バセドー病による眼球突出
20代の女性です。バセドー病により左目だけ眼球突出となり、美容上よくないのでなんとかならないだろうか?ということで、治療を開始されました。
最初の2ヶ月は2週間に一回、その後は1ヶ月に一回の治療回数になりましたが、8ヶ月目でご本人が左右差が無くなったことを実感され、今も左右差は出ておりません。西洋薬は同じ薬を鍼灸治療開始前から服用されておられました。今では外出も何の抵抗もなくされておられます。(以前は外出時には必ずサングラスで目を隠されていたそうです。)
西洋医学では、こういった眼球突出を治療に恐ろしい治療をします。放射線治療、あとは眼底骨を一部外すといった手術等だそうです。問題は必ず100%成功する、と言うわけではなく、特に手術で失敗した場合、今度はその手術した側の眼球が引っ込んでしまい、もう戻せません、となるそうです。
バセドー病による眼球突出に、これほど鍼灸治療が効果を出すとは、私自身も驚きでした。
アレルギー性鼻炎(花粉症)
9歳の女の子ですが、長年花粉症に悩んでおられました。マスクや薬なしで過ごせるのは夏の間だけという状態だったそうです。当然、西洋薬も必須だったとのこと。治療を開始したのは秋でしたが、その年の冬も、翌年の春も薬・マスクなしで過ごせたのは初めて、と嬉しい結果を出すお手伝いが出来ました。今も治療は継続していますが、未だに西洋薬・マスクなしで生活しておられます。少し鼻水が出る程度で済んでいます。本人のみならず、ご両親まで喜んで頂けたのは私も望外の喜びです。
治療開始して意外と早く効果が出やすいと思います。花粉症で悩んでおられる方、西洋薬と併用しつつ鍼灸治療を受けられてみると、より一層よい結果を得られる可能性が高いです。
アレルギー性鼻炎、清潔志向の行き過ぎ及び人の持つ抵抗力の低下とそれをもたらしたストレス社会、なにより毎日口にする食・空気・水が汚染されてきた結果だと思います。体質変換も必須ですので、継続した治療と漢方薬の併用もとても良いと思います。
鼻炎
20年来鼻炎で悩んでおられた方は週1回の治療で3ヶ月かかりましたが、ほぼ完治といえるまで回復されました。顔の局所治療を望まれなかったので全て遠隔部からの治療でした。
最初の1ヶ月は治療翌日にいつもより多くの鼻水が出ていましたが、2ヶ月目からは量も減ってきました。3ヶ月目には鼻稜に見られていた青色がかった瘀血(西洋医学では何だか分からないと医者から言われたそうです)も取れると同時に鼻水も止まりました。
一時的にいつもより多くの鼻水が出たのは、東洋医学ではよく見受けられる「瞑眩(めんげん)」反応(良くなる前に症状が一時的に悪化したように見受けられること)と考えられます。
局所のみならず、その場所に施術できなければ遠隔部からの経絡(エネルギーの流れ)を利用した治療ができるのが、鍼灸治療の神髄です。
歯痛
親知らずの痛みは、初回治療終了後ふと気がつくと痛みを感じなくなっていたり、日常生活に不都合が生じない程度に痛みを抑える効果が期待できます。
私の治療例では、施術後30分ぐらいから効果が出始めているようで、多くの患者さんで治療を受けた夜には痛みがあったことを忘れていたというお話をうかがっています。
その他の原因、例えば歯槽膿漏等で歯を治療されている場合でも、痛み止め効果および早期回復は期待できます。
セラピューティックタッチにより、患者さんの気付かない歯の疾患を見つける場合は結構多く見受けられます。その場合、私はいつも治療と同時に患者さんに歯医者に行っていただくようにお願いしております。
腰椎椎間板ヘルニア
7年来腰椎椎間板ヘルニアで苦しみ、医者に手術を勧められるも患者さんが手術を受けたくなくて、鍼灸治療を望まれた患者さんです。
週1回の治療で1回目の治療後には特に変化を感じられなかったそうですが、2回目の治療後に6日間痛みを感じなくなり、3回目以後は翌週の治療日まで痛みが無くなりました。
加えて3回目の治療後、強い痛み止めの薬を週2・3回は服用していたのが全く飲まなくなったと。
その後2週間にわたり患者さんの都合により治療できませんでしたが、それでもその間に腰の痛みは全く出なかったそうで、既に3週にわたって痛み止めを全く服用せずに過ごされています。
ヘルニアになってから初めてのことだそうです。
ぎっくり腰
ぎっくり腰にも種類があるのですが最も多い筋筋膜性腰痛ならば、受傷直後に鍼灸治療を受けますと、痛みを抑える効果がかなり期待できます。
痛みを完全に抑えることは、急性期(ぎっくり腰をしてすぐ)なら無理ですが、痛みを軽くして寝返りを打ったりトイレに行くといった日常生活の質(Activity of Daily Living: ADL)を向上させることが可能です。
