私達が日頃、建築、街並みに関係する活動を紹介します。建築の専門家として業務活動、ボランティア活動を通して街並み、住環境が住みよい環境になるよう多面にわたり活動しています。これらの活動を通して少しでも社会貢献できれば幸いです。
ヘリテージ(文化遺産ets・・・)マネージャー ![]()
ヘリテージマネージャーって?
あまり聞きなれない「ヘリテージ」という言葉、この言葉の意味は”世襲財産、先祖伝来の物、文化遺産”などと言う意味があります。
ご存知の様に1995年阪神大震災という都市直下型地震で関西の阪神間は大変な惨事にみまわれ、同時に地域住民の財産である未だ調査の行き届いていない歴史的文化価値のある建造物も数多く倒壊しました。この不幸な教訓を生かし兵庫県では建築士会と教育委員会と連携し少しでもこういう残された有形文化財の調査を速やかに実施し、その保存、活用する方法を提案していく専門的な人材をヘリテージマネージャーとし建築士を対象に育成していく本年からの日本で初めての試みです。
又、日本の経済高度成長期も終焉を迎え建築においてもビルトアンドスクラップの時代から今現存する建物を時代のニーズに合わせ活用していく時代に移行していこうとしております。
懐かしい街並みなどを大事にし残そうという動きは、最近色々な地域で「○○○街並み保存会」等というう風な街づくり団体が活発に生まれ、活動している現状をみればに明らかでしょう。
そういう街づくりとか街並み保存についてもヘリテージマネージャーが専門的人材としてその方法、手段をアドバイスしていく様に約半年にわたり講習を受けている最中で、この8月で終了の予定です。
建築士、建築家は主に個別の建築物を設計していることが日頃多いのですが個々の建築物を設計していくと同時に、その建築物が街並みに及ぼす影響も常に考えています。
先日もある街並み保存会の事務局長とお話する機会がありましたが「行政が整備計画している地域内に是非残してほしい建物があり運動をしていこうとあれこれやってはいるが有効な手段がわからない」とおっしゃっておられました。そうこうしている間にも整備計画が実行され取り壊されていった経験が過去にもあったみたいでした。そういうことに対するアドバイザーもヘリテージマネージャーの役目です。これに関する質問もうけたまわりますのでお気軽にメールしてください。
ご質問は建築相談室よりお願いします。
近代化遺産第1次調査




いよいよ近代化遺産の調査が本格的に始まりました。冷夏とはいえ西日本は8月に入り真夏日そこそこあり、猛暑の中、兵庫県下60名余りの調査員の方々もご苦労様されていると思われます。当方もが本格的に調査を開始し、神戸市中央区の旧居留地を中心とした海沿いが担当地域です。幕末開国以来、海外への貿易港として発展して来た近代神戸ですが、洋風建築が居留地一帯に建ち並び全国的な観光スポットでも有名ですそういった理由もあり建物郡は比較的に保存状態がよく、レストラン、ショップなど用途はさまざまですが活発に活用され、古き良き時代の面影を残しています。日頃、仕事などで見慣れた町並みで気にもかけずに素通りするのですが改めて間直で目にするとそのボリューム感は、日本建築には見られないものが有ります。阪神大震災にも耐えぬいた近代建築を出来るだけ長く存続してもらいたいものです。




この場を借りてお願いです!
