住まいの図書室
 知ってて損はない建築豆知識 

住まいを建てるにはものすごいエネルギーが要ります。打合せなどしていると解らない専門用語が設計者の口から出てきてストレスがたまります。ここでは少しでもそういうストレスがたまらないようによく使われる専門用語を簡単に解説します。
施工者(せこうしゃ) 敷地/敷地面積
施工者とは、建築工事を直接実施責任をもつ者で○○工務店とか○○建設とか、建て主の方が工事の契約をした相手を施工者と言い、工事現場で働いていらっしゃる大工さんとかペンキ屋さんは施工者から部分的な工事を頼まれている下請負の方が殆んどで施工者とは区別するほうが良いでしょう。現場監督さんなどは施工者の直接の代理人です。 敷地とはもじ通り土地のことです。そして土地を真上の空から見た土地の面積を敷地面積といいます。しかし建築基準法では法律的に有効な敷地は決して土地の面積全体がそうなるとは限りませんのでご注意を!
輻射暖房(ふくしゃだんぼう)
熱というのは熱いところから冷たいところへ移動しますがそれを利用し建物の床、壁、天井などを直接加熱しその表面から温度の低い室内の空気に熱を移動させて室内を暖める暖房方式を輻射暖房といいます。ちなみに暖かい空気は上へ上がっていくので床を暖め暖かい空気を天井の方へ移動させる床暖房が最近では最も一般的な輻射暖房でしょう。
道 路
道路といえばそう!誰でもわかる人も歩く車も走る道です。
建物を建てる場合、建てる土地には必ず道路が接していなければならないと建築基準法に規定されています。ここで気をつけなければならないのが一言で道路といっても色々と種類があり法律的に認められた道路で無いと、たとえ道があっても道路に接していないと判断されるのでご注意を!この場合、建物を建てる認可が下りません。
建築面積/建ぺい率(けんぺいりつ) 自然素材と新建材
建築面積とは、部屋の床の面積に関係なく建物を空から見たときの建物全体の面積で屋根の軒先など建物の壁から空中にはね出してある部分などはある程度までは面積に入らなく面積の取り方についても細かく建築基準法で定めてあります。
この建築面積の法律的に有効な敷地面積に対する割合を建ぺい率といい % で表します。
建築基準法では地域によりその建てられる % が定められています。
自然素材とは文字通り自然の材料(木、石、土、竹)など自然から直接採取し建築材料として利用するもの、またタイル、紙、レンガ、布などの少し加工をしたものもその材料の構成は自然の材料以外はほとんど使われていないものも自然素材の仲間としても差し支えないと思われます。
これに対しよく聞く木目調とか石調、レンガ調などと自然素材をまねて作られたもの、セメント、ガラス、○○ボート、ビニールクロスとか言うものは一般に新建材と呼んでいます。これらの中には今世間で問題となっているシックハウス病の原因となるものを含んでいる物も有りますのでご注意を!
延べ床面積/容積率(ようせきりつ) 無垢(むく)材
延べ床面積とは、部屋の床面積の合計で2階建ての建物の場合1階と2階の床面積の合計を言い、おそらく皆さんが普段、建坪とか延坪とかいわれているのがこれにあたります。
この延べ床面積のうち法律的に有効な部分の延べ床面積を有効な敷地面積に対する割合を容積率といい % で表します。
建築基準法では地域によりその建てられる % が定められています。
無垢とは、混じり気のないものとか、心身の汚れていないものとか、いう意味で建築ではよく無垢板とか木材に使うことが多いです。たとえばよく部屋の床に張ってあるフローリング、現在ではベニヤの上に木材の薄い単板という物を張った複合フローリングが使われるのがほとんどでこれに対し天然の樹木をそのまま加口しフローリングとして使用するものを無垢フローリングと言い分けています。どちらが良いかと言えばどちらにも一長一短あるので専門家の説明をよく聞いた上で判断されるとよいでしょう。
居室(きょしつ)/室(しつ) 瑕疵担保(かしたんぽ)期間
法律的には部屋を居室と室にいい分けてそれぞれの取扱いを違わせています。
居室とは、その部屋に一定時間居るような部屋をいい居間とか寝室とかがこれにあたり法律的には室よりも取扱が一般的に厳しいです。
室とは、用がある時だけ在住する部屋、また物だけを置くような部屋のことをいい浴室、トイレ、押入などがこれにあたります。
どこかの食べ物のような言葉ですが・・・
瑕疵というのはきずとか欠点、欠陥などという意味で、瑕疵担保期間は”建物の不良な箇所を保証する期間”として工事の契約書とか売買契約書、引渡し書類等に明記し定めています。住宅の場合構造上重要な隠れた目に見えない部分等については10年間保証するよう平成11年より法律で義務付けられました。構造上重要でない部分についてはおおむね1年〜2年ぐらいのようです。工事契約、売買契約のときなどは必ず確認することを忘れずに!!
