2003年度 日本史基礎演習
授業の概要・目的
日本史一般、日本近現代史の入門ゼミナール。〈暗記する歴史〉から〈調べて考える歴史学〉への転換をめざす。歴史学の勉強法を、@歴史用語の調べ方、A文献・史料の探し方、B本の読み方、C研究ノートの作り方、Dレポートの書き方、といった面から具体的に指導する。参加者各自が研究テーマを設定して2回の報告と、2回のレポート作成を通じて歴史学の勉強の定型的な部分と自分なりの勉強方法を身につけられるようにする。
授業内容
各参加者は、第4講目あたりで自分の検討テーマ(歴史上の人物・事件など)を決め、それについて第8講以降で簡単に報告(20分程度)、8月末にレポートとして提出する。そして、そのレポートを更に発展させて第20講以降で再度の報告(40分程度)をおこない、さらに検討を加えた上で学年末レポートにして提出する。
(1)年間授業計画の説明
(2)歴史用語の調べ方(辞書と年表の使い方/辞書によって説明が異なるのはなぜか)
(3)文献・史料の探し方(@図書館、A書店・古書店、B史料館など)
(4)本の読み方(基礎編・ノートの取り方)、本・資料の整理の仕方、ノートの作り方
(5)〜(6)本の読み方(応用編・短い論文を選んで検討する)
(7)報告レジュメの作り方、プレゼンテーションの方法
(8)〜(14)参加者の報告
あらかじめ各自で決めたテーマについて調べたことを報告する
(15)レポートの書き方氈i基礎編・レポート作成の技法)
(16)レポートの書き方(応用編・前期レポートに関する添削指導)
(17)〜(18)研究とパソコンの利用
@ パソコンの基礎 A データベースの作成 B パソコンによる文章の作成
(19)〜(20)史料の読み方(日本近現代史に関する簡単な史料を選んで検討する)
(21)〜(30)参加者の報告(なお、予定は、参加人数によって変更がありうる)
履修の注意点
毎回出席を確認する。遅刻は、授業開始定刻から15分まで認めるが、それ以降の講義途中の入室・退出は原則として認めない。講義は定刻に始めるので、遅刻しないようにしてほしい。講義中、私語が甚だしい場合など、退席してもらうことがある。
教科書
特定のテキストは使用せず、講義ごとにレジュメと史料をプリントにして配布する。参考書(120字)
参考文献は、必要に応じて講義の際に紹介・解説する。受講に際しては、朝尾直弘ほか編『角川・新版日本史辞典』(角川書店、1996年)と歴史学研究会編『日本史年表 増補版』(岩波書店、1994年)があれば便利である。
成績評価
成績は、2回の報告と2回のレポートの点数および出席状況にもとづいて評価する。成績評価の公平性・透明性を確保するためにレポートの採点基準は公開し、レポートは返却する。採点・集計に疑義がある場合のために申し出る機会を設定する。