シップ薬を貼り
 腰は決して捻らず
 たとえ無礼と思われようとお辞儀も浅く
 と用心の甲斐あり
 そんなようにして腰に来そうな気配を先週一週間を何とかやり過ごした。

 だが決して楽観が出来る状態であるとは思えず、そうであれば無理は禁物だと今週の自転車には×マークを押した。
 この時期は山に行く人が多いらしく満席のバスを煤ヶ谷で降りる。山々はすっかり緑に染まっている。沢に入る前にまずはと登山者カードポストに行く。何も殊勝に登山届け気を出そうというのでは無く、ボチボチヒルが出る時期だから用心のために蛭避けスプレーでもあったら、そんなかんじかなあ。
 スプレー缶はあったが中身はヤマビルファイターではなく、木酢液だった。効果は薬ほどでもないがそれなりに利くらしいとは聞いている。しかし何事も用心深いマシラは、自分の手で確認してないのは実践(丹沢の沢歩きが実践かよと笑うのは自由だよ)の場では試したくもない。せっかく百mも遠回りしたが、木酢液は使わず、もしもの時のためとして脇に置いてあった塩のひとかけらをポケットに入れ歩き出す。
 さっき追い越していったバイクの二人(雰囲気から夫婦)が何やら楽しそうに話している橋(鳥屋待ち沢にかかる)の手前のゲートの横から鳥屋待ち沢左岸の仕事道に入る。対岸の炭焼小屋はここしばらく稼働していなそうだ。ボチボチ雨の時期だから水の量は多いかなと予想していたが、それは見当違いらしく杉の木の間から見える川の水は少ないように感じる。
 鳥屋待沢のアプローチは仕事道が良く整備されているから助かる。いいや整備されているというと間違いかな。かっては整備されていたと言うのが正しいだろう。昔からの道は砂防ダム作る時に中域まで小型トラックが走れるまでに拡幅された。中域からは在来の右は惣久径路に、左は宝尾根に向かっての仕事道が何本かある。中央は鳥屋待沢沿いに伸びF1下までは楽々の道である。だいぶ路肩が流れてきた土砂で埋まってしまったが、こんな山の中なのに良く整備していたものだと通る度に感心する。ただ、このまま整備が放置されると路肩まで全部埋まってしまって道があったことも本の中の記録にとどまり本体はどこにあるのか分からなくなるのも時間の問題かも知れなさそうな状況だ。
 道が右岸に移って、程なく沢が左に曲がると仕事道が終わる。そこが大岩のF1である。
 すぐにスラブの綺麗なF2。左から巻いて落ち口の上で沢に戻る。
 続く小滝は水量が多いときには濡れてしまうが、今日は中央の大岩部分をフリクション駄得で登ることが出来た。
 続くのは小さなゴルジュ。水に濡れて世来れば中央の水の中をジャブジャブ行けばいい。濡れるのはちょっとの気分の時は右の岩部分を通過する。
 ゴルジュの終わりは4mCSの滝。通常ならCS左からも水が垂れているが今日は無し。それでも手前の小釜にはいるのがイヤで右の泥斜面にあがってトラバースする。泥がグニューと踏ん張りにくく急斜面のトラバースは慎重に行く。
 CS滝を通過したままトラバース続けると先で詰まってしまうので、早めに木の根っ子でも使って沢に戻ったほうがよい。

瀞と3m滝
 直ぐに次の岩床が待っている。ココは左側に歩行回廊がついているので素直に従う。ただし岩床は先端が深い瀞と3mの滝で堰きとめられているので、泳ぐのがイヤなら右壁の切れ目から左岸に上がって瀞を避けて通過する必要がある。
 3m滝の巻きに入る場所から右岸の上部からの湧き水が細い滝状となって流れ落ちてくるのが見える。
 その滝を見上げながら下のゴルジュに引っ張り込まれないよう斜面をトラバースを済まして沢床に戻り、小滝を一つ左から越えてすとようやく本日の目的地の入り口に達する。