ちなみに法律の名は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」といいます。
坪(つぼ) ヒラタキクイムシ
ほんの少し前まで建物の面積を測る単位として日本では長い間「坪」という言葉が使われてきました。
じゃあ1坪とはどれぐらいの広さでしょうか?それは6尺x6尺?1尺(しゃく)が約30センチですので約180センチx180センチといってもピンとこない方には通常の畳ほぼ2枚分の広さと思えば間違いないでしょう。通常の6帖の部屋で約3坪です。
ひらたきくいむし科の虫で タケ ナラ カシ ラワン キリ 等の乾燥木材に食入りし、蛇行し、食害を与え、脱出孔や木材の割れ目などから木の粉を排出します。
日本ではおおよそ関東以西、四国、九州地方に生息しています。
でも地球温暖化で年々平均気温が上がってくると関東以北でも生息できるかもしれません。
工事監理と工事管理
どちらもコウジカンリですがその漢字の違いはどういう意味の違いがあるのでしょうか?なんと日本語は難解なのでしょう?
実はどちらもほぼ同じ意味です。ただ、大きくちがうのはその責任の重さが管理よりも監理のほうが重要な意味を持つということです。まあ会社で言えば一般社員が行う仕事の管理とその社員の管理、監督をする役職の違いみたいなもので監督、管理するのが監理です。何か解ったような解らないような・・・?
現場のカントクさんが工事の面倒を見ているのが工事管理!
設計事務所が現場が設計どおりの品質、性能を保持し工事が契約どおりに進行しているかどうか管理するのが工事監理です。
亜麻色 間伐材(かんばつざい)
”亜麻色の長い髪を〜 風が優〜しく包む 娘は胸に白〜い花束を〜・・・”
歌手の島谷ひとみさんが今唄って、テレビのCMにも流れているリバイバル曲。南国の島の木陰で過ごす昼下がりの時間がゆっくりと流れる様な風景が想像でき、普段あくせくと働いている我々の心を癒してくれる素朴でいい歌だなァ〜と感心していました。当初、私は”亜麻色”を”七色”と勘違いして聞いておりましたがテレビ番組で亜麻色と紹介され、はて亜麻色とはどんな色?恥ずかしながら亜麻色という言葉は初耳で早速調べてみました。
建築において「色」は空間を構成するのに非常に大切な要因でいつも色決めには悩むものです。まさに感性の力量を左右します。ご存知ない方もいらっしゃると思いますのでご紹介しましょう。
亜麻色とは亜麻の繊維の生成りの色から来た色で・・・
といいましてもピンとこないかも知れませんので丁度カフェオーレにもう少しミルクを多めに入れたような色といえば想像してもらえるでしょうか?何千何万という「色」の中からひとつの色を決めるのは大変です。時には一色を決めるだけで何週間も悩むこともありますが微妙な色の違いで部屋の空間の雰囲気を左右し、そこに住む人の心情をかえるものです。逆にいえば、だからこそ数え切れない程の色があるのでしょう。
間伐材を利用して建物のローコスト住宅を建てる等聞いたことがありませんでしょうか?