この7月1日から兵庫県教育委員会からの依頼協力により兵庫県下の近代化遺産調査を行うこととなりました。阪神大震災で貴重な建築、工作物等々、文化を継承していく多くの手段が失われ、その痕跡をたどる情報も同時に失いました。このことを教訓に出来るだけ急いでこの貴重な文化遺産を調査し、詳細なデータを保存、継承して行こうと言う試みです。
調査は江戸時代幕末から昭和初期ぐらいまでの日本が近代国家となる過程で作られた建築物、土木構築物、橋、道路、水道橋、ダム、外灯、看板、産業機械、等々形あるものなら殆んどが該当すると思われます。専門家よりもその地元に生まれ育った方々の方が詳しいことを知っておられると思います。あなたのご近所で、ご存知ななつかしい物、古くからあり残していきたい物、あなたの思い出となる物、何でも結構です。そういう情報等があればお教えいただければありがたいと思いこの場を借りてお願い申し上げます。それから、町並み等にご興味があり、ボランティアになりますが調査にご協力いただける方がおられれば鬼に金棒です。
新しい発見があるかもしれません?メールなどいただければうれしいです。
尚、近代化遺産が今回の調査対象となっておりますので古代からあるお寺、神社等は対象外ですのでお気をつけ下さい。
| ・・・登録文化財・・・ 日本には築何百年にもなる文化遺産といっても過言ではない古建築がいまでも数多く残っています。こういった古建築に触れると日本の歴史、風土がなつかしく感じられ心が休まる思いがします。現在の住宅メーカーなどの建てる建築では決して味わうことの出来ないことだろうと思います。昔は100年持つ建物を建てるには100年生きた木を使えとよく言われたもので、得てしてこういう古建築には樹齢何百年にもなる良い材料が使われていて、次から次へと壊しては建てる現在の建設事情の地球環境の面から考えてもこういう古建築を大切に残していくことは大変良いことと思いますし、そう願いたいものです。 しかし、当の古建築に実際に住み、又は利用しておられる方の視線から見ると間取りも現在の生活環境から考えると決して住み心地のよい建物ではないと思われます。でも建物自体は残していきたいし・・残してほしい・・文化財保護法による指定文化財にでも指定されれば基本的には建物は全く触れなくなりますし・・・ そこで大切な古建築を守っていく手段として建物を文化財として登録する方法が有ります。 登録文化財に登録すると古建築として残して行きたいところは残し、内部の間取りなどは現在の生活環境に合ったように自由にリフォームできます。 おまけに修理に要する 設計監理料の1/2の補助 税制面の減免措置 日本開発銀行からの低利融資制度 と優遇措置もあります。 こういうものを利用して愛着ある建物を継承してくだされば我々もありがたいものです。 登録文化財に関するアドバイス等はヘリテージマネージャーの役目で、相談も受けたまわっておりますので建築相談室をご利用ください。 |
![]() 築100年以上は経っていると思われる町屋の景色です。昔にタイムスリップした みたいです。電柱を撤去して道路に電線を埋設してくれれば街並みももっといい物 になるとは思いませんか??? |
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| 兵庫県三木市の湯の山街道周辺は今年、歴史街道推進協議会より歴史街道のモデル地区に認定され12月1日にタウンウォチングが歴史街道推進協議会の主催によって開かれました。私も勉強の為参加してきました。タウンウォッチングというよりはワークショップという印象でしたが地元の人だけでなく他地域の見知らぬ人たちが集い、タウンウォッチング、ワークショップを重ねるうちに打解け合い、古くから継承され忘れ去られ消え行こうとしている物もある地域の文化に触れ合えることには皆さん共通の感動があった事だと思います。無機質な最近の住宅に比べ何百年も建ち続ける古民家、古町屋はくたびれてはいますが心和むものがあり何とかしてこれからも存続させたい気持ちになります。 右上の写真は金物のまちとして日本でも有名な三木市は小さな鍛冶屋が数多くあるまちで現在では殆んど数少なくなった鍛造の様子を毎月第一日曜日に三木市の金物神社前で再現している風景で古式鍛錬というそうです。タウンウォッチング時にたまたま行っておられました。 左上の写真はワークショップの様子です。タウンウォッチングの中で街並みの長所、短所を思うがままにカードに書きパネリングしている様子です。 |
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兵庫県建築建築士会神戸支部 青年部会では毎年恒例の 著名な建築家をお招きして特別講演会 を実施しております。 本年度は来る 4/26(土)14:30〜16:30 神戸市産業振興センター9F にて 建築家 砂 正弘 氏による講演会です。 テーマは「建築と余白」です。 詳しくは当ホームページよりリンクしている (社)兵庫県建築士会神戸支部 青年部会のホームページにてご覧下さい。 |