本日の支流の入り口部
 ここからは左岸から合流する傍流の小沢に入る。それなりの水量は普段はあるが、本日は少なめ。たとえ水量が多めであっても本流小滝がせめぎ合っている地点で合流するので、岩の歩きに熱中し先が気になっていると、ついついこの小沢を見落とすかも知れない。そんな感じにひっそりと本流に合流するのだ。
 こんな小沢だが、だが、ちゃんと踏み跡は付いている。この道は本流とこの小沢を分ける中間尾根を上の稜線まで上っていくと推察される仕事道だ。(歩いたこと無いから推測です)出会いからそんなような小径跡を追って行く。出会いから見える3m小滝はその踏み跡道で巻く。流れはすぎに左に大きく曲がる。踏み跡は左に移って尾根に上がっていく。続く3m×二個の連滝は踏み跡道に従ってパスする。ゴツゴツした小さなナメがあって、続くのは6〜8mほどのスラブの滝。

6〜8mスラブの滝 左側から小さく巻いて登る
 こんなように書くと、この場所始めてと思われるかも知れないが実は二度目である。見知った滝である。記憶もここら当たりはしっかりある。こんな滝だったとね。
 しかし傾斜は記憶の方がきつく、今日の傾斜は幾らか緩め。しかし、だからといって登れる滝でもなく、左側から露岩の間を選んで登るより方法がない。記憶はココまで(実際は奥の凹角滝まで行っている)
 次の滝までは少しだけ間が開く。
 その滝は大きめに見て5m少なめに言えば3m。少しだけ風体が変わっている。その風体とは平ったい岩の表面に右上がりと左上がりにそれぞれ45度に線刻したような模様を描いていることだ。パッと見にはまるで人が刻んだのでは無かろうかと思えるような模様は確かに少し変わっていると言って良いだろう。
 両岸は狭まって小さいゴルジュ状に小滝が続く。4mスラブは左隅を小さく巻く。つぎのはスラブの樋状4m。フリクションと樋の陰に隠されたアンダーホールドを突っ張るように使って登る。たのしい。
 水は涸れる。ガレ場状の沢はやがて6〜8mほどの滝に先ををふさがれる。その滝は右側は切りたつ。左はは脆そうな垂直な岩。その中央は凹角になっている。凹角部分は幾らか緩いが、岩が浮いているのが見た目にも分かる。