花の種をまくと数日後には芽が出て葉が大きくなるにつれ満員電車のようにギュウギュウ詰めになり間引きをしないと皆枯れてしまいます。木材の場合もこれといっしょで大きくなるにつれ間引きをします。この間引いた木を間伐材と呼び、通常は建材とはならず捨てられてしまうのですがあえて建材として使用しローコスト建物とするのですが実際には材木加工賃などがかかるのであまり大きなコスト削減にならない様です。
建築確認申請
建築確認申請とは通常建物を建てるにあたってはいろいろな法律に基づいて建てる必要があります。
建築に際しては代表的な法律で”建築基準法”と”都市計画法”という法律があるわけですがこれらの建築関連の法律に基づき建築の計画がなされているか?確認をしてもらう為に建物の図面等を添付した書類を審査機関に提出し確認してもらい確認済書というものを発行してもらわないと建築工事に着工出来ません。
この一連の申請行為を建築確認申請と呼んでいます。
ただ、例外もあり建築確認申請をしなくても建築工事ができることもありますのでご注意を!
地鎮祭(じちんさい) 検査済証
建物の工事の着工に先立ち、その土地の地主神を鎮め工事の無事を祈願する儀式で通常、神式で行われる事が多いですが仏式その他の様式でとり行われることも有ります。
神式では斎竹を祭場の四方に立て、注連縄(しめなわ)を回し、南面に神籬(ひもろぎ)を安置する。江戸時代の頃は工匠が祭主としてとり行っていた様ですが、現今では玉串奉典をするにすぎない様です。鎮め物を埋納します。
建物はその殆んどが建築基準法という法律に基づいて建てるわけですが工事が完了するとその法律に基づいて完了申請なるものを所定の検査機関に提出し完了検査をうけて合格するまではその建物を使用したり利用してはならない事になっています。正直これまでは完了検査を受けずに建物を使用したりすることも少なくなかったようです。
土地を担保に銀行などにお金を借りたりおりましたが最近の土地価格の下落で土地自体の資産価値も将来にわたって期待できず土地に変わって不動産で担保価値を見出すとしたら建物しかないのでは?と個人的な推測ですが考えますそうなるとやはり法律に基づいて検査を受け合格した建物のほうが担保価値も上がるものではないでしょうか?
真・行・草(しん・ぎょう・そう) 床の間
和室にはのデザイン形体には色々なものがあり全体的に硬いイメージを受けるものからやわらかいイメージを受けるものまで同じ和室なのにこれほどまでに違うものか?といえるほど千差万別です。これらを大別する方法として真行草という言葉を使います。漢字の書体には真書(楷書)・行書・草書があり真書が基本形で正確、草書は崩した風雅な体、行書はその中間的なものを言いますがこの理念を茶道、絵画、などの表現方法に転用されて用いられるようになり和室の座敷にも転用されて、大別するときに使われる基本的な表現方法ですので知っていれば建築家との打合せなどをする時に比較的にスムーズに事が運ぶと思われます。 住宅の中に床の間のある和室が一室あると気分が休まるものです。近年の洋風スタイルの住宅の中で我々が日本人であると実感できる唯一の空間です。さて床の間とはどういうものなのでしょうか?
