ペーパークラフトを作ろう!

(アコースティックギター紙工作のページ)



上の写真のギターは、僕が自作したペーパークラフト(*1)です。 なかなか精巧にできてます(←自画自賛)。 このページには、このペーパークラフトの印刷用データが置いて あり、カラープリンタさえあれば、誰でも簡単に型紙を印刷できます。 ギターを弾く人も、そうでない人も、ぜひ、 このペーパークラフトの製作にチャレンジしてみてください!

(*1): 正確には、こういうのは、ペーパーモデルというらしいです。


注1:掲載データはフリーな扱いとしますが、無許可で転載などはしないで下さい。

注2:このペーパークラフトは、かなり精密な作業とそれを繰り返す根気が必要となるため、小学生以下には不向きです。僕が主観的に思うに、難易度はかなり高いような気がします。

注3:このページのコンテンツは、Martin ギターとは一切関係ありません(^_^;。(参照:ヘッドとボディ内ラベルの印刷面)

注4:このペーパークラフトは、特に以下の人に向いています。

  1. 洒落たペーパークラフトを作ってみたい人。
  2. 高いギターが欲しくても買えなくて、よだれを垂らして見てるしかない人。
  3. マーティン製作キットで挫折した人(本当にいたらごめんなさい!)。
  4. 暇な人。

注5:このペーパークラフトについての、質問・感想・ご意見・ご要望など、アコギな掲示板(*)へがんがん書き込んでやって下さい! 特に、感想をよろしくお願いしま〜す!

(*)現在このサイトに正式な掲示板はありませんが、TAB Score BBS のテスト版が稼動中ですので、こちらにもお立ち寄りください!


はじめに

そのうち作ってみようと思ってた、アコースティックギターのペーパークラフト、ちょびちょび作ろうと思って、始めてみたら、勢い余って一気に作ってしまいました!
しかし、なんですねぇ、こういうの作るのって、すんごく時間がかかりますね。耳コピよりも、何倍も苦労しましたよ・・・。作ってる期間は、睡眠時間削り過ぎでぼろぼろでした・・・。

まずは、当ペーパークラフトの概要を説明します。
まず、ペーパークラフトの完成ですが、「完成」状態は、 おおまかに2種類あります。

  1. 紙の状態のものだけを組み立てた状態
  2. 上の1.の状態に、弦(つり糸などを使います)を張った状態
通常は、1.の紙のみの組み立ての説明をしますが、 2.の場合に違ってくる項目は、組み立て部位ごとに、別途説明を追加します。

以後組み立てを順を追って説明しますが、 一応、組み立てには順番があり、この順番を守らないと、かなり面倒くさいことになる場合もあるので、とりあえず、上から下まできちんと全部目を通してから、組み立てをして下さい。

このペーパークラフト作成時に必要となるものですが、

ぐらいがあれば作ることができます。

では、早速作ってみましょう!BGMは、「It's only a paper craft」でどうぞ。


1. まずはダウンロード

ペーパークラフトは PDF ファイルで提供しています。 このPDFファイルを印刷するには、Adobe の Acrobat Reader が必要です。 Acrobat Reader をインストールしていない方は、Adobe 社の以下のサイトから 無料で手に入れることができます(Win版・Mac版)。

Acrobat Reader 日本語版のダウンロード  

、これをダウンロードするのは、あまりにもファイルがでかいので、現実的ではありません。Acrobat Reader は、 雑誌の付録 CD-ROM などにも頻繁に入っていますので、そういうところから 持ってきてインストールするのがいいでしょう。 間違っても英語版をインストールしないようにして下さい。

で、Acrobat Reader を準備できたら、今度は、ペーパークラフト自体のデータをダウンロードします。2ページに分けてありますので、2つともダウンロードして下さい。 2ページ分をまとめて、LHAで圧縮したものも置いておきますので、 これをダウンロードしても構いません。

1ページずつダウンロード(PDFファイル)
Page (1/2).[384KByte] page (2/2).[77KByte]

2ページまとめてダウンロード(LZHファイル)
paper-ag.lzh [100KByte]

LZH ファイルを解凍するソフトは、Windows 上のフリーウェアでは、竹村 嘉人さんが作っている、Lhasaというソフトがお薦めです。 これは、デスクトップ上へショートカットを作っておき、その上に LZH ファイル や ZIP ファイルをドラッグ&ドロップするだけで解凍できる優れもので、 僕も愛用しています。

