作業日誌 TVR 編
これまでの経緯
昨年の暑い夏が終わろうとしているとき オーナーは探し求めていたTVRにやっと出会ったらしい しかし 彼は病んでいた クラッチが張り付いていたらしい(某ショップにて完治)それでも Engine は 始動性はよく完調ではないものの男らしい雄たけびをあげていた( Engine ハードからは はっきりわかる 金属音を苦しげに発していたのも事実である) ころがるようになったTVRはいつも不調で オーナーは なんとか元気にしてやろうと孤軍奮闘していた そのころから ACCEL とつきあいはじめました ACCEL もこの頃はコンテナ暮らしで思うように手をさしのべられなかった
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点火系変更 |
| そして新工場ができあがると 早速 入院となりました まず Engine 本体の問題と制御関係の不調を改善すべく動きはじめました Engine 本体はまず部品の入手にてこずることが予想され 制御を先に見直すと方向でオーナーさんの意向で MOTEC化をすることになりました(基本的にはフルシーケンシャルで制御させたいのですが Engine 本体の ベース信号が1つしかなく なくなくグループ噴射の同爆点火にしました) |

Engine降ろし作業 |
Engine 諸元
Engine 型式 AJP8 (V8 75°バンク 2バルブシングルカム 8連スロットル)
総排気量 4185cc B*S 88*86 圧縮比 10.5
POWER 350ps(DIN)/6500rpm
TORQE 46.2kgm/4500rpm |
 オイルでベトベトの Engine |
・INJ脱着(洗浄及び単体テスト)・・・特に問題なし(流量も8本ともそろっていた)
・コンプレッション測定・・・バラツキはあるものの特に低い気筒はなかった
・MOTEC(M48)取り付け準備
・STD配線確認・・・ECU側コネクタと各センサー・アクチュエータコネクタのチェック
(あれあれ INJが2系統しか分かれてないぞ・・・そういえば
ECUのふたをあけたらパワトラの数が少ないような・・・)
・Engine 運転状態での各信号確認(オシロスコープにて)
・MOTEC配線
点火系以外の配線終了
A/Fセンサボス取り付け
・とりあえず作動確認(点火系以外)・・・燃料はMOTEC点火はSTD ECU |

R/Hのカムノーズ(リフターの冠面が割れ直接バルブを押していた) |
ちょっと回してみようかな・・・いきなり初爆それから完爆(すこしセッティング)
でも・・・負荷がかかると点火が間引かれるようだ・・・ん〜点火系もはやくMOTEC化したい
・点火系部品そろう・・・今回は8コイル制御(コイルをどこに付けようか)
・作動確認(コイルを束ねて暫定設置・・・とりあえず火は飛んでいるし順番もいいみたい
・ADVイニシャル確認・・・TOPのインジケータがないので
プラグ穴よりダイヤルゲージを入れて(ピストンに対しななめにゲージがあたるので精度は±2°ぐらいかな・・・車載状態では無理かな)
・さあ始動チェック・・・パスパスブルルーン始動OK
・コイルブラケット製作・・・ Engine Fr側カムカバーの上に決定
・配線整理&メータパネル改造
・STD ECUはセキュリティにつながていて今回はそのまま接続 |
 フロントカバーを外したところ(右側の黒いスラッグ ガイドをボルトで突張っているだけ) |
・試乗・・・パーシャル域を軽くセット(それでもかなりはやい・・・今までで一番調子がいいらしい)
が しかし・・・
ん〜 Engine がなんか変?音は大きいは 少し重いい感じはするし
・R/Hカムカバーを外し点検・・・なんと なんとカムノーズが削れているはリフターが割れているは
もう大変!(昨日今日のことではないですね・・・)
ということで Engine 降ろし決定!
・Engine 降ろし作業実施・・・ボディワークもよくわかり 感心したりなんでだろ〜 てところもあり大変
興味深い車です
・Engine スタンドに固定しいよいよ分解開始・・・詳細は次回のお楽しみ |

ヘッドを外した後のピストン(以外とデポが堆積していない)
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不具合まとめ
- R/Hカム周り破損(カムシャフト・リフター・バルブ等使用不可)原因は調査中
- オイルポンプ(ローター・ハウジング使用不可)
- メーン&コンロッドメタル(細かい金属紛によりオーバーレイ剥離あり・・・交換)
クランクシャフトは研磨でOK
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ガスケットはボロボロ状態(抜けはありませんでした) |
オーバーホールメニュー
- 一般的な部品は交換(ピストンリング・コンロッドボルト・ヘッドガスケット等)
- 不具合部品交換
- ベアリング・オイルシール・Oリング類の国産化(9割ぐらいは汎用品で代替可能)
- ライナーシム新規製作(材質・厚さ検討)
- ライナーシール方法検討(現状はシール剤であるが Oリング仕様にする)
- 圧縮比UP(現状を実測してから検討)
- ヘッド周りの機械加工(バルブ周り・ガイド交換)
- オイルパンバッフル加工(オイル回収性向上)
- MOTEC用センサー取り付け(シーケンシャル制御用)
- スロットルリンケージ加工(L/H全閉ストッパー取り付け)
さあ 作業メニューも決まり始めようと思ったら
部品調達が・・・なんと Engine 部品が入手できない??? 次回につづく
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オイルパンのバッフルを裏返したところ(仕切りはあるもののオイルは溜まりそうな構造) |
 外したクランクシャフト(V8の一般的な構造 |

コンロッド・ピストンを外す前 |

外したばかりのピストン・コンロッド |

ウォーターポンプ&オイルポンプ |

ピストン |

コンロッド |

ブロックFr側 |

ブロックキャップ側 |

ウェットライナーを外すところ(オリジナル冶具これは入れる時も使います)
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外したライナー&シム |

ウォータポンプ(なんと対向している2個組) |

オイルポンプ |

オイルポンプのローター(リフターの破片でギタギタ状態)
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穴のあいたバルブリフター(もちろんバルブもNG) |