一般的には平安時代の置畳より始まり、鎌倉・室町時代頃から形成され通常の床面よりも一段高い上段などを総称して言われるようになり、これを原型として座敷飾りとしての床の間が発展してきたと言われています。床の間を構成する要素として床柱、床框、落し掛等々ありその材料の選定、寸法の決定、用い方により建築家のデザインの力量を見せ場でもあると思われます。
時折、マンションの和室などで取ってつけたような床の間を見ることが有りますが住み手から見ればそれは床の間として認識されてもらえないのでしょう?物置化しているところもあるようです。
やはり床の間には掛け軸、床飾りを配し、心を落ち着けたいものです。
真(しん) 行(ぎょう)
真の座敷は最も格式が高いといわれおそらく住宅で最もよく用いられている造りと思われます。一言で和室といえば真の造りのことを創造する方がいらっしゃるほどです。その例をあげると柱は面取り角柱で長押を廻し、本床・付書院・飾り棚を備え、壁は漆喰塗か鳥の子(和紙)貼とされていて格式的な書院式の座敷を示します。最近では少し堅苦しいイメージで意匠的に変化に乏しい真の造りよりも比較的自由度がある行、又は草の造りを好まれる方も多いようです。ちなみに私もそちらの造りの方が好きです。 行の座敷は真と草の中間的な造りでやや中途半端な感じもしますが両方のいいところを集めた座敷の造りと解釈しておきましょう。
草(そう) 建具(たてぐ)
草の座敷は漢字で言う草書体の体で作法にとらわれず自由に構成される造りで丸太や竹など格式や形式にとらわれない材料で構成され、簡素な造形による詫びさび・雅趣・遊び心が連想され全体的にやわらかいイメージがします。
素朴な材料を自由に配し壁を荒壁のままで仕上げたり、最近の和風創作料理店などの内装など、この造りが多いようです。
窓にアルミサッシ、出入口にドア、障子、襖(ふすま)といえば皆さんもご存知でしょう!
これらを総称して建具と呼びます。ただ皆さんが一般的に呼ばれている障子は正確には紙貼障子のことで障子とは障屏具の総称で「そうじ」とも言われるそうです。
長押(なげし) 鴨居(かもい)
長押とは長が押し(ながおし)の略で建物の柱は床面に垂直に立っていますがこの柱を両側から挟み込むように水平に固定された木材を本来長押と呼びその高さ方向の位置によって色々な呼び方が有り、建物を強固にする構造的なものです。しかし現在の住宅などで呼ばれている長押は付長押(つけなげし)が殆んどで建物の構造的役割はなく、座敷を構成する意匠的な役割です。和室のデザインに関する打合せのときなどは建築の専門用語が多く使われますので知っておくと住宅の設計時の打合せの時に何かと便利かと思います。 襖(ふすま)とか障子(しょうじ)を建物に建てこむために溝が彫ってある木材が上下にあるのはご存知だと思います。この上の部材を鴨居と呼び床面から鴨居の下側までの高さを内法高さ(うちのりたかさ)といいます。
ちなみに建具の下端にある木材を敷居(しきい)と呼びますがこれはことわざにもあるお付き合いをしたくない訪問者にきつく断る言葉に 「うちの敷居を二度とまたぐな!」というのがあリますので皆さんもご存知でしょう。
弁柄(べんがら)
最近は住宅建築に用いる材料も建材メーカーが生産している新建材と呼ばれるものから昔の自然の中か採取した自然素材が注目をあびています。
弁柄もそのひとつで石などの鉱物から取れる酸化第二鉄を焼いて粉末にした赤茶色風の顔料で植物油などと調合し木材に刷り込んで木の腐食、カビの発生をおさえる効果があります。
浸透性が良いので木に良くなじみペンキなどと違い劣化しても長年に渡り風情のある色合いが楽しめます。新建材などは汚れ始めると見るに足らない物に変化するものが多いですが自然素材全般の特徴は古くなって劣化してもそれなりに風情があり物の歴史を見る人に語ってくれるところがある思います。
弁柄のことを紅殻(べにがら)とも言います。
弁柄色(べんがらいろ)というのは語源が少し違ってオランダ人がベンガル地方から持ち込んだ赤土からついた色名といわれているそうです。
シックハウス症候群(Sick Building Syndrom) VOC(揮発性有機化合物)              
直訳すると「病気の家の症候群」とでも言いましょうか最近ではなじみの言葉になりつつあります。
建物に使われている建材などに混入、または発生する化学物質(ホルムアルデヒド、VOC等)などが原因で吐き気、頭痛、呼吸器疾患などいろいろ人体の不調を及ぼすことを総称してシックハウス症候群と呼ばれていることが多いようで、はっきりした、医学的な統一見解、建築建材等に対する行政側の取り組みも遅れているのが現状です。天然の建材のみを使って建物を建てていた一昔前には予想だにしなかった現象で最近の住宅事情では天然素材というものが再び脚光を浴びているのは皆さんもご存知と思われます。
現在これらに対応し建材メーカーなどの建材には低ホルムアルデヒド、とか低VOC商品などという表示が良く見受けられますが本当にあてにしていいものなのか不安になることも有ります。
最近、企業の社会的な信頼度が何かにつけて薄れてきていますから・・・
新しく建てた住宅に訪問すると一般的に言うシンナー系の匂いが目がチカチカするほど感じることは経験ありませんか?
