
二週続けて玄倉でバスを降りる。
石棚山稜に雲が鬱陶しげに立ちこめる。
朝の湖は殺風景だと思う。
散策しているのか釣りのポイントを探してるのか橋の欄干から下を黙して眺めている人が一人。その目線に合わせて湖面に目をやると、前週より何mか下がっているようだが他には変わったこと無いように思う。山の上にかかる雲の量も先週に同じくらい。今日も山は歩きやすい日よりになるだろう。
遠くで犬が吠えるのが聞こえる。ぼ〜っと汽笛が聞こえてこないのが救いかな。
もしも鳴ったら「?」最悪。
立間橋を渡り、先週に入った小割沢を橋の上から、最初の滝を先週と同じように眺める。
この沢は、掘りの浅い、登れない滝ばっかりの沢とガイドされているが、実際に入ってみると石英閃緑岩の岩床のナメが美しく、小滝が数え切れないくらい沢山あり、その中で登れない滝は確かに3個くらいあったが、それ以外のほとんどの小滝は登るのが可能だった。滝が小さいので確保手段が不要というのが特に良かった。
なにしろ、こんな小さい滝にも
というくらい小滝にも釜が付いていて、あるいは小滝といえど登るにはシャワーを浴びなくてはならないというシチュエーションが多く、全身ずぶ濡れとなって登る時間が長かった。
これも良かった。
だから、そのせいだとは思いたくないけど、週末くらいから喉が痛く「風邪 引いたかなあ」と言う体調は、翌日から熱が出て、咳が止まらなくなってしまった。幸い熱は38度止まりだったが、咳をすると周囲の人たちが逃げ出す仕草が感じられるマスクを離せない一週間だった。そんなだったが、なんしろ歩いて登って楽しいの小割沢だった。いまだに咳は止まらない。
小割沢から林道をしばらく歩いて、弥七沢橋に着く。手前の広場にはバイクが一台。主はどこ行ったんだろうか。
そんな事を気にしながら暗闇のような沢に降り、堰堤をステップで上って下ると橋からも見える最初の4m滝につく(F1)。
それを左側から登る。岩には赤っぽい水垢が付いているが、人が足を乗せる部分だけは剥げていて、ホールドもがっしりしているので簡単に登ることが出来る。
そこからは岩が砕けて出来た白い砂と岩床の沢を行く。
弥七沢って「もう少し水量多くなかったっけ」
次は5m程の小滝。左側を登り、落ち口では水の中にスタンスを探す。
「お〜ぉ 冷てえ〜」 沢の水すべてが岩の窪みから湧き出した直後のような涼しさをもっていて、水流の中にホールドを探す手が何とも心地よい。
ひょんぐりの滝
続くのは、この沢最大の落差を誇る10mF3(ひょんぐり付き)
左岸の、のっぺりした一枚岩と右岸の急な露岩帯の間を空から落ちてきた水が、一枚岩を水が削って作った滑り台に乗って流れ落ち、中間で放物線を描くように空中に放り出されれて、霧になる。そんな感じの滝だ。
右の一枚岩は十分に緩い。だけど、ノーザイル・ノンプロテクションで行くためには、もう少し緩くなくては俺にはダメダナ。それに加えて傾斜のきつくなる上部で岩に水垢が付いていない事が保証できればれば良いのだが、下からでは何とも分からない。その両方が備わってるというのが、ここを登る条件とするならば、マシラにはここは登っちゃダメとするしかない。
右岸の急斜面を登り、F3落ち口の3m程上をトラバースして落ち口に降りようとしたが、足場悪く、下との高度感に負けて断念する。安全に下降するにはロープと下降器が必要だ。
それで横行は止め、直上して本来の巻き道に達したら、すなおに踏み跡に従って F3とその上の小滝二個(4m、3m、2m)を上から眺め渡すようにして40m先で沢に戻る。ここまでが弥七沢の導入部が当たるといっていいだろう。
ひょんぐり滝の上部に続く小滝群(すべて右岸から巻いて通過)
次は、幾らも歩かないうちの6mスラブの滝。見た目は急だが、そばによって岩に触れれば思ったより緩い傾斜だし、岩はざらっとしていてフリクションが利くのが納得できる。実際に登っても、安心確実な登りの感覚が楽しめる。
狭いゴルジュ状を抜け、幅広の緩い岩棚状滝を歩く。中流域の入り口はこの岩棚状の上で右側の狭くなった部分にかかる二段の小滝が当たるだろう。
その小滝を越える。白い岩床の上を水が流れる。小さな落差と水溜まりが交互に入り交じって続く。余計な石っころも倒木もなく、スムーズに事が運ぶのだ。途中に8m程の落差のスラブ滝がかかるが、傾斜適度に加え、ホールド・スタンスはがっしり確実なので快適に登ることが出来るだろう。
