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サーファーたる者誰もがいい波に乗りたいと思うもの。常に良質の波を求め、年間数百リットルの燃料を使い東西南北を奔走するサーファーの情熱は一般の人には量り知れないものがあるだろう。毎回グッドコンディションに当たることはなく、むしろ肩透かしを食らうことのほうが多い。それでも「今日こそはいいかも!!」「もう一度あの波に乗りたい・・」その気持ちを原動力に、春夏秋冬ひたすら海に向かう。
ここでは過去に僕自身が目で見て、入って、乗って、たまたま撮影できた波を、数は少ないが紹介する。 こんなコンディションにあたったら腕がとれるまでパドル!!だね。

茨城県某所の波 茨城県某所の波 茨城県某所の波 ある朝、茨城県某所にて割れていた限りなくパーフェクトに近い波。南岸低気圧が東京に雪を降らせた後、太平洋側に抜け、このような波を届けてくれることがある。乗る波全てがインサイドまでのロングライドを約束されていた。真冬日だったので人も少なく、波が余っている状態だった。ただ惜しむらくは真冬であったこと。キャップ〜ブーツのフル装備で2時間が限界。真夏で海パンだったら、一日中、入っていたかも。今でも忘れられない波。一本の波に乗ってる時間はたかが数十秒。だがその「数十秒」が心に刻み込まれ、それは僕らのサーフィンへのモチベーションをさらに高めるのである。
福島県某河口の波 福島県某河口にて。台風崩れの低気圧が三陸沖に抜け、サイズアップ!!しかし北東交じりの風が強めに入り、風が合わないポイントが多かった。普段は深めの地形でなかなか割れないこのポイントも、大き目のうねりとタイドがピタリと合えば御覧の通りのブレイク。レギュラー側のショルダーの下にパドルアウトしているサーファーが点のように写っているのを確認していただけるだろうか?セットのピークは遠慮がちに見てもダブルはあり、たまに入るお化けはダブルオーバー。それでも、ホレ過ぎることなく、むしろ厚めのフェイスは、乗りやすいの一言。こんなコンディションの時は、大きく深いターンで波を横に走るだけでも気分がいい。この画像、見てるだけでアドレナリンが出てこない??
福島県某所の波 福島県某所の波 福島県某所の波 場所は福島県某所。夏休み中の一枚。この奇跡的なコンディションはなんと三日間続き、僕たちはサーフマシーンの如く波乗りに興じた。一度乗れば、カットバック気味のターンを織り交ぜ、延々とインサイドまで。ふと自分が乗ってきた方向を見れば、さっきまで隣で波待ちしていた友達が豆粒の如く小さい。人間の集中力とは凄いもので、こういうコンディションだと遠泳パドルも一向に気にならないのだ。余談ではあるけど、ここのポイントのロコだと思われるロングボーダーの技術は非常に高く(ショートの方ももちろんだが)、感銘を受けたのを覚えている。昨今、ロングボードに「乗せられている」ロングボーダーは見たくなくとも沢山見かけるが、彼らのように"スタイリッシュ"と"優雅さ"が融合したロングボーディングをこなすサーファーにはなかなかお目にかかれない。
気の合う仲間と、朝から夜までサーフィンして、夜は泥のように眠る。
貴重な三日間だった。