これはおそらくVOCと呼ばれるものの仕業にほぼ間違いないと思われます。VOCとは揮発性有機化合物のことを総称して言うようですがこれにはたくさんの化学化合物がありシックハウス症候群の原因の一つとされ諸外国や国際機関では一部の化合物を発ガン性物質と認定しているところもあるようです。例えばトルエン、キシレン、ベンゼンなどはそのようです。この他VOCには木材を保護する防腐剤、防蟻材、壁のクロス等をやわらかくする可塑剤など多岐にわたり存在します。
パッシブソーラー アクティブソーラー
工業技術的な手法をほとんど頼りにせず、設計上の処置により現存する自然エネルギーを熱利用することです。
つまり、冷暖房などをエアコン等の機械に頼らず、太陽の熱、風通しなどを建物設計上の工夫を凝らしいくらかでも過ごしやすくする省エネルギーで、光熱費など一番節約できる方法です。
これに対しアクティブソーラーという方法があります。
パッシブソーラーとは違い、太陽熱コレクターという機器を用いることにより太陽光線だけでなく太陽で暖められた空中、地中からの熱も利用しようというものでヒートポンプ方式により利用可能とされるものが多い。
機器がいるのでパッシブソーラーに比べるとイニシャルコスト、ランニングコストともにコストアップになる。

 アンド 

Q1 マイホームを建てる時、どんな費用がかかるのですか?
A1  どのような費用がかかるのかを列記すれば
まず必ずいるのが土地を取得する費用と建物を建てる費用とそれにまつわる諸費用です。
で、皆様方が解らないのが最後の諸費用についてだと思われます。これについてさまざまですが列記すると
 1.古い建物を取り壊して建てる場合など解体・除脚工事費用
 2.地質調査費用
 3.設計・工事監理費用
 4.土地と建物の各種登記費用
 5.水道などの加入金
 6.祝祭典費(地鎮祭とか上棟式の費用)
 7.不動産取得税
 8.登録印紙税
 9.固定資産税(毎年)
 10.都市計画税(毎年)
 11.各消費税(かかるものとかからないものがある)
 12.各種保険料(火災保険、地震保険、生命保険など)
 13.各種手数料(住宅ローンの手数料とか色々な手続きの手数料)
 14.引越し費用
 15.家具などの備品購入費用

等とほぼこれぐらい色々あるわけですが住宅ローンなどを申し込まれる場合はできる限りこの諸費用ぐらいは自前の資金でまかなう方がローンの返済が金利によっても違ってきますが最長35年のローンで借入元金の約2倍も返済することになるのですから・・・
Q2 諸費用はいくらぐらいかかるのですか?
