読書の時間


1.概論

2.コナン・ドイルとジュール・ベルヌ

3.塩野七生

4.三国志

5.シドニィ・シェルダン

6.ペーパーバックス

7.古本

8.Link

番外1.電子辞書で読書


1.概論

 私の主要な趣味の一つは読書です。別頁に載せている蔵書リストは2,541冊までですが、実際の蔵書数は2004年末現在3,165冊になっています。下記はもう数年前に統計したものですが、私が十冊以上読んだ国内作家の一覧です。

和久峻三

219

松本清張

61

阿刀田高

30

陳舜臣

28

立花隆

27

星新一

25

新田次郎

24

高橋和巳

22

夏樹静子

19

10 柳田邦男

18

11 大前研一

18

12 大江健三郎

18

13 北杜夫

17

14 筒井康隆

16

15 小松左京

12

この15人の内ダントツの和久峻三他斜体の5人の作家は推理またはSF作家です。これ以外でも阿刀田隆筒井康隆は推理・SFに近い作品もあり、都合7人は娯楽系の作家と言っても良いと思います。残り8人は純文学、ノンフィクション作家です。どの作家もそれなりに思いいれのある作家ですが、こうして並べて見ると最近はこの15名共殆ど読んでいません。亡くなられた作家の場合は新作が無いので例えば高橋和巳なんかの数は増えないのですけれども、現役の作家でも殆ど読んでいないのは、新作のノンフィクション中心に読んでいる事と、趣味の方向が変わってしまった事が原因と自身で考えています。


2.コナン・ドイルとジュール・ベルヌ

 私は小学校四年の頃まで殆ど本は読まない人間でした。その私が本を読むきっかけを与えた作者がこの二人です。コナン・ドイルはシャーロック・ホームズ中心に文庫本で読みましたし、ジュール・ベルヌは図書館で児童向けの翻訳本を借りて読みました。

 ドイルのホームズ作品は長編・短編含め中学までにはほぼ読み尽くしました。一方のベルヌは元々児童書以外の翻訳本が少ない事もあって中学以降読んだというのは八十日間世界一周地底探検など映画にもなった作品だけです。八十日間世界一周はつい最近映画のリメイク版が出ましたが、ストーリーが原作に忠実でないところが多く、かなり興冷めで見ました。

2.1 リンク

シャーロックホームズ博物館 = http://www.areab.co.jp/221b/top221b.htm

ジュールベルヌ著作リスト = http://www.asahi-net.or.jp/~ue4k-ngt/bnavi/verne.html

ジュールベルヌの映画一覧 = http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=ps&id=2283&t=m


3.塩野七生

 概論に載せた15人に既に追いついている作家がいます。塩野七生です。そもそもこの作家との出会いは99年頃だったと思いますが、コンピュータで読書した事がきっかけです。新潮文庫の百冊というCD-ROMソフトを買った中に、この作者の「コンスタンティノープルの陥落」という作品が有って読み、結構面白いと感じた事がきっかけです。その後今までに読んだ塩野七生の作品は、下記表の通りですが、これ以外にも購入済みでまだ読んでいない作品もあり、当面数は増えてベストテン上位進出は確実な情勢です。

コンスタンティノープルの陥落
ローマは一日にして成らず(上・下)
ハンニバル戦記(上・中・下)
イタリアからの手紙
イタリア遺聞
サイレント・マイノリティ
人々のかたち
ロードス島攻防記
チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷
10 愛の年代記
11 勝者の混迷(上・下)
12 レパントの海戦
13 サロメの乳母の話
14 マキアヴェッリ語録
15 海の都の物語(正・続)
16 ローマ人への20の質問
17 緋色のヴェネツィア
18 黄金のローマ
19 銀色のフィレンツェ
20 男たちへ
21 男の肖像
22. ユリウス・カエサル ルビコン以前
23. ユリウス・カエサル ルビコン以後
24. パクスロマーナ
25. 悪名高き皇帝たち
26. ルネサンスとは何であったのか
27. 危機と克服
28. 賢帝の世紀
29. すべての道はローマに通ず
30. 終わりの始まり
31. ローマから日本が見える
32. 迷走する帝国