| 建築士会神戸支部青年部会では毎年1回、関西近郊の建築物、町並みを見学する建築セミナーを企画で去る1月25日に行われました。 今年度は少し遠方になりますが香川県の高松〜丸亀周辺の優れた建築物を見学する企画でした。主に建築士会員を対象とする企画ですが会員以外の方も参加できるようになっていますのでご興味のある方は事務局までお問い合わせ下さい。 瀬戸内海に面する高松〜丸亀周辺は島々が点在し福島県の松島にもひけを取らないほど景色が美しいところです。右の写真の建物は源平の合戦でも有名な屋島の先端に程近い山の尾根近くに位置しています。この屋島はその形が家屋の屋根のように見えるところから屋島と呼ばれたようで地質は安山岩で構成された岩山で建物建設にあたっての造成で産出した庵治石(あじいし)を展示室の外壁部分に使ったそうでこうした身近にある建築材料をうまく使用することは建設費のコストダウンにもつながりあらゆる面でよい勉強になりました。 外観は周りの山の自然に溶け込み違和感の無い風景となっています。近代建築でありながら自然と一体感を持たせた日本の伝統的建築手法を用いたこの建物には同じ建築士として共感できるものがあります。 その他にも当日は丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、香川県庁舎と見学しました。 |
昭和50年に日本建築学会賞という日本の建築会では最も栄誉のある賞を受賞した「瀬戸内海歴史民俗資料館」です。向かって右側の城の石垣のような部分が展示室でこの展示室が山の尾根の部分をそのまま残した中庭を取り囲むようにいくつか配され、それをつなぐギャラリー兼用の渡り廊下でつないだ建物です。 |
![]() 講演会の模様です |
私共が所属している 兵庫県建築士会神戸支部について 建築士会神戸支部では年間を通じていろいろな行事、講習会、講演会、勉強会等をおこなって建築士の技能の意地向上に努めています。基本的には建築士会員を対象とした行事が多いのですが間接的には建主にその還元できることと確信しております。 又、年2回程度一般の方々と交流の機会がある行事も行っており、タウンウォッチングなどは一般の方々とご一緒に街並みめぐりを行い、地元で普段は何気なく通り過ぎてしまう目につかない建物、街並みを改めて再発見することもあり、年々好評となってきております。 |
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先日、建築士会神戸支部の研修委員会の企画で大阪の銘木団地に見学に行く機会がありました。銘木とは木材の中でもその形とか木理が珍しく趣のある木材のことを総称していい、一般の木材とは区別することが多いです。建物のどのようなところに主に用いるかというと代表的には和室の床の間の床柱とか床框などといえば想像できると思われます。 材木団地では種々の銘木の見学の後、木が山から切り出され如何にして材木として建築現場に使われるかを百聞に一見は如かず改めて勉強になりました。 少しご紹介しますと屋久杉というのはご存知の方は多いと思いますが天然記念物に指定されておりますので木の伐採行為は一切出来ないことになっておりますが当日銘木団地には競に掛けられる前の屋久杉の原木が横たわっておりました密採とはあまり言わないかもしれませんが理由を聞いてみると現在出回っている原木は全て自然に倒れた倒木を山から出した物で、伐採ではないので良いらしいです。でもその扱いも地元の権利業者でないと出来ないらしいです。 左の写真は神代杉と呼ばれるものの原木です。この杉は古い時代に火山の噴火による火山灰の中に埋もれていたもを地中から摘出されたもので火山灰等の影響で木が何ともいえない深みのある暗褐色に染まり銘木中の銘木といってもいいと思います。 |
| 建築士会では色々な取組みがあり建築士の能力の向上、一般の方との交流、異業種との交流など建築に変わる行事を年間を通して数々おこなっております。 11月30日に福祉医療関連の作業療法士、理学療法士の方々とのワークショップ等の交流の機会があり参加させていただきました。日本の急速な高齢化社会に対応し道路、建築物(住宅、公共建築など)にバリアフリーという言葉を最近よく耳にしますがバリアフリーとは文字通り障害をのぞくという意味で高齢者や身体障害者が安心して使いえるよう建築物では床面の段差をなくしたり手摺や階段に変わるスロープを設置したりと徐々に法律、自治体の条例等で整備されてます。 意見交換の場では私たち建築士には気がつかない高齢者等の生活動作、など一律化された法律等では必ずしもその人の期待に答えられない現実があることを作業療法士、理学療法士の方々から聞かされしみじみと感じました。これとは逆に作業療法士、理学療法士の方々に至っては建築の専門家ではありませんので高齢者のかたの住まいを訪問し、色々と相談してバリアフリー対策を検討するのですが建物のリフォームなどが必要な場合でも専門家でないのでどうしたらよいかわからない等解決に至らない等の意見がありました。 福祉というのは一つの専門分野だけでは解決できない複雑なものが有ります。異業種の人がお互いに横のつながりをもちながら一つの課題にとりくんで行かなければならないのだと痛感した次第です。 |