A2
 いくらぐらいと言われましてもケースbyケースですので明確にお答えできませんが、一般的な建坪40坪程度の住宅程度を想定して現状の景気の状態での参考程度にA1に沿って列記しますと
解体・除脚工事費用 計画地の現状によっても異なりますが建坪、坪当り約2万円から5万円と機械で壊すのと手作業で壊すのとではその差も大きく違ってきます。
地質調査費用 これも調査の方法、調査の範囲、現地の状況によりまちまちですが木造2階建て程度の住宅の場合簡単なスウェーデン式サウンディング調査というのがありまして、約10万円ぐらいまでと見ておけばほぼ間違いないでしょう。ただ、あまり正確な調査結果は期待しがたいところもあるので慎重に決定を!!しっかりした地質調査をするのであればやはり最低でもボーリング調査をお勧めしますこの場合1メートル毎に約1.4〜1.6万円ぐらいかかっているようです。
設計・工事監理費用 本来諸費用とは違うわけですが、これもケースbyケースで建物をたてるのに必要な宅地の造成、又コンサルティング業務等は別にして考えれば一般の住宅の場合建設費の約7%〜10%の間ぐらいになると思われます。
国土交通省の告示で設計監理業務報酬の基準が細かく規定されていますので建築士との交渉の時には閲覧させてもらうほうが良いでしょう。
土地と建物の各種登記費用 登記に関しては司法書士がその業務を行うのが通例ですがこれも内容によってその報酬額もケースbyケースですが住宅金融公庫のパンフレットには約15〜20万円ぐらいと明記して有ります。
水道などの加入金 これも計画地の自治体の供給する上下水道の場合と、私設の場合とケースbyケースですので加入する施設に問い合わせることが必要です。加入金が全くいらない場合から100万円ぐらいいる場合もあるようです。
祝祭典費
(地鎮祭とか上棟式の費用)
どの程度の式典を催すかによっても違ってきますが平均的には12〜15万円程度のようです
不動産取得税 読んで字のごとし不動産を取得した場合にかかる税金です土地は土地に、建物と建物に両方にかかります。詳しくは税務署に!!
登録印紙税 工事契約とか土地の売買契約書、設計監理業務委託契約書に貼り付ける収入印紙のことです契約の種類、金額により違います。下表を参考に・・・
契約金額 請負、委託契約 売買契約 住宅ローン契約
 100〜  200万円 400円 2,000円 2,000円
 200〜  300万円 1,000円
 300〜  500万円 2,000円
 500〜 1,000万円 10,000円 10,000円 10,000円
1,000〜 5,000万円 15,000円 15,000円 20,000円
5,000〜10,000万円 45,000円 45,000円 60,000円
固定資産税(毎年) この税金は毎年ごとに収める国税で所有している土地と建物、それぞれにかかってきます
税率は 住宅が固定資産税評価額の1.4%
     土地が面積200uまでの部分は固定資産税評価額x1/6x1.4%
            200u以上の部分は固定資産税評価額x1/3x1.4%
都市計画税(毎年) この税金も毎年ごとに収める地方税で所有している土地と建物、それぞれにかかってきます
税率は 住宅が固定資産税評価額の.0.3%
     土地が面積200uまでの部分は固定資産税評価額x1/3x0.3%
            200u以上の部分は固定資産税評価額x2/3x0.3%
で各自治体によって取扱、税率が異なる場合がありますので詳しくは各自治体に・・・
各種保険料、各種手数料 色々なケースによって掛かる金額も違います。一概に言えませんが火災保険、地震保険、生命保険手数料など合計で一般的には90〜100万円ぐらいかかるようです。
以上列記しましたがそのときの景気の変動、税金に関わる法律の改正、建物を建てる地域、条件にもより変動しますのでお間違いなく。・・・
Q3 建築設計事務所に具体的に相談すると、どの時点で費用が掛かるのですか?
A3  本来なら設計事務所にお願いした時点でいくらか報酬が発生するのですが、大抵の設計事務所は土地に関する調査、具体的な建築の相談、打合せをして最初のプランニングぐらいまでは無料で行ってくれると思います。そうしないと具体的に設計業務費用、工事監理費用がいくらぐらいかかるのか正確に見積りも出来ないのです。それに全体の予算をおおよそ把握しなければなりませんし・・・弁護士さんなどは相談しただけでいくらか報酬を請求されるようですがたいていの設計事務所は最初のプランニングまでは無料の営業範囲内でやってくれると思います。もしも、不安でしたら、最初に費用のことを確認することをお勧めします。
Q4 設計から建物の完成までどれ位の期間がかかるのですか?