 この方はイタリア人と結婚されています。基本的にイタリア周辺の歴史をベースとした本を書かれていますが、文章の構成力がある上に、ローマ史等の歴史的背景に対する興味も尽きず、本は飽きる事なく読めます。

3.1 リンク

塩野七生の世界

塩野七生の読者と イタリアの歴史/美術/観光を楽しみたい人 のホームページ

塩野七生の部屋


4.三国志

 先ず下記は私の蔵書リストから拾った、過去に読んだ三国志関係の本です。

羅貫中                  三国志(1)                              岩波書店
羅貫中                  三国志(2)                              岩波書店
羅貫中                  三国志(3)                              岩波書店
吉川英治                三国志(1)                              講談社
陳舜臣                  三国志と中国                              文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(1)                          文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(2)                          文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(3)                          文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(4)                          文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(5)                          文芸春秋
陳舜臣                  秘本三国志(6)                          文芸春秋
柴田練三郎              柴練三国志英雄ここにあり(上)              集英社
柴田練三郎              柴練三国志英雄ここにあり(中)              集英社
柴田練三郎              柴練三国志英雄ここにあり(下)              集英社
柴田練三郎              柴練三国志英雄生きるべきか死ぬべきか(上)  集英社
柴田練三郎              柴練三国志英雄生きるべきか死ぬべきか(中)  集英社
柴田練三郎              柴練三国志英雄生きるべきか死ぬべきか(下)  集英社
志茂田景樹              大三国志(上)                              講談社
志茂田景樹              大三国志(中)                              講談社
志茂田景樹              大三国志(下)                              講談社
#                       三国志 上                                 学習研究社
#                       三国志 下                                 学習研究社
#                       三国志の英雄たち                          新人物往来社
芦田孝昭訳              物語三国志                                社会思想社
井波律子                三国志演義                                岩波書店
井波律子                読切り三国志                              筑摩書房
久保田千太郎            三国志                                    講談社
狩野直禎                「三国志」の知恵                          講談社
小松健一                三国志の風景                              岩波書店
松本一男                三国志男の名言101                      三笠書房
竹田晃                  三国志の英傑                              講談社
中川昌彦                三国志に学ぶ                              講談社
陳舜臣                  諸葛孔明(上)                            中央公論
陳舜臣                  諸葛孔明(下)                            中央公論
植村清二                諸葛孔明                                  中央公論社
立間祥介                諸葛孔明                                  岩波書店

 羅漢中の原作は途中までしか読んでいませんし、吉川英治三国志もそうです。しかしフィクション・ノンフィクションそれぞれ:結構読んでいる方だと思います。それでも興味を持って読み始めたのは三十代以降からです。中学の同級生のI君などは、中学1、2年の頃に羅漢中の本を読んでいましたから、随分と違います。

 三国志の面白い所は、多くの登場人物の個性的なところ、当時の武力闘争における戦略面での面白さ、故事の出典などに対する歴史的な面白さなどでしょうか? 私はする機会がありませんでしたが、パソコンゲームの面白さで三国志派になった人も多いものと思います。

4.1 リンク

三国志ホームページ

三国志研究室


5.シドニィ・シェルダン

 私が松本清張を読み始めたきっかけは、母親がファンで大量に清張の作品を持っていたからです。同様にシドニィ・シェルダンを読み始めたのは父親がシェルダンのペーパーバックス・訳本を沢山持っていたからです。実家にたまにしか行かない今となっては、基本的に自費で買っています。しかしシドニィ・シェルダンの場合、訳本を速読する、原本を精読する、映画(多くは米国テレビなのでVIDEO鑑賞)を見るという三種の楽しみがあります。以下は私のシェルダン歴です。

No.