ナメ岩の上に大きな石の乗っかった小滝を軽く通過すると、沢の傾斜が落ち、ゴーロ風に変わる。
左側から小さな流れがあり(奥は険しい涸れ棚が待っている)、その流れに隠されるように本流上流15m程の地点で左俣が合流する。今日は本流に行くのだから、ここでの分岐は気にしないでもいいけど、左俣と、この「偽左俣」の識別を初見の人が正確に下すのは難しいと思う。
これは登って快適な滝
本流は、すぐ先で丸太のかかる6m滝に行く手を塞がれる。丸太はヌルヌルしていて登れない。滝右の草付きを滑らないように注意して登る。
3mくらいの滝が二個ほどあって、次にゴーロの部分を通って、やがて一枚岩のスラブの上(ナメ状)を歩くことになる。このナメの部分が意外に「イイネ・イイネ・コレイイネ」と続く。これが沢が山に食いこみ稜線に達するまで続けばホントに良い気分で沢遊びが終えられるのだが、そうはいかないのは丹沢の沢歩きの特徴だ。そうこうしているうちに中流域が終わり、後半部に突入する。
後半戦の最初はルートの確認である。
今日は「右俣」と決めてある。右俣は別称=本流というくらいだから「弥七沢の頭」に最も近い場所で稜線に達することになっている。
さて、それと、中俣の分岐は何所にあるんだろうか。
水の量も大幅に減って水量比で本流支流を区分けするのは難しい。さてさて
そんな頃、右手に5m程の棚がかかり、その上にも小滝が続いているのが目に付いた。
「これかな〜」
しかしな〜 沢床から高すぎて支流っぽくねえか。
ちょっと急すぎねえだんべかい〜。
本流にするんだったら、もうちょっと水は多くねえとなあ〜。
奥がどうなっているか、もう少し見えたらなあ〜
右またと違うかと迷い込んだ窪地:急で複雑な地形に行手を遮られ、戻る
行くか。パスするか。迷ったあげくに、とりあえず、岩床の低い左側に入って(下からは直進)もう少し様子を見ようと、その棚を見送って歩く。岩床は岩を水がうがいてボブスレーコースよろしくカーブを描いている。
15m程歩いたところで、
「らしき分岐はなく、このまま進んだら中俣を詰めてしまいそうだ。やっぱりさっきの奴が本流=右またに違いない」と思い直した。そう考えたら引き返すよりない。
だが、実際、その判断は誤りだった。だって、その引き返したポイントより5mだけ進んだ地点が右俣と中俣の分岐だとうのが20分後にはっきりしたんだから。
そんな事は結果論で分かること。
さてと20m戻って、先ほどの棚を右側から巻いて登る。岩の上に薄く乗った泥の上に踏み跡が残っていて、動物が付けたにしては歩幅が人のに近いように思え、たまには人が入り込んでいそうな感じが・・・する。だが、巻き道を終えて沢に戻ると、周囲を険しい岩場に囲まれ、進む事の出来る方向は沢のみであり、その方向も4mほどと小さいが、きつい傾斜の凹状溝滝なので、どう考えても猿以外の動物が登るには不適と思えた。こんな傾斜の滝は人だってそうは登らないだろう。だとしたらあの巻き道(踏み跡)は、誰が何のために使うんだろうか。
わからない。
迷い人の迷い道に導くための罠か、なんてのは全くの邪推だ。
その小滝を腕力を使って登る。脆そうに見えたホールドは思いの外にしっかりしていた。
だが、上がった周囲は三方を岩に囲まれた井戸の底のような場所だった。
もう一つ小滝を越えると、きつい滝(10m程)が井戸状の先端に見えた。舟先状のそこはツルツルだし、手がかりになりそうなものは何もなかった。その10m程手前方右側を登って行けば、なんとか成りそうな感じもあるが、厚く青苔に覆われ、人が触れているようにはとても思えない。まして登るなんて、どうだろう。他より多少傾斜は緩いが、こんな地形の青苔のはえる岩っていうのはボロボロというのは通常だ。のぼって、そんな状態に陥ったとしても、この傾斜だと下降することもままならいだろう。ともかくもこのまま前進するのは絶望的だと思った。登るなんて問題外。ここは本流(右俣)ではない。戻ろう。
小滝を降り、先ほどの3m溝状は右手(右岸)を大きく巻いて、そのまま小尾根を越えて、先ほど「ここは中俣かな」と引き返したポイントが20m下に見える場所に達する。そこからだと、あの引き返し点から5m進んだところが分岐点であり、右俣の入り口だったのだとはっきりと認識できた。