A4  建物を建ててそこに住んだり、利用したりするまでには多種多様な作業があり色々な業種の方が登場してきます。それはまるで産業の紅白歌合戦の様相です。一般的な例を紹介します。
まず、建物を建てるために一番最初に必要なのが土地です。もちろん土地をもっておられる方は関係がなくなりますが土地を取得するためにはまず不動産屋さんが登場し、取得するとなれば一般的には測量士、司法書士等土地の測量、登記の作業が発生します。代金の支払にローンを利用すれば銀行等、金融機関が登場し、と・・・・ここまででもそこそこの日数とエネルギーが必要となります。場合によってば何年もかかることも有ります。
 本来なら通常はここからが建築士の登場となるわけですが土地取得に対しても専門的なアドバイス等をする事も少なくないです。
さていよいよ建物のプランニングですがその前に当然、建て主がどういう建物を建てたいか一度お話を聞き、又土地のある場所場所にはどういう建物が建てられるかなど都市計画法など法律で細かく決められていますのでそれを調査、確認する業務が有ります。その上でいよいよプランニングです。通常、建物の間取り、配置、姿のイメージなど建築士が考え、提案するわけですが、一度で決定する事は殆んどなく最初のお話から間取り、配置が決定するまで何年もかかる場合もありますし、あらかじめ期限を切って取り組む場合もあります。
 次に基本設計という業務に入ります。これは建物の基本的な全体像をとらえる作業です。間取り、配置などの2次元の世界から高さが加わり3次元の世界へと移行していきます。また同時に建物各部分の仕上げも決めていきます。この間にも何回かの打合せが有ります。
 次に実施設計に移っていきます。これは建物の細かな詳細を設計図として表現していきます。材料の仕様とか納まりとか設備的なこと、工事の方法などを指定していく作業で、設計図面が最も数多く占めるところです。これが終わって設計業務の完了です。この期間が一般的な木造2階建て、延べ40坪ぐらいの住宅で約1ヶ月〜2ヶ月ぐらいかかります。

 設計が終わると設計図書をもとに工務店等に見積り依頼します。この場合何社か見積もり依頼をして競争入札のような形をとったり
あらかじめ○○工務店に決めておいて見積りをお願いしたりします。このときも建築士が建て主の代理者として業務を進める事が多いです。見積りが上がれば予算と照らし合わせ調整して工務店を決定し、工事の契約を行います。契約が無事終了すれば地鎮祭(じちんさい)等をとり行い、やっと工事の着工となります。この間でもスムーズに事が運んでも約1ヶ月〜1ヶ月半はかかるのが通例です。
 工事が着工すればよほどの事情、又は特別な工事の方法等がない限り、一般的な木造2階建て、延べ40坪ぐらいの住宅で約3ヶ月半〜半年もあれば完成しますが予算を度外視して建物の出来栄えを考えると工事の期間はなるべく余裕のある期間にするほうがよくなる傾向にあります。(その分工事費も割高になりますが・・・)
工事が完成すると検査機関の検査を受け合格し、工務店から引渡しを受け、登記をし、工事代金の残金の支払が終われば建物にようやく住めることとなります。この間建築士は見積りの段取、指示、チェック、工事契約の立会い、工事の工程管理、予算管理、品質管理等々、工事監理業務としての仕事となります。
質問からはやや外れた回答になりましたが事の始まりからの流れを把握してもらえれば、どれぐらいの期間が必要かご想像できないでしょうか?又、期間が諸事情により決められているのであれば前もっていつまでに完成してほしいというのを建築士に頼んでおけばそれに合わせて全てのスケジュールを組んでもらえるはずです。但し、物理的に可能な範囲で・・・・
 いずれにせよ建物を1軒建てるとなると費用の面もそうですが、相当なエネルギーを必要とします。
Q5 設計はすでに終わっておりますが工事監理だけでも引き受けてもらえるのでしょうか?