凹角涸棚は中央を凹角を登る
 登ろうかな止そうかな 岩が剥がれたら困る。岩を抱えたまま落ちるのってかっこわるい。6〜8m位という高さも行く/行かないを決めるのには中途半端だな。
 危ないから止めようよな。頭の中で叫びながらも、こんな場合にたいてい突っ込むのが自分の本性と分かっている。
 凹角は想定していたのよりは難しかった。右側壁にスタンスが取れず、正面の浮いているんじゃないかと思われる石を両手で抱き込むようにして体重を上げる瞬間が何とも恐ろしかったように感じた。幸い何もなかったが、剥離した岩ごと落下しても文句は言えない状況だ。終わってからそんな反省してもダメだな。
 三俣の中央を選び、急な岩床の小涸棚を幾つか登る。三つ目か四つ目を登った頃に、どこからともなく腐臭が漂っているのに気がつく。
 やだな
 と思っても進むことの出来る方向は限られる。それに、この匂いは獣ではあっても人のものではない。何で区分けがつくのかって!
 それは経験
 正面に崩落帯を上にした7mほどの涸れ棚の下の小滝の落ち口に臭いの元が転がっていた。今年の春先頃に崖の岩を踏み外したんだろうか。鹿の骸。息を止め呼吸をしないようにして骸の脇を通り過ぎる。
 7mの涸れ棚を過ぎると、沢は向きを左にするが、直ぐにクランクして元の方向に直す。傾斜は一時的に弛んだようだ。上には稜線を感じる。 もうそれほど終わりまではかからないだろう。終わりにしてもイイカモ
 だけど、それからが長いのがここら当たりの特徴。8m程の脆そうな岩棚は左のカンテ様に取り付く。このカンテ/総ての岩が積み石で出来ていて、その総てが浮き石だ。救いは傾斜が少し緩いことだが手応えがしっかりとした木の根っ子を掴むまでは安心できない。
 それを越えてから幾つか涸れ棚は出てきたが、岩はしっかりしている。沢の中に転んだ石は人の頭大から徐々に小さくなり、小石の礫に変わる。その代わりにとでもと傾斜が増してくる。だが、岩の上に薄く砂の乗ったような場所の登りは得意ではない。せっかく踏み出した足なのに踏ん張りが利かずに、ずずっと滑るのって、たとえ僅かでも損したように思う。
 それも、やがて急斜面の最上段で珠洲竹の根が剥き出しにえぐれている地点で終わった。終わりの目印として内容の腐った酒の入った300mgの容器が先ほどの根に引っかかっていた。その10m上が登山道であった。
 登山道を50mほどで惣菜久しい径路の入り口につく。だから帰りは早い。忠実にたどり、公衆洗面所の横にひょっこりと下る。
 さあ帰ろうか。その前に山の中では全く見かけなかったし、靴は終始乾いたままだったので、たとえヒルが密集していたとしても、上に上がってくることは出来なかったろう。かといって使わなかった塩は食用ではなさそうなので持ち帰っても役が無い。だからといって、捨てるのは更にモッタイナイ。だったら元に戻せば、いつか人の役に立つかも知れない。三峰山登山道入り口に戻り、結局使わなかった塩を返却する。
 それから時間調整のため尾崎まで歩くが、今日は暑い。
 コンビニで買ったジュースを飲みながらバスを待つ。

煤ヶ谷/寺家から見える仏果山


 最近、何を思ったのか、ブラインドタッチの練習を始めた。どのキーがどの辺にあるのかの感覚がようやく頭の中にインプットされたようなレベルだ。練習の時は予め指示されたアルファベットを指示のままに入力すればよいので、何となく大丈夫なんて感じるのに、実際に生の文書入力を行うと、頭の中と実際にタッチしたキーが中々一致しない。例えば ざ=ZA り=REと再三間違うのだ。プラスして日本語がアルファベットにすらすらと訳せない。更に押そうとするキーの回りにやたらと触れる。その間違いを修正しようとBackSpacdやDeleteキーを押そうとすると、右手全体がキーボードから離れてホームポジションが分からなくなる。だからと手探りで場所探りをすると、めったやたらのキーに触れて、ぐちゃぐちゃになってしまう。
 これで入力OKと変換キーを押すと変換文節が意図とは違って別の場所になっているので、直そうとしても矢印キーは遠く。思うようには押せない。かといってショートカットキーが使えるわけもなく、僅かな文章入れるのにもホント一苦労だ。
こんなように、せっかく入力したのにキー入力に神経が行っているので、それでなくとも下手くそな文書を整える余裕なんて、なおさら無くて、全くひどい文書だなあとは思うけど、これも訓練だ。

 てなわけで
 本文はとりあえず(全体の97%位は)キーボードを見ないで入力してみました。まだまだとてもブラインドタッチなんてものではないです。通常に一本指入力の方が余程楽だったとは感じたけれども、そのうちに馴れるかなあ!
 読みにくい箇所が多々あると思いますがご容赦下さい。はあ 疲れた。とても


写真集


自宅6:45〜及川バス停7:15〜煤ヶ谷〜登山道入り口(塩借りる)7:35〜鳥屋待ち沢出会い7:50〜〜鳥屋待ち沢/3mゴルジュの滝8:45〜支流の沢に入る8:50〜鹿骸〜稜線10:05〜惣九径路入り口10:05〜惣菜径路〜八太郎川林道に下る10:30〜登山道入り口(塩返す)〜尾崎(バス停)11:18〜及川(バス停)〜自宅11:45 2009/09/23 暑いくらいのだいたい晴れた一日でした。午後はYちゃんとの散歩に最近は忙しい。
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