まあ、多少の時間ロスはあったが、その分だけ、この沢の概要理解が少しだけ進んだと思えば元は取ってオツリが残ったと思える。
沢床に下って、その分岐から(直進すれば自然に)右俣に入る。
入り口部分のナメの岩床に小滝が幾つかあったが、やがてゴーロに変わる。
物の本によれば右俣は、つまらない沢らしい。
詰めの藪もひどいらしい。
しかし、それも古い昔の情報で有り、実際、今がどんな状態なのかは行ってみないと分からない。だろ。
この沢に入って以来、先行者の跡が残っていた。マシラの言う先行者は何年も昔のナーゲルの跡なんてな年代物ではなく、さっきか一昨日かに、この沢を歩いた人の足跡を差す。くっきりと流水中の砂に残っているような新鮮な箇所もあり、それがこの本流に続いていた。彼はこの先、何所をどうのぼっていったんだろうか。
さて、ゴーロは消えて、岩床に変わる。上方を見上げれば「あそこは山頂付近かな」と稜線が近づいてくる。
そこを目指して、急傾斜が始まる。
沢の終わり部分は急峻なルンゼ状 転落は命取りだ クライミングシューズが欲しいぞ
大杉山から始まって弥七沢の頭にかけての稜線は、中川側は地形複雑にして岩質脆く急で険しい。反面、玄倉側ってなだらかだと思っていた。しかし弥七沢の源頭付近は、山稜から一歩外すと思いの外に険しいのだ。ここ弥七沢でも左俣しかり、中俣、亜流の支沢、その中でも、ここ本流は山頂までの標高差が大きいことから、当然距離長く、その分だけ登行状態も厳しい。
急傾斜の岩床のスラブが傾斜を増していって、長年の雨が山肌を削った掘りの浅いルンゼ状となる。通常はルンゼ状は途中に緩傾斜を挟んで続き、一箇所は長くても数十mくらいのピッチが何回か繰り返されて沢状が終わる。
ところが、この沢は、途中の緩傾斜地帯が無いままに、傾斜度45〜55度くらいで伸びている。難しさはそれほど感じないが、その中に60°を越える十数mの涸棚状が境目無く織り込まれていて、その場所で万が一にでもスリップしたら、転落は百mを超える距離に及ぶだろう事が容易に想像できるということだ。運動靴より登攀靴がいいと思う。
そこを登っている気持ちって、谷川烏帽子岩の登攀終了点から五ルンゼの頭に至る岩場を歩いている登攀者の気持ちに似ているかな。終わったつもりなのに終われない。眼下は千尋の谷。ちょっと狭いけれど。
そんなでも、一旦は入り込んだら、岩を登ることの楽しさもある。やめられない。それに、いざ止めようとしても、樹林帯に移動するには露岩帯の中に傾斜の弱点を探さなければならないので、いつでも何所でもというわけにもいかない。
そんな感じの岩を登る。
やがて70°くらいの岩場の下で、直進するのは諦め、左手に10m程逃げ、30m程上がってから沢に戻る。そこから20m程登ると、再び傾斜度が高まる。もう確保なしで登る岩ではなくなった。前と同じように左に逃げ、上に上がって沢を横断する踏み跡に入って沢に戻るが、沢は既に終わっていて形は無し。
適当に踏み跡をたどり、上に上がるとポコッと言う感じで、P956m(弥七沢の頭という人あり:以前弥勒やまという標識があった)〜と地形図上では標高点のないP950m(こちらも弥七沢の頭という人あり。山頂のブナの木の根本近くに山名を表す表示板が立っている。本日は仮にこちらを弥七沢の頭とする。)の間のP950m山頂から100m程の位置の小さな乗越(中川側からは押し出し沢右俣の乗越にあたる)で稜線に達する。
山名にこだわりは持っていないつもりだが、本日は弥七沢の右俣=本流を登った。その本流の源頭の至近にあるということで選んだら、こちらが「弥七沢の頭」だと考えても当然だろう。弱点は国土地理院の標高点だというバックボーンを得てないということだが、そんなことどうでもイイヤ。それよりも山頂手前の石標識には「九六三」と刻まれていたのが気になる。標高とは微妙に違うし、この数字は何を表すのだろう。
さあ、この山頂からは、どうやって下ろうか。
11時のバスには間に合わない。
次のバスに乗るのなら、ゆっくり下っても良いし、少しくらいの道間違いも許される。だったらと、ここから玄倉川側に下ったことがなかったので、それを狙う事にする。