邦題

原題

訳本

原本

映画

1

ゲームの達人 Master of Game

借物

 

VIDEO

2

時間の砂 Sand of Time

借物

 

VIDEO

3

明日があるなら If Tomorrow comes

借物

 

VIDEO

4

血族 BloodLine

借物

 

日本ドラマ

5

真夜中は別の顔 The anotherside of midnight

借物

 

VIDEO

6

明け方の夢 Memory of midnigth

新書

 

VIDEO

7

私は別人 a Stranger inthe mirror

単行本

 

VIDEO

8

天使の自立 The rage of angles

新書

PB

VIDEO

9

神の吹かす風 Windmills of gods

新書

 

VIDEO

10

星の輝き Stars Shine Down

新書

   

11

遺産 morning,noon & nigth

単行本

   

12

女医 Nothing lasts forever

新書

PB

 

13

Naked face

新書

   

14

陰謀の日 The Doomsday Conspiracy

新書

   

15

空が落ちる The sky is falling

新書

   

16

よく見る夢 Tell me your dream

新書

PB

 

 シドニィ・シェルダンはミステリー作家に分類されるのだと思いますが、推理小説ではありません。それでいて長さを感じさせないテンポで流れ、読んでいる時間を忘れさせます。超訳という訳の良さが原因と思っていましたが、Tell me your dreamを英語で読んだ感触では、原作でも同じ事が言え、要するに原本のストーリー展開がうまいという事だと思います。

5.1 リンク

シドニィ・シェルダンを読もう


6.ペーパーバックス

 かって以前に10冊はペーパーバックスを買って読んでいましたが、多くの本は途中でGive Upし、最後まで読んだのは大学の頃だったか、Love Story くらいかも知れません。Erich Segalのこの本は英語が易しかった事が原因です。

 しかし最近になってまた読み始め、既に数冊を最後まで読んでいます。若い頃の読書のように知らない単語が出てきて手元に辞書が無いと先へ進まない読書ではなく、判らない所はそのまま読み飛ばしているからです。それでもストーリーの全般を把握するのには大して問題にはなりません。因みにまた読み始めた理由は単純でペーパーバックスの値段が下がって和書並みの価格で買えるようになったからです。値下げ前1500円程度だった本が今は1000円前後で買えます。下記は最近買った本のリストでずが Gone with the wind.なんかは1024ページの分厚い本が1092円と安かったのでつい買ってしまったものです。

     
H.G.Wells The Time Machine/ The Invisible Man 読書中
Lauren Weisberger The devil of prada 読了
Arthur Golden Memory of a Geisha 読了
# (From movie) Mr. & Mrs. Smith 読了
Jennifer Weiner In her shoes 読了
Raymond Benson Die Another Day 読了
J.K.Rowling Harry Potter and the Philosopher's Stone おもしろくないので打止め
Dan Brown Da Vinci Code 難しいので打止め
Margaret Mitchel Gone with the wind 読書中
Whitley Strieber The day after tommorrow 読了
Sidney Sheldon Tell me your dream 読了
Arthur Golden Memory of a Geisha(抄訳) 読了

 中年の域になっても十分に英語の本が理解出来ないのは悲しい事です。私は理科系の大学を出ていますが、そもそも英語の学力がなくて点を取れなかった事が理系に進んだ原因です。英語力が有れば法学部にでも行って、法曹関係の仕事についていたかも知れません。英語力がなくて理科系に進み結果としてエンジニアをやっていながら、仕事の多くに英語が関わっているという皮肉な状況にもなっています。逆に言うとそうした状況が、ペーパーバックスを読むアレルギーを無くしている感じです。

6.1 リンク

ようこそペーパーバックスの世界へ = http://www.max.hi-ho.ne.jp/tmwaki/

お気軽ペーパーバックの楽しみ = http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/


7.古本(2005.01.09追記)

 ここ数年余り古本と縁は無かったものの、最近は良く買います。自宅近くに小さいながら古本屋があることと、会社近くの駅傍にBOOK OFFを見つけたからです。買うのは割と最近のエッセイとか3.で紹介した塩野七生の小説などです。新刊書でないものは新本である必要はないし、かと言って自宅周辺に使い易い図書館など無いからです。

