
日本の昔話を紹介します。

かさ地蔵
あしたはお正月。貧しいじいさまは雪深い山を越え、オモチでも買えるようにと町へ笠を売りに行きました。でも一つも売れません。
がっかり歩く帰り道、山の峠に雪にふりつけられるお地蔵様が六つ並んでおりました。「冷たかろうに」、じいさまは持っていた五つの笠と自分の手ぬぐいまでとってかぶせてあげました。
その夜、じいさまとばあさまが寝ていると、なにやら外で掛け声が聞こえてきました。「よいさ、よいさ」どんどん家に近づいてきます。庭まで来たと思ったら「ドーン」とひびきわたる大きな音。びっくりして戸を開けてみると、なんと!お米や野菜が山のように積まれているではありませんか。
そして道の向うには、お地蔵様たちの帰って行くすがたがありました。

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