「弥七沢の頭」の表示板を正面から見て、その看板に向かって直進する。石製の境界杭が埋められ、踏み跡があり、それに古いテープ標識が加わり、そもそも、人の歩いた跡が明確に付いた道がそこにあった。正に道がある という感じ。
きつい傾斜もなく、途中に何回かの平坦土地と小ピークを交える。植林帯は丁寧に手入れされ、ブナなどの林が交互に入り交じる。強いて急といえば鹿柵を左手にして下る200m程の区間くらいだが、それとても足場はしっかりした土壌地なので足が滑って困るなんて事はないだろう。
テープが右手の小尾根に向かって伸びていく地点で、左手の砂礫対に向かって緩く踏み跡=仕事路が別れる。どっちが楽で快適な路なんだとろうかと考えたあげく、後者にする。前者に従えば、標識が間違いなく付いていて下まで確実に導いてくれる。しかし、尾根を忠実に行くのが楽とは限らない。
仕事路は、途中に素砂帯&砂礫帯があると、瞬く間に路が荒れて、何所に道がついているのか分からなくなり、道に迷うことがある。だけど、それさえ無ければたいてい楽に下れる。時間かかっても良いのならと後者を選ぶ。
選んで正解だった。
途中何カ所かの分岐と不明瞭な部分があったが、全く問題なく、仲の沢林道に下り着く。そこは県民の森下の山神様の祠から二百m程下流くらいの位置だとおもうが、仕事道での入り交じった分岐を適切に選べば山神様に直接降りることも可能だったろう。
前者を選んだ場合の林道下降地点はテープ標識で分かった。弥七沢橋から上流に二百m程の右岸尾根の突端、取り付き部は不安定な疎林帯を下ることになり、林道を歩いている人がいる場合は落石を気にしないとならないのでマシラには向かないだろうと思えた。
でも、どちらでもあっても径路は明瞭、途中に切り払いもあるので気分転換にもいいし、山仕事の休憩場が要所要所にああるので、歩きやすくて良いコースであると思う。
さて、下山には小一時間を見込んでいたが、実際は20分くらいですんだ。
このまま玄倉に向かえば、先週と同じで一時間以上の時間をもてあましそうだ。滝口沢もボウズクリの滝は何回見ても飽きる滝ではないが、今日も時間調整・暇つぶしの為に見に来ましたと言えば滝もいい気がしないだろうから止めておこう。
それよりも、ルンゼの登りがきつかったので、衣服に靴、どちらも泥が付いて身が薄汚い。このままバスや電車に乗ると周りの人に「この不老児風おっちゃんったら加齢臭に泥までついちゃって・・やだぁ〜 そばにいないで〜」と迷惑をかけそうな気がした。そうだったら、少しでも迷惑抑制を・俺がいま出来ることをやろう。加齢臭は何ともならなくとも、汗に泥は洗濯出来るじゃん。天然洗濯機がすぐそばにあるんだろ。そこにさ
「ワナバの頭へ」の案内板から仲の沢に降りる。そこから川原の踏み跡道をたどる。ワナバの頭への分岐を右に見て、堤防の梯子を登って下りると小川谷の入り口だ。時間は11時半。ワナバ沢出会いまで行って、一時間くらいで元に戻れば、洗濯には十分だろう。
ところがそうはいかなかった。
洗濯に入った小川谷 大人数に追い返される
もう行くべき人はすべて行って、だれもいないだろう。たとえ居たとしても、いまからスタートするのは終了点まで3時間もあれば余裕で到達できる熟練パーティのみだろうと読んだつもりで小川谷最初の滝が見える場所に着くと、そこにまず人がいた。
最初の滝は簡単な2m程である。大きなホールドがあり、通常はザイル無しでさっさと登るだろう。
だけど、もたたもたして先行者はスッキリとは登れない。スリップして確保ロープにぶら下がって悪戦苦闘の上で登りきる。どう見ても、それも相当に程度が低い初心者さんだ。
さっさと抜いて行ければ、いいかなあ。
その人を追いかけて登ると、その上の4m滝下に男女混合の十数人がいて、大岩の左手を全員で登るらしい。さっきの女の子も加わっている高校生か大学生のサークルの集まりかなあ。あの調子で、この滝を登るとしたら全員が登りきるまでに小一時間はかかるだろう。彼等がそこを専有しているので大岩右手の丸太のかかる所を登る。
次に、6mF2スラブの滝。先ほどのとは別の三人パーティーがいて、彼等は右手からの巻き道にザイルをつけて取りかかっている。さてさて、これにもどれだけ時間がかかる事やら!