2. 次に印刷

紙は、A4サイズを2枚使います。 まず、印刷のときに使用する紙ですが、最も良いと思われるのは、 ケント紙を使うことです。 ケント紙には、白とクリーム色があって、確かクリーム色のものが、少し 値段が高かったと思います。このペーパークラフトでは、表面が木に近い 感じになるので、クリーム色のものがあれば、それを使った方がいいと思います。 ケント紙が手に入らない場合は、なるべく厚いめの紙(普通よりは)を使った方が良いと思います。 コピー用のPPCとかは薄すぎて、ペーパークラフトを作るにはかなり限界に近いかなという気がします(印刷するだけで、インクの湿気でべこべこになってしまう)。 ですが、厚紙とかだと、かえって厚すぎてダメなんじゃないでしょうか(やってみた訳ではないけど)。

3. 部品の切り離し

ここからは、組み立てです。まずは切り離しですが、 クラフトをA4用紙2枚に印刷したら、 個々の部品を部品の外周に沿って「丁寧に」切り離して下さい。部品名と部分の名前は、以下の図の呼び方で統一しておきます。

あと、トップかバックの外周を切りぬくとき、どちらかについては、 カッターを使って完全にくりぬくようにしてください。 つまり、紙全体の縁から、ハサミで切っていくのはだめです。 これは、切りぬいた後の余った紙の部分を、製作中のペーパークラフトの、接着中の固定用ガイドとして使うためです。

最後に、忘れずにサウンドホールを切り抜いておいて下さい。 サウンドホールの下の白い四角の枠は、ブリッジを接着するための ガイドですので、切りぬかないで下さい。

4. ブリッジの前処理とトップへの接着

いきなりですが、とても細かい作業です・・・。
以下では、山折りで縦に起きる部分をサドル、6つの丸いマークの部分をブリッジピンと呼びます。

赤線:谷折り
青線:山折り
緑線:切りこみを入れる

ここ以降で出てくる山折と谷折は、いずれも印刷面を上にした状態での山折と谷折りです。このブリッジの山折りと谷折りは、細かいので苦戦すると思います・・。Aの上部の縁を、横の部分と合わせてください。

弦を張る場合
弦を張る場合は、ブリッジピンのところに、針で小さな穴をあけ、30cmぐらいに切った糸(釣り糸がいいと思います)の片端に結び目を作り、印刷面の裏側から表にかけて通しておいてください。多少引っ張っても抜けないように、結び目は大きめに作ったほうが良いです。4〜6弦(上の図に向かって左側の4本)に使う糸は、前もって茶色マジックなどで色をつけておくと、なおいいです。

右の鳥瞰図のようになったら、トップの白の長方形の部分に合わせて、 ブリッジピンが下の方に来るように、ブリッジを張りつけてください。 糸を通している場合は、糸の結び目でくっつけにくいと思いますので、 糊は多めにつけた方がいいかもしれません。

弦を張る場合
弦を張る場合は、サドルの頂点(山折り線の部分)に6つ小さなマークが入っているところに、カッターで切れ目を少し入れ、そこにブリッジピンのところから出ている糸を合わせて、上から糊をたっぷり目に塗って固定します。いかにサドルの尾根線のところだけに、きれいに糊を乗せるかがミソです。

5. 左右サイドの接合

左右サイドの幅の太い方を張り合わせて、一つにつなげます。

右サイドの直径3mmほどの小さい白丸(エンドピンと呼びます)より下の部分は糊しろなので、そこに糊を塗布します。左サイドにも、エンドピンが半分だけ描かれていますが、左右サイドを張り合わせたときに、エンドピンが丁度丸に見えるように張り合わせてください。

左右サイドを接合したら、左右サイドの全ての小さい糊しろを、根元の線に沿って山折りしておきます。大きい糊しろが一つ(右サイド)ありますが、ここは折り曲げません。

6. サイドとトップの接着

トップの糊しろを全て、山折りします。その後、まずは、トップの一番下の糊しろ3つと、サイドのトップ側の中央の糊しろ4つを同時に糊づけします。あとは、トップとサイドの糊代を、順に貼りつけていってください。

ここで、ケント紙などの紙質が固めのものを使っていると、サイドが曲げから戻ろうとする力で、接着がうまくいかないと思います。そこで、このような場合は、トップの左右のくびれの部分に輪ゴムを巻き、うまく使うと、簡単に接着できます。この辺は色々試行錯誤してください。

最後に、右サイドの大きい糊しろを使って、上のほうでも左右サイドを接着します。

7. ネック根元部・ネック本体の作成

ネック根元部と、ネック本体を作ります。

赤線:谷折り
青線:山折り

まずは、AとBの糊しろを接着します。CをBの上に接着しますが、 Cの左の端を、Bの糊代に書いてある細い点線に合わせて接着して下さい。 十分に乾いたら、Dの糊しろを使って、ネック根元部と ネック本体を接合します。