A5
 監理業務だけでもお引受できないことはないです。
全般的に多いのが工事監理は現場常駐監理ではなく重点監理を行います。大規模な建物等など現場常駐監理を行うことが有りますが一般的な住宅などは重点監理をするのが一般的と言えるでしょう。といいますのは現場常駐監理をするとなると多額の監理費用負担が発生しますので行わない方が多いです。
Q5 私の家では部屋の中がシンナーのような匂い目がチカチカします話題いになっているシックハウス症候群など心配ですどう対処すればいいのでしょうか?アドバイスをお願いします。                                                
A5 シックハウス症候群については建築豆知識で紹介しておきました。VOCなどは一般的には時間の経過とともにその発生量は低下していくと考えられています。対処の仕方として確実なのは部屋の内装などをホルムアルデヒド、VOCなどの心配のない材料に貼り返るのが最良だと思いますがとはいってもなかなか大工事になりますし、お金もかかることですのでとにかく部屋の換気をまめにすることを応急的な措置としてお勧めします。昔の建物は建物のいたるところに隙間があり意図的に部屋の換気をしなくても自然に換気がなされていましたが最近の住宅は気密性がよくなり意図的に窓を開け部屋の換気をしないとなかなか換気が出来ないものです。ご注意を・・・
Q6 ローコスト住宅とは一体どれ位いのコストがかかるの?
A6 最近「ローコスト住宅」という言葉、広告を見かけますが具体的にどれくらいのコストなのでしょうか?ローコストを売りにしている物件、住宅メーカーなどの広告を見かけると坪単価(1坪は畳2枚分、約3.3u)30万円台というのを見かけることがあります。で、実際どういうものなのかというと人に話を聞いてみるとその品質はさておき建物の完成率がどうも我々が認識している完成率といささか違うように思われます。
建築工事は設計の内容に沿った工事契約を結び工事を完成させるわけですが実際に完成した住宅に引越し、住もうとすると色々と別の費用がいるわけです。引越し費用、税金、登記費用、その他色々と要りようです。もちろんこれらの費用については建築工事費とは直接関係のないものですから別途費用と認識してもらえるかと思います。ところが建築工事に微妙に関わりのある費用が工事契約に含まれていないことが有ります。工事契約に含むか含まない方がいいのかは判断が難しい面もありますがコスト比較されるときに注意が必要です。最初はローコストだからと飛びついて終わってみるとそんなにローコストでなかったという事もしばしばあるようです。
ここにほんの少し例をあげておきますのでご参考に・・・
・・・外構工事・・・
建物を取巻く塀、門、門扉、郵便受け、外灯等外部工事です。殆んどの場合は別途費用とするのが多いようです。
・・・水道・下水道の負担金、協力金・・・
下水などを公共下水道などに接続するときに管轄する行政、又は管理団体等に納める費用で団体によって費用が異なるので別途費用とするのが多いようです。
・・・家具、備品類・・・
テーブルやイス、ベッド、机といった常識的に別途費用と判断できる一般家具から下駄箱、カーテン、ブラインドなど工事費用に入っていてもいいのではないかと思われるものまでさまざまです。
・・・設備関係機器・・・
エアコン、照明器具等住まいとしては不可欠と思われる物も別途費用となっているところがあるようです。しかしこれらは電気量販店であとで買った方が費用が安くつくこともあり、工事後でも比較的都合がつきやすいものですが天井に埋め込むタイプの照明器具、エアコン等は建築工事のなかで取り付けないと後からは難しい面があるのでご注意を!!
・・・建築工事に付随するもの・・・
網戸、雨戸、面格子、など建築に付随するもので建築工事費用に含んでいてもいいようなものやキッチンや洗面化粧台などの附属設備の仕様によっても色々とオプション品も有ります。
このように別途費用と称するものは多岐にわたり有りますのでこれらを含んだ金額と含まない金額とでは坪単価に換算しても10万円や20万円ぐらいは簡単に増減しますので住宅メーカーや工務店、設計事務所などに問い合わせるときにはある程度の建築契約工事内でやっておいてほしい事柄を明快にすることをお勧めします。





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