この先にどれくらいのパーティーがいて、何人の人が入り込んでいるんだろう。先ほどは、たまたま丸太のコースが空いていたから待ち時間無しで登れたが、何人もの人が入っているとしたら、いざ下降を開始しても、どのコースであっても(滝コース、巻き道コースも)登る人が取り付いて塞がってしまうんじゃないだろうか。
振り返り見する小川谷 洗濯は終了だ
そうすれば、彼等が通過終了するまで下るに下れず、予定した時間に下降するなんて出来なくなるんじゃないだろうか。もしも強行しようとしたら混んでいる東名高速を血迷った徘徊老人よろしくブレーキもアクセルも見境無くヨタヨタ逆走するようなものだ。全体に混乱を引き起こして当然だ。良くないことが起こるかも知れない。そんなことが予測できた。
やめたやめた。
それで次の6mスラブ滝を三人パーティとは別の本来ルート(瀞に入って流れの左側から登るルート。右の巻き道よりもずっと快適な上に易しいのだ。今日はおまけに瀞が浅く、膝の深さだった)登ったところで、帰路が確保されている今のうちに帰ることにした。
だって、衣服の泥もすっかり綺麗に落ちていて、洗濯する目的は既に叶えている。
この先に進む理由はない。
スラブ滝を降り、丸太を降り、出会いの小滝を下る。
振り返れば、先ほどの大勢パーティーの一人がようやくF1を登り終えた。一人10分くらいかかっているので、ここの通過にやっぱり一時間は必要だろう。
このペースで進んだら、終了点に着くころには17時は過ぎているだろうよ
(先ほどのパーティの力量から推察すれば10個くらいザイルをつける滝登りがあり、巻き道があるとして計算)
夜道の仲の沢径路って、なかなか面倒だよな。君たち、何時間で県民の森に戻るつもりだい。
(彼等のペースなら2時間くらいはかかるかjもしれない)
何事もなく順調にいって薄暗くなる頃に駐車場かな。
夕暮れ時の山道って心細いものだよね。大丈夫か?
それに一人でもスリップして擦り傷打撲でも起こったら、そいつをなだめる時間も必要だ
なんてアドバイスしようかなと思ったが止めた。
なんだかんだと言っても、小川谷には似たようなパーティーが毎週毎週入っているだろう。
そんな状態でも99・■%は事故なんかにならず
「あん時は怖かったね」
「あいつがドジだったね」で笑い話で終わるはずだ。
オイラだって偉そうにしているけど、そう言う次期があったのだ。
だから余計なお節介は止めるに限る。
だけど
あのパーティーの中に、少しだけ沢をかじった奴がいて、
知ったかぶって
そいつが、みんなに、特に女の子にいい格好したくて
「ムリだな」と思っていても、ムリして
なんてことなければいいんだけどね
小川谷を短く終えたので、玄倉では一時間くらい間があったので、時間調整をかねて歩くことにした。山市場から大野山へのコースを下見してからバスに乗った。結局は先週と同じパターンになった。沢の楽しさとしては弥七<小割かな
写真集です
自宅6:25〜本厚木6:51〜松田7:23JR〜谷峨7:50バス〜玄倉〜立間橋〜弥七沢橋8:45〜弥七沢〜F3ひょんぐり滝9:00〜左また分岐9:40〜中俣分岐手前30mの左岸の支流探索9:50_10:10〜中俣分岐10:10〜ゴーロを経てルンゼ状に入る10:20〜沢を終える10:50〜石標963手前で稜線に出る。〜弥七沢の頭?10:55_11:00〜弥七沢右岸尾根下降11:20〜林道〜御料林径路入り口11:25〜小川谷F2の上11:45〜そこで戻る〜御料林径路入り口12:00〜玄倉12:40〜山市場まで歩いてバス13:36〜谷峨13:50_14:03JR〜新松田14:23〜本厚木14:50〜自宅15:05 2009/07/11 曇りだが雨の心配は無用
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