ザンザ・ルブ

「伝説巨人 イデオン」より、バッフ・クラン軍最後の量産機ザンザ・ルブです。さて、このキットが発売された昭和50年代、模型屋さんにはガンプラ初め様々なロボットアニメのキットが並んでいて現在の模型屋と比べるとカオスの様な有様でした。今は余り気味なガンプラも人気が凄過ぎて在庫は全体の対比としては2割程で欲しくても殆ど手に入らない状態でした。私の住む地方では半分以上が放送されてない作品の模型ばかりで興味を引く所まで行かない物が殆ど。そんな中やはり一度も見た事が無いイデオンのシリ−ズは他の子も興味が無い所為か余りまくっていて模型屋に行く度に眼につきました。その中に気になるデザインのロボがひとつ・・・(あくまでパッケ−ジからの印象ですが)銀色に近い白が眩しい奇妙な構造の3本足。ザンザ・ルブ?しかもこんなに大きい箱の完成見本はパ−ティングラインの処理もせず・・・こんな強烈な印象を与えてくれたこのキットは小学生には手の出ない値段の所為もあり、ついぞ買うチャンスはありませんでした。そのまま年月が過ぎつい最近アニマックスでイデオン本編が流されていましてその面白さに見事にハマッてしまいました。勢いで劇場版のDVDも購入しようやく物語中で活躍するザンザ・ルブを眼にする事が出来た訳です。そして見ちゃった以上、あの頃の物欲が甦ってくる訳です。丁度知り合いが行く店にまだ残ってると言う話を聞き早速買って来て貰った、という訳です。こうして何時の間にか模型屋から消えていたザンザ・ルブと20年以上経って再会した訳ですがキットの内容はと言えば成型不良に緩る過ぎる関節部位、ヒケも凄いし合いも悪い。サイズの割に各部の再現度も低いというおよそ模型を作る上で遭遇したく無いトラブルばかり内胞していました。しかもデザイン上足首に当たる部位が無いんで普通に作るとどうしても棒立ちになってしまいみっともなくなるのは明らかですし、なにより人間の骨格の様な構造の脚・腕は関節ごとでバラせる様にしないとラインの処理が出来ません。成程キットの完成見本が全く未処理だったのはこの所為か、とようやく謎が解けました。しかし仮組みした時点でプロポ−ションそのものは思った程悪く無いようなので主に関節に手を入れる事にします。まずはガンプラから関節を移植して曲げた時に関節の強度を上げます。さらに腕部取り付け部分や足裏など省略された部分の再現を行ってます。登場シ−ンで印象的なビ−ム砲の発射時のギミックは色々と不都合が出るんで断念(というかアレは完全に2次元の嘘だと思う)しました。バ−ニア内部にはぎっしりと市販パ−ツを入れてます。さすがに後から見て黒一色の穴だけでは・・・と言う事で。塗装も少々悩みました。これは箱画の印象に引かれ過ぎた所為もあったんですが「銀色に近い白」という所に拘り過ぎてしばし仕上げで手が止まった事も。スケ−ルエフェクトを考えれば艶消しでも有りか?とも思いましたがやはり艶々で行く事にしました。最後にバッフ・クラン製メカの特徴赤黒の部分(実際ここは何なんでしょう?)は発光式としています。
○塗装レシピ:
本体色白/白100%
関節色薄/黒45%+白55%
関節色濃/黒60%+白40%

そんな訳で完成しました。かの時代の模型もこうして拘って作ってみるとそれなりの「面白さ」を感じます。今の時代の様に誰でも簡単にかっこよく・・・とはいかない、個人の力量と熱意が無いと完成しないキットというのも良いですね!何よりこの大きさがえも言われぬ迫力が出てデカ物好きにはたまりません(笑)しかしこうなるとガンガ・ルブも欲しくなるなぁ・・・

2006/12/28完成
スケ−ル:1/600
メ−カ−:アオシマ
サイズ:全高27cm

HOMEへ