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「夏休み泥棒」
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撮影も終盤に入ってストレスが溜まってきた子供たちから聞こえるのは夏休みを横取りされた不満の声ばかり。そこで楽しかった事はなかった?と聞いてみるとみんな眉をひそめて黙り込んでしまいました。それだけ現場は過酷なのです。
しかし「友達ができた事があるやん」の誰かの一言にみんな顔を見合わせて照れ笑いをうかべました。役者ではない子供達。実感がわかないのが当然だと思います。スクリーンに映し出された自己を見た時、初めて映画は映画になり彼らにとって貴重な一夏の記憶と経験になるのではないでしょうか。
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「ラッシュ」
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撮影が終わった後、スタッフの方々がラッシュ(現像されたばかりのフィルム)を試写されると言うので参加させて頂きました。そこに映し出された白と青がくっきりとした夏の空。そんな風景を背に畦道を歩く子供達。純粋な心の持ち主達には青空がピッタリだと監督はわかっていらっしゃるのでしょう。監督の映画が持つ光影は学童っ子をとおし教育の必然性を目線に立った優しさで捕らえているように感じました(指導員が膝をおり子供と同じ目線で接する時のように)。だからこそ見る側と映像との距離が消散されるのです。
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「ランドセル」
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子供達の熱と夏の熱にサウナと化した教室。そこに撮影の為、かためられたランドセルの群れを見た時に、僕もかつてはこれを背負っていたのだと思い出しました。ベム・ベンダース監督の『ベルリン天使の詩』という作品があり「みんな最初は子供だった」とはじまります。そうです。大人もその昔は誰もが子供だったのです。しかし、そんなあたりまえの事を忙しい毎日の中で忘れてしまっている方が多いように思われます。映画の中で子供はもちろん、大人の皆さんの目にはどんなランドセルが映るのでしょうか?楽しみです。
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