した紫の葉を漢方では蘇葉といい、発汗、解熱、
鎮痛、鎮静、健胃、解毒を目的に用いられる。
種子は紫蘇子、茎は蘇梗といい、同様に用いられる。
風邪を引いた時、気管支炎の咳や喘息には葉、または種子3〜10gを
水200〜400ccで半量に煎じ、1日2〜3回に分けて服用する。
精神安定を目標に、ヒステリー、不眠症などに蘇葉3gを水200ccで軽く
煎じ、服用する。
魚肉の中毒にも煎じ液を用いる。
ジャノヒゲ 塊根 鎮咳、去痰、滋養強壮を目的に、かぜ、喘息、気管支炎の咳に用いる。
5〜6月頃に掘り採り、乾燥した塊根6〜12gを水400〜500ccで半量に煎じ、
1日3回に分けて服用する。
妊娠中でも咳止めに使うことができるといわれる。
心臓病や疲労の症状に蜂蜜を加え、同様に煎じて服用する。
漢方では麦門冬として処方に配合される。
ショウガ 根茎 食材や香辛料として食用で広く使われ、一般には風邪の初期には
「しょうが湯」(おろしたしょうがに砂糖と片栗粉を加えて熱湯を注ぐ)などを作り用いる。
また、二日酔いやつわりの吐き気には、ショウガおろしと大根おろしに熱湯を注いだもの、
あるいはショウガ6g、半夏6g、茯苓5gに水200ccで煎じ、1日3回に分けて服用する。
漢方では根茎部の乾燥したものを生姜といい、健胃、鎮吐、去痰などの目的で使われる。
風邪には生姜を配合した葛根湯が用いられる。
ショウブ 根茎・葉 浴用料として神経痛、リウマチ、不眠症などに用いる。
煎液を飲むと吐き気を催すことがあるのであまり内服しない。
生薬名を石菖根という。
ジンチョウゲ 喉の痛みに用いる。
初春ごろに採取し、日干しした花3〜6gを水200ccで1/3量に煎じて服用する。
同様にうがい料として、乾燥花5〜10gを水400ccで1/3量に煎じた液を用いる。


  《す》
名称使用部位効用・使い方
スイカズラ 葉・茎 忍冬といい、解毒、解熱、抗菌、利尿作用があり、発熱、腸炎、関節痛などに用いる。
夏に茎葉を採って乾燥させたもの1日量10〜20gを水500ccで半量に煎じ、
1日3回食間に服用する。
忍冬茶として、利尿、下痢止めの目的で焙じて飲用する。
痔、腰痛、あせもや湿疹には、忍冬50〜100gを木綿袋に詰めて煎じ、
煎液と袋をともに浴槽にいれて浴用料とする。
 〃 5〜6月に花を採り、乾燥させたものを金銀花といい、忍冬と同様の効用をもつ。
解熱には金銀花1回分3gを水200ccで半量に煎じて服用する。
口内炎、歯槽膿漏にはこの煎液でうがいをするとよい。
忍冬酒は、解毒、冷え性、腫れ物、生理痛、膀胱炎、腎臓病、強壮に効果がある。
金銀花100gとグラニュー糖40〜200g(好みで調節)をホワイトリカー1.8Lに2〜
3ヶ月以上漬け込み、こしたものを用いる。
スギナ 地上部 去痰には、煎液でうがいをする。
スベリヒユ 地上部 虫さされの際の解毒や利尿剤として用いられる。
肝臓病、淋病、腫れ物、にきびなどに葉茎15gを煎じて服用する。
ゆでて食用にもする。
痔、いぼ、たむしには、生の葉の絞り汁を繰り返し塗布する。


  《せ》
名称使用部位効用・使い方
セリ 茎葉 食欲増進に新鮮な茎葉を食用、または青汁を健胃薬とする。
黄疸や神経痛などにさっと茹でて食べてもよい。
軽いしもやけには、生汁を患部にマッサージしながら塗布する。
センキュウ 根茎 血を補い、血液の循環を良くする作用を持ち、当帰や芍薬と混ぜて多数の
処方に配合されている。
浄血、補血強壮、鎮静薬として貧血、冷え性、月経不順などの婦人病に用いられる。
植え付けの翌年の秋に掘り採り、ひげ根を去って洗い、日干しさせた根茎
1日量5〜10gを水300ccで半量に煎じ、1日3回に分けて温服する。
センダン 果実 苦棟子といい、整腸薬、鎮痛薬などとして用いる。
腹痛や疝痛には10gを煎じて飲む。
ひび、あかぎれには、生の果肉をすりつぶして塗るか煎液を塗布する。
 〃 樹皮 苦棟皮といい、整腸、条虫駆虫薬として用いられる。
条虫駆除に、6〜10gを煎じ、1日2回朝夕の空腹時に服用する。
マラリア熱にも用いる。
センニンソウ 鎮痛薬として関節痛、神経痛、リウマチなどに用いられる。
皮膚に刺激のある成分を含むので使用には注意が必要。
センブリ 全草 日本の民間薬としては代表的なもののひとつであり、漢方では当薬という。
苦味健胃薬として食欲不振、腹痛、胃痛、膨満感、食べ過ぎ、飲みすぎ、
消化不良、下痢などに使われている。
10〜11月頃の開花時に根ごと掘り上げ、日干ししよく乾燥させた全草を
粉末にして1日量0.03〜0.15gを服用する。
または、乾燥させた全草0.3〜1.5gに熱湯を注ぎ、色が出たらその液を服用する。


  《そ》
名称使用部位効用・使い方
ソテツ 種子 収斂薬、通経薬、下痢止めなどに用いる。
通経、咳止めには、1日量5〜15gを水400ccで約1/3に煎じ、1日3回に分けて服用する。
有毒成分を含むので過量使用は避ける。
ソバ 地上部 高血圧症には、地上部を陰干ししたものを10〜15g煎じて服用する。

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