ここで、コピー用PPCなどのやわな紙を使ってる人は、根元部と本体の 接合部分のところぐらいに、ティッシュペーパーなどの詰め物を しておいてください。後々やわなままだと困ります。

8. バックとサイドの接着(1)

紙がケント紙か、それ並に硬い紙だと、この作業もかなり難しい ものとなります。一番下の部分の糊しろ同士がかみ合うのは、 トップとサイドの接着の場合同じですので、 ここから接着を始めてください。 途中までくると、硬い紙だと作業が難しくなってくるので、 下の写真のように、型紙の切りぬいた跡にサイドをはめて形を ととのえたまま接着すると、うまくいきます。

ここの接着は最後の糊代まで行わずに、 黄緑の●が書いてある糊代は接着せずに残します。 ここで、次の9.の作業に移る前に、 糊を完全に乾かして下さい

9. ネック根元部とバックの接着

ネック根元部の中心の小さな三角の一辺に、小さなマーク(0.5mm程の線)がついているので、そのマークと、バックの中心線をうまく合うように、ネック根元部とバックを接着します。

10. バック裏面の差し込み

まず、バック裏面を下図のように折り曲げます。左右に少しだけ 折り曲げ位置を示した線があるので、それに合わせて谷折りします。 このとき、なるべくきちんと折り曲げてしまってください

赤線:谷折り

次に、折り曲げたバック裏面を、バックとサイドの未接着の隙間から 内部に差し込みます。下図を参照してください。

バック裏面差込説明図(横からの断面図)
青丸の部分は、サウンドホールから、前もって糊を塗布しておく。

11. バックとサイドの接着(2)

ここで、バックとサイドを完全に接着します。8.の項目で接着しなかった、黄緑の●が書いてある糊代を全て接着します。サウンドホールの中から作業しなければならないので、難しいですが、変な貼り方をしない様に注意してください。

12. バック裏面の完全接着

バックの裏面を、谷折りしてあった部分を元に戻して、完全に接着します。下図を参照してください。

バック裏面接着説明図(横からの断面図)
青丸の部分は、サウンドホールから、前もって糊を塗布し、
折り曲げてあった部分を元に戻して接着する(赤矢印)。

13. ネックとフィンガーボード(+ヘッド)部の接着

フィンガーボード+ヘッドの部品を、下図のように折り曲げしてください。山折りと谷折りが隣り合っている狭い部分(白色)を、以下ではナットと呼びます。下図で、ナットより左側の部分がヘッド、右側の部分がフィンガーボードです。

赤線:谷折り
青線:山折り
緑線:切りこみを入れる

折り曲げたら、ネックとフィンガーボードを接着してください。まずは下図の赤色の部分のみを接着してください。

赤線の部分のみを接着
青の破線で接着位置を合わせる。

14. フィンガーボードとトップの接着

ネックが曲がった感じにならないように接着してください。 正しい位置に接着したら、糊が完全に乾くまで放っておきます。

15. ヘッドの裏表の接着

弦を張る場合
弦を張る場合は、ナットに6つ入っている、小さなマーク(0.5mmほどの線)の部分に、カッターで軽く切れこみを入れてください。切れこみを入れたら、ヘッドのロゴの左右に書いてある丸(以後ペグと呼びます)の部分に、針で穴を空け、サドルから垂れている糸を、この穴に通します。

次に、ヘッドの表と裏を貼り合わせます。特に弦を張る場合は、たっぷり目に糊を使ってください。

弦を張る場合
弦を張る場合は、糸の余りの部分を、横の方にたらした状態にして、ヘッドの表裏をくっつけます。この後で、糸の弛みを引っ張ってとっていきます。糸の弛みをとりつつ、ナットに先ほど作った小さな溝に糸を合わせてください。全てのナットの溝に糸を合わせたら、サドルのときと同じように、上から糊を塗って糸をナットに固定してください。糸の余りの部分は、全ての糊が乾ききってから切断します。

これで、全ての作業は終了です!

最後に

飾り方の例

横断面図
矢印のように、サウンドホールから画鋲を入れて、図の位置に刺し、壁に貼ります。

さらに・・

ハーブオイル(アロマエッセンシャルオイル)で、 「ローズウッド」の香りっていうのが売っています。 ティッシュペーパーを小さく丸めて、このオイルを染み込ませ、 サウンドホールの中に放りこんでみてください。 人によってはさならる満足感が得られるでしょう!(^_^)

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