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空冷インラインフォースペシャルショップ「SHIO HOUSE」とZIP-STARTのSTORY
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そのお店の名前は「SHIO HOUSE」
「HONDA MIDDLE INLINE FOUR ONLY」と、自らがジャンルを狭くし、一つを極める「プロフェッショナル」のお店です。
足立区にあるそのお店「シオハウス」は「ホンダ ミドルインラインフォー オンリー」と自らがおっしゃる通り、貴重なTT-F3のヒストリックレーサーと共に、CB400F、CBX400F、CBR400Fの、膨大な量の新品、中古の各パーツストックと、これまたとんでもない量の書籍が、今にもあふれ出さんばかりのお店でした。
そこにあるバイクの多くは、当時のデザイナーが求めた美しさのバランスを大きく崩す事無く、今でも魅力的な輝きに溢れていました。
SHIO氏は、お店で「プレオイリングシステム」を、エンジン作業時に使われています。
それは当社ZIP-STARTとは異なり、エンジン始動前に行う手動式のものです。
http://wind.ap.teacup.com/hondainlinefour/362.html
SHIO HOUSEさんに入庫するバイクの中には、長期保管などでしばらくエンジンをかけていない車両があります。
そう言ったバイクのエンジンをかける際に、エンジンオイルを送ってから始動するのです。
手動のシステムで、オイルの吸い上げも手動で出来る、と言う、整備工場で使うには実に優れた構造でした。
持ち運びをするものではありませんから、ZIP-STARTのような車両に取り付ける物ではありませんが。
このシステムを作り、それがお店にある、と言う事実が、いかにお客様の車両に対するきめ細かな心配りであるか。
長く掛けられていないエンジンに対する、最大、最高の気遣いです。
そもそも多くのお店は「オイルが回っていないエンジンに対する危機意識」すら持っていないのが現状です。
つまりSHIO HOUSEさんでは、他の多くのお店が「考えてもいない事」を、真剣に考え、気付き、対処しているのです。
これがいかに凄い事であるか。
どれほどのエンジンをばらし、開け、確認して考え、そして思いついた事なのか。
これはまさに「プロフェッショナルの閃き」が生んだ工具なのです。
せっかく貴重なバイクを高額で手に入れたにも関わらず、調子が良くない、異音が出る、壊れたバイクを買わされた、と言うお客様の駆け込み寺。
そう言ったお客様からの期待に、真剣に、真摯に応える姿勢。
私は、SHIO氏のバイクに対する姿勢に感銘を受けました。
そしてSHIO HOUSEさんに置かれているバイクやエンジンは、その姿勢に違わず、外見はもちろんの事、エンジンの内部に至るまで実に細やかな対処を受けていました。
シオハウスのSHIO氏は以前、ZIP-STARTをホームページにてお知りになり、ブログでも何度かご紹介頂いておりました。
SHIO氏は元ホンダのサービススタッフ。
ホンダの社内では飛びっきりの有名人でもある尾熊洋一氏が、ZIP-STARTのユーザーでもある、と言う事でもご注目頂いていたようでした。
当社でも、そのブログを確認し、書き込みをさせて頂き、この度お店を訪問させて頂きました。
お店にある、まさに山のようなパーツの数々、書籍、貴重な車両、それらがまさに「スペシャルショップである」事を誇るかのように陳列されていました。
車種を限定、意図的にターゲットを狭める事で、仕事のクオリティを高く維持する、と言うSHIO氏の考え方を、お店の部品在庫の山が雄弁に物語っていました。
取り扱い車種を増やし、絶版パーツのストックを増やすと言うのは、決して容易な事ではありません。
決してカスタムやレストアの世界で主流ではないミドルクラスに対し、出来る限りの手を打ち、生き残らせて行きたい、と言うSHIO氏のこだわり。
とにかくいい仕事をしたい、と言う気持ちが良く伝わってくる仕事であり、お店でした。
CB400F、CBX400F、CBR400Fなどのホンダ、空冷ミドルフォーが、現役であった頃。
日本の免許制度では、大型2輪免許を容易に取る事が出来ませんでした。
時は暴走族のピークの時代。
大型免許が容易に取れない以上、若者にとってバイクとは中型。
400cc以下の排気量を表していました。
いつの時代も若者はお金がありません。
若者は無いお金を振り絞ってバイクを買い、お金が無い故にまともなメンテナンスを受けさせる事も無く酷使され、多くのバイクが朽ち果てて行きました。
あの当時、街中をゴロゴロ走っていた空冷ミドルフォーを見かける事は、本当に少なくなりました。
それ故に、あの時代を生き延びる事が出来た貴重な車両には、新車の軽く倍以上のプライスが付けられ、販売されています。
しかし、そのどれもが、いかんせん古いバイクです。
その20年以上の間に、どう扱われ、どの程度放置され、どこの部品がダメになっているか、どの部品が絶版か。
その車両を極めた専門家で無いと分からない事が多々ある事は、想像に難くありません。
好調を維持するためには、多くの車種を扱う中古車ショップでは手に負えなくて当然の車両でもあるのです。
これからもSHIO HOUSEさんの工房では、時代を超えて蘇った「空冷ミドルインラインフォー」の音が響く事でしょう。
クオリティの高い仕事にこだわり、死にかけた絶版車のエンジンを蘇らせるその手腕を、これからも多くのユーザーが求めるでしょう。
「ミイラのように乾き、長期の眠りについているエンジンを、起こす前に潤いを与える」
SHIO HOUSEさんオリジナルのプレオイリングシステムは、これからも活躍する事と思います。
SHIO HOUSE代表
SHIO様
本当に貴重なお話を、どうもありがとうございました。 |
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