ZIP-START

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プレオイリングシステム ZIP-STARTは、エンジンの始動前に、
エンジン内部の潤滑が必要な各所にオイルを届け、ドライスタートのダメージを防止する装置です。




アイドリング回転中のエンジン内部(カムシャフト部)です。
カムシャフト部のエンジンオイル給油は「オリフィス」と呼ばれる「流量制限弁」を通過した後のオイルで
オイルポンプの吐出量に対し供給量は少ない部分ですが、それでもこれだけの量のオイルを送られています。
通常回転中のエンジンでは、このように大量のエンジンオイルが供給され続けており、流体潤滑が成立しています。
流体潤滑状態の時、各部品は一切接触していません。

この状態を維持するには、「液状のオイルが存在している事」が絶対条件になります。





プレオイリングシステムZIP-STARTは、エンジンにとって理想的条件である「流体潤滑」を
より早く成立させるために、始動前のエンジン各部に、エンジンオイルを供給するシステムです。

エンジン内部で部品同士の接触が発生するのは、設計限界を超えた過度の負荷が掛かった場合を除き
流体潤滑が成立するまでの始動時です。

一般に「ドライスタート一回のダメージは、東京〜大阪間を往復するより大きい」と言われたりもしますが
流体潤滑が成立した状態での、無接触の1000kmより、接触した数秒の方がエンジンにとって負担であるのは事実です。
エンジンと言う機械は、作動中には常時オイルを求めています。
それは高回転時であっても始動時であっても、全く変わらない物理的な真実なのです。




通常のエンジン始動時、エンジンオイルの供給は、エンジンの回転が開始してからとなる。
オイルポンプの駆動軸が、クランクシャフトと連動している、と言う機械的構造のためである。



通常のエンジン始動に対して、ZIP-START作動時の始動。
エンジンを始動させる前にエンジンオイルを送り、確実にエンジン保護を行う。


ZIP-STARTの本体キットです。

上の筒状の物が本体。
左下が本体取り付け用ブラケット、右下が電装品セットとなります。
電装品は、これ以外に電源取り出しと、配線が必要となります。

ギボシの加工用に、電工ペンチとワイヤーストリッパーをご用意下さい。


グッドリッジのステンレスメッシュホースと、ホースエンド3種類
オイルエレメントアダプター2種類です。
標準キットに使用するホースキットはAN6となります。

排気量の大きいエンジン、ターボ車などはAN8をオススメする場合がございます。
その場合は差額が発生しますので、詳しくはお問い合わせ下さい。

同梱するホース長は1mまでは価格に含まれております。



ZIP-STARTの基本的な構造は、下記のようになります。



オイルを圧送する動力源はスプリングです。
エンジンのオイルポンプが発生させる油圧でスプリングを縮め、機械的にロックして保持します。

次のエンジン始動前に、スイッチを入れてロックを解除し、スプリングの力でオイルを押し出して
プレオイリングの効果をエンジンにもたらします。



下記のイラストは、内部がオイルで満たされ、作動待機している状態です。





エンジン始動前、ZIP−STARTのスイッチを入れました。
機械式ロックが解除されました。



ロックが解除され、スプリングの力でオイルが送り出されています。





プレオイリング後、エンジンを始動しました。
エンジンから送られてくるオイルの圧力で、スプリングが縮んでいきます。



スプリングが縮み、機械式のロックが噛んだ時点で作動待機状態となります。


ZIP-STARTのメリット

1.確実なエンジン保護。
プレオイリングを行う事で、エンジン磨耗の75%低減(当社調べ)を実現出来ます。
それにより、磨耗だけでなくエンジン始動時の異音も防止します。


2.油圧の発生にポンプではなく、スプリングを使う。
これにより、高い信頼性と、エンジン始動に大切なバッテリーの電力を多く消費せずにすみます。


3.機械式のロックを使用し、エンジン停止期間が長くてもオイルの漏れや電力消費が無い。
スプリングを縮めて機械的にロックしますので、作動待機中の
ZIP-START内部のオイルには、圧力がかかっていません。
圧力を貯めたままで保持すると、時間の経過とともに必ず圧力低下が発生します。
ZIP-STARTには、その心配はありません。
また、機械式ロックですので、作動待機中の電力消費もありません。
電力を要するのは、ロック解除の瞬間にごくわずかな時間だけです。



4.エンジンオイルや添加剤とは異なり、始動抵抗の低減能力が劣化しない。

エンジンオイルや添加剤は、入れた直後から劣化が進みます。
そのため、オイル交換や添加剤を入れた直後に改善が体感出来るわけです。
しかしそれが体感出来る、と言う事は、性能の低下がある、と言う事でもあります。
ZIP−STARTは機械式ですので、いつでも安定した油圧をかけ、エンジンを保護します。



大型船舶や、超大型重機で、標準装備されているプレオイリングシステムは、エンジンに外付けのオイルポンプを付ける構造で
サイズ的に、一般的な自動車やオートバイに搭載出来るようなものではありません。
そして、それらのプレオイリングシステムの問題点は、作動に多くのエネルギーを消費する事にもあります。

始動時のエネルギーをバッテリーのみに頼る自動車、オートバイにとっては、
作動に多くのエネルギーを消費するシステムは採用出来ませんでした。


ZIP-STARTは、エンジンを保護する事で、エンジンのベストコンディションをより長く維持します。
言い換えるなら、エンジンのアンチエイジング効果を実現します。
つまり、「
気持ちよく乗れる状態を、より長く維持する」事が出来るのです。
一日、二日、または100km、200kmと言う走行距離ではその差は体感出来ないかも知れません。
しかし1年、2年、1万km、2万kmと積み重ねると、その差は実に大きなものとなります。。
旧車、名車と呼ばれる車には、特に有効なシステムですが、
普段使いの車でも、
気持ち良く乗れる状態を長く維持する、と言う事には
大きな価値があるのではないでしょうか。



「エコロジー」を考える必要のある時代、
一台の車を長く、大切に乗る事も立派なエコロジーだと当社は考えます。


二輪用ZIP-STARTの情報はコチラ 四輪用ZIP-STARTの情報はコチラ
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ZIP-STARTを装着したエンジンのオイルライン概念図です。
>>詳しくはコチラ
(pdf)



ZIP-STARTを装着したプレオイリング概念図です。
>>詳しくはコチラ(pdf)



ZIP-STARTは、エンジンが発生させる油圧で内部スプリングを圧縮し、その状態を機械的に維持する構造です。
そのため、構造上、油圧が上がらないエンジンには取り付ける事が出来ません。

全ての2サイクルエンジン。

4サイクルエンジンでも、組み立て式クランクシャフトを使用したエンジンでは、
油圧が上がらないために、ZIP-STARTの取り付けが出来ません。

具体的には、四輪ですと、
ホンダS500、S600、S800。
二輪ですと、
ほぼ全てのシングルエンジン一部のVツインエンジン
カワサキの
空冷Z1系エンジン、スズキGS1000、GSX1100Sカタナなどが取り付けが出来ません。

詳しくはお問い合わせ下さい。

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