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三木のよさを残そう会 ![]()
兵庫県三木市は神戸市の北西隣に位置する人口約8万人弱の小さな市です。
三木といえば戦国末期〜江戸時代より発展してきた金物の町で全国的に有名ですが、他にも三木市の歴史は非常に古く町の中心を流れる加古川の支流にあたる美嚢川(みのがわ)に沿って通る湯の山街道は京都〜姫路若しくは明石までの街道で神戸市の海沿いを通る西国街道よりもむしろ交通量が多かったと言われるぐらいの街道であり三木市周辺はその要所であったようで、この街道沿いに街並みが形成され発達してきた経緯があります。又戦国時代には豊臣秀吉(当時の羽柴秀吉)と三木城主、別所長治との2年余りに及ぶ三木合戦は度々書物などにも出てくる合戦です。三木市周辺には古くからの歴史の痕跡が数多く残っていましたが時代の流れとともにその痕跡も徐々に忘れられ消滅しようとしております。こうした古くからの地域のよさを多方面にわたり残していこうと地元の方々を中心に活動しているのがこの三木のよさを残そう会です。もしご興味があれば、湯の山街道の散策地元の方に限らず参加していただけたら歓迎です。
尚、代表者は地元の有志であられる 井本 直 氏 、事務局長は三木私立堀光美術館の館長をなさっておられる 石田 安夫 氏です。
| 旧三木高等女学校校舎 保存活用 | ||
| Vol.1 ここに紹介するのは旧兵庫県立三木高等女学校の当初作法室として使われていた昭和2年創建の木造校舎です。一昔前まではこうした木造の学校舎もあちらこちらに残っていたのですが最近では殆んど取り壊され数が少なくなってきており三木市内でもこの平屋の校舎と少し創建は新しくなりますが向側にあるに2階建ての校舎のみとなってしまいました。そこで何とか保存活用してもらうために建築の専門家として、校舎を実測させてもらい、ラフプランを造りこれから会員の皆さんでワークショップを行い、三木のよさを残そう会としての保存活用案を三木市に提案していこうとしています。 右に掲載したのは実測現況図と私が考察台として提案したラフプランです。校舎は丁度三木私立堀光美術館の北隣にあり、館長の提案を元に美術館と一体として活用できるよう、又見学だけで話しに建物に触れ実感できるような色々な実習教室などとり行えるように多目的な部屋を計画に盛り込んでいます。これをもとに会員の間でワークショップを行い、まとめ上げ行政に提案していく予定です。 |
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| Vol.2 6/27(金)、この古い木造の学校舎の保存活用をめぐって、三木市行政、市議会議員、観光協会、まちづくり等諸団体等が集まり会議できる場が設けられました。学校舎の保存活用についてざっくばらんに話し合いが出来ましたが実現には色々な諸問題も浮かび上がり、前途多難な様相です。 しかし、こういう場が設けられたのも保存活用という目標に向かっての一歩前進と感じております。 小さな取組みが段々と大きなわに広がっていくには時間がかかりますが具体的に何かをすることで夢が現実へと変わっていくものですね、私もこの取組みに少しでも役に立ったと思うとうれしいものです。 今後益々活気付いていくことを願い地道に取り組んでいけたらと思います。 |
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| 実測現況図 現状は未使用のまま空家となっています。図面の上側が北にあたります。南側約8.5メートル離れて既存の三木市立堀光美術館が有ります。 |
活用計画図(案) 車椅子用のスロープを取り付け市民の方が古建築に触れ色々な活動が出来る多目的、喫茶コーナー、又美術館と一体として活用できる展示室、収蔵庫に活用し貴重な建物を保存活用していくプランです。 |
活用計画図 会の皆様でわーくショップを行い最終の活用計画です。 三木のよさを残そう会として三木市に提案できたことは大変うれしいことです。 |
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6/27(金)の会議の様子が地元新聞に取上げられました。 マスコミの注目もあび、日頃の活動が徐々にでは有りますが実を結ぼうとしております。 これからも着実に地道な活動が大切であると思います。 |
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