ライデン

「電脳戦記バーチャロン オラトリオタングラム」より、高性能光学兵器装備重攻機体HBV−502−H8ライデンです。さて、オラトリオタングラムがゲーセンで稼動していた当時、私の使用機体はこのライデンとドルドレイでした。カトキ氏のデザインによる各機体は魅力的で前回のバーチャロンから格段に立体嗜好が強い感じがしたんですが模型がらみの展開は思いの他しぶく、レジンキット全盛の時期だったにも関わらずウェーブからの1/144キットは全種の内の半分程、コトブキヤからはテムジンのみ、と結局の所ライデンに関しては一つも立体物が出ないというライデン使いとしては実に寂しい状況でした。そんなライデンがなんとプラキットでのリリースでしかも1/100と言う事で発売の報を聞いた時は狂喜乱舞な気持ちでしたね〜
さて、そんな夢の様なキットであるライデンですが、キットの方はもう何と言うか綺麗に仕上げようとするとちょっとした拷問の様な内容です。いや、やはりバーチャロイドと言えば艶々な外観だと思うんですよ。コトブキヤの見本の様に半艶の仕上げも最初考えていてどっちが良いだろうと発売前は随分悩みましたが画集「MATRIX」を持ち出して眺めていたらやっぱ艶が無いとらしく無いよなぁと言う事で艶々で行く事にした訳です。しかし、元々の設定からコンバートして設計されたと言うこのキット、塗り分けをほぼ再現する為に異常なパーツ数となっている分ゲート跡やヒケ、面のうねりや成型上の表面のめくれ等、艶を出す上での弊害がこれでもかと出ています。これを解消する為にはペーパー掛けを入念に行う訳ですがパーツが多い分一日に出来る処理数が限られてしまってまあ牛歩の如き進み具合となってしまいました。しかも今回、機体各部にあるセンサー部分を発光させる為の工程で致命的な失敗をやらかしてしまい、せっかくスネ部分まで終わったいたのにヒザから下を破棄しなければいけない事態となってしまったんです。いや、発光ギミックの工程もそうなんですが前述の面の処理が思いの他いい加減なのが解ってしまい、毎度の事足首から仕上げていたんですが爪先の部分とかヒケが全然残ってる様な状態で進めてしまったのも破棄の一因でもありました。ヒケもそうですがこのキットいわゆるC面と呼ばれる面と面の繋ぎ目の部分、この部分にも結構ヒケが出てきてる訳ですが最初にやっていた足首はこの面にペーパーを当てる事を面倒くさがってやらずにいたらまあ処理不足が目立つ×2!さらに濃い緑色の色もちょっと違うと感じられたんでしょうがないけどって事で破棄決定となった訳です。つまる所キット2個消費してやっと完成した訳ですが思わぬ副産物もありまして、ライデンの特徴となっている肩のバイナリーロータスは仕様だと肩内装に外装を付け替える様にして再現する事になっていたんですが、塗装済みの状態では内装との噛み合わせがギチギチ過ぎて交換に難儀する事になりますが肩内部フレームを通常の肩とバイナリーロータスとにそれぞれ用意する事で交換そのものは楽になりました。発光に関しても最初随分苦労しました。いつもだと透明パーツの裏にLEDを設置して光らす訳ですがそれだと各センサーに目玉の様な感じで光が出てきていまいちバーチャロイドっぽく無い感じになってしまいます。さらに頭部の横幅や太腿部分のサイズだとLEDが正面を向く様に設置してもまんべんなくゼンサー全体を光らす事が出来なくて当初は諦めようかと思っていたんですがふいに光そのものを何かに投影させれば良いのでは?と思いつきセンサーの裏にプラ板を入れ、ここにLEDの光を「当てる」様にやってみたら・・・と言う事で画像の様な感じと相成った訳です。センサーの向こうに若干奥行きが有る為非発光状態でも良い感じになったのでは?と思います。



そんな訳で完成しました。艶具合というか表面の作り方はまだまだな感じはしますね。もし2Pを作る時が来たらもうちょい精進する事とします。しかし、発光職人として頑張ったの良いですが画集「MATRIX」を見てると機体表面に「センサーからの光の映り込み」ってのが表現されてないんですよ・・・ひょっとするとセンサーって光らないんじゃねーの?とも思うんですが・・・いや、そんな事はないですよね?次のスペシネフも楽しみですね!

2009/3/19完成
メーカー:コトブキヤ
スケ−ル:1/100
サイズ:全高18cm


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