 古本と言えば中学・高校の頃は神田周辺の古本屋には随分と通いました。夏目漱石の本にしろ10円でも安いものを探して、多くの古本屋を徘徊しました。しかし最近は青空文庫などもあって、古典を無料で読めるオンライン環境が有りますので、若い方々はそうした古本屋の利用は多分もうしないでしょう。

 BOOK OFFは神田周辺の古本屋とは全く雰囲気が異なります。良く行くBOOK OFFは入り口近くが殆ど漫画・アニメで若者が溢れています。当方が本を探す文庫や単行本のエリアは、アニメエリアに比較すればガラガラです。基本的に定価の半額くらいですが、売れない本は別のエリアで105円で売られています。この105円エリアでまだ掘り出し物とは出会っていないのですが、そのうち巡りあえるものと考えています。買ってはいませんが、「風と共に去りぬ」の訳本の単行本三冊で315円なんていうのは極楽の世界だと思います。


8.Link

ozawaの読書の時間リンク集

手軽に買うなら アマゾン = http://www.amazon.co.jp/

本屋を探しても無い場合、結局ここが便利です。

電子文庫パブリ = http://www.paburi.com/paburi/

岩波書店 = http://www.iwanami.co.jp/

新潮社 = http://www.shinchosha.co.jp/

講談社 = http://www.kodansha.co.jp/

中央公論新社 = http://www.chuko.co.jp/

文藝春秋 = http://www.bunshun.co.jp/

復刊ドットコム = http://www.fukkan.com/

 


番外1.電子辞書で読書(2007.11.11追記)

 読書の秋という事ですが、最近余り新刊書は読んでいません。新刊書を買っても置く場所が無いというのが一つの原因です。私の蔵書はこのリストを遥かに越えて3300冊強ですが、かなりの数は実家に置いたままで、どこに有るのか判らないという状況になっています。BOOK OFF等で安く古本が買える事もあり最近良く読んでいますが、これだと読み捨てという事で場所の問題は回避出来ます。ところで電子書籍なら、置く場所の問題もなく本を読めます。

 現実に携帯電話やiPodで本を読んでいる方はいるようですが、あんな小さな画面での読書をする気はありません。ニンテンドーのDSはまだ許せる程度かも知れませんが、私手持ちのスマートフォンW-ZERO3で良いとも思えません。そんな事で電子書籍とは縁が無いと思っていましたが、電子辞書が十分に使えるという事が判りました。私は青空文庫からダウンロードした夏目漱石や太宰治などの古典を読んでいます。

 電子辞書もピンからキリまでで、小さい画面のものは駄目でしょうし、そもそも外部からデータを入れられないものはそうした使い方は出来ません。しかし外部からデータを導入可能な機種は増えているようで、私の使っているCASIOのGW9600という機種ですと、パソコンとUSB経由で繋いでテキトスデータを本体あるいはSDカードに簡単に入れられます。この機種は画面が割と大きいので、その面での問題もありません。

 更に良いのは文字の大きさが簡単に変えられ、しかも直前に読んだポイントを覚えていますので、そのテキストファイルを開けばすぐに、そこを表示してくれます。青空文庫だけでも読みきれないほどフリーのテキストファイルはありますし、これ以外でも下記のように色々なものがあります。秋の夜長は、電子辞書で日本の古典や英文学はいかがでしょう?

青空文庫 = http://www.aozora.gr.jp/

書籍デジタル化委員会 = http://www.eonet.ne.jp/~log-inn/

自由文庫 = http://archive.hp.infoseek.co.jp/

北沢文庫 = http://www.ftm.co.jp/bunko/

Project Gutenberg の Online Book category = http://www.gutenberg.org/catalog/

 このProject Gutenbergはすごいというか、このサイトだけでも一生読み切れないだけの英語の文学テキストが手に入ります。