また、回復の速度も鍼灸治療を受けておられるかたの方が早いようです。
私自身の場合では、受傷翌日に鍼灸治療を受け、ADLが非常に楽になりました。
整形外科などでは、ぎっくり腰となるとすぐにリハビリ及び治療で牽引を行いますが、効果がないとは言い切れないにせよ、私自身は余り良い言葉を患者さんから聞いたことがありません。
私自身の経験では、この筋筋膜性腰痛を起こして牽引を受けましたが、終わったときに腰が抜けちゃいました。
私の施術例では、車の運転中にぎっくり腰をした男性に受傷後30分ぐらいの時に治療を行いました。直後は痛みがまだ残っていましたが、その夜には痛みが消えたようで、ホントにぎっくり腰だったのか?と思うほどだったそうです。翌日以降も痛みは出ませんでした。
高校生頃からぎっくり腰を何度もされている方の時は、午前中に受傷されたようで、その日の夕方にお会いしたときには、痛くて寝返りも打てない状態でしたが、施術後には多少痛みは残っているものの楽に寝返りが打てるようになられました。
特に筋筋膜性腰痛(広義のぎっくり腰)に対しては、鍼灸は即効性があると考えても良いでしょう。
捻挫
受傷直後に鍼灸治療をし、必要ならテーピング固定をします。
テーピングは大体3日ぐらいですので、テーピング後に鍼灸治療をしますと回復が早いです。また、痛みも早く取れるようです。
私の妻の例では、受傷時に足首捻挫と膝の外側の靭帯損傷でしたが、足首はテーピング固定前と固定後に、膝は毎日鍼治療を行いました。
整形外科の診断では全治1ヶ月と言われましたが、わずか2週間で完治となりました。
顎関節症
ストレス社会になったのと食生活の変化により、近年非常に多くの人(特に若い女性に多い傾向がみられます)がかかる疾患の一つです。
痛みを取り、筋肉をゆるめ、顎関節を動きやすくし口を開けやすくする効果が期待できます。これも早期ならかなり効果が望めます。
まだ顎を開くときに音がする程度の時に治療を開始すると回復も早いです。
ただし、顎関節が変形している場合には効果が余り期待できません。
骨が変形してしまっている場合は如何ともし難いです・・・。
歯痛と同じく、患者さんがまだ顎の痛みや異常に気がつかれていない状態でも、セラピューティックタッチにて発見、治療および歯医者への検査のおすすめができます。
他の疾患で治療中の患者さんでしたが、口を開くときに顎が音を出す、と言われました。この時1回の治療で次の時には音がしなくなったと言われました。
偏頭痛・筋緊張型頭痛
学生時代、偏頭痛に対して鍼灸治療はあまり効果が期待できない、と教えられましたが、どうしてどうして。
実際に患者さんの治療をしてみますと、鍼灸治療でかなり偏頭痛を取ることができます。
これは局所治療のみではなく、全身治療をしているからかもしれません。
決して私は西洋医学の治療を拒否しているわけではありません。特に偏頭痛で痛みのキツいときには、鍼灸治療より西洋薬の即効性が必要です。
偏頭痛が起こると薬を飲んで寝込んでいた方が、週1回の治療を2ヶ月続けた後には薬を飲まなくても良くなりました。
全身状態も良くなり、疲れも余り感じることもなく、寝込むこともなくなりお元気になられました。
筋緊張型頭痛(ストレスを感じたときに出るような頭痛で、一般的に頭全体が締め付けられるような痛み)には鍼灸治療は即時効果をよくもたらします。
筋緊張型頭痛の治療途中から頭痛が無くなってくるのには、患者さんが一番ビックリされます。
筋緊張型頭痛はストレスや同じ姿勢を長時間とり続けることから来るものですが、偏頭痛もストレスから来ることが実に多いです。
頭痛の種類によっては脳内出血や微小脳梗塞の場合もあります。ですのでたかが頭痛と侮らずにご相談下さい。
逆子
昔から逆子には至陰(『しいん』という経穴名です)への灸と言われていますが、本当です。
逆子のみならず不妊症や冷え性にも使える、女性には非常に有り難い経穴です。
私の妻が逆子と診断されてから毎日至陰への灸をしましたら、翌週の検診時には逆子が治っていました。医者は逆子体操が効いたね!と言ったそうですが、残念ながら一度も逆子体操などをしていません。(笑)至陰への灸と鍼治療だけです。
7ヶ月目の終わり頃に逆子と診断された患者さんですが、週1回の治療と毎日の灸治療をご自分で続けていただいた結果、2週間後の検診で逆子が治っておりました。逆子体操は思い出したときにちょっとされただけだそうです。灸治療だけは忘れずに毎日されたそうです。
ただ、逆子には灸が確かに効きますが、これも逆子と診断されてすぐの方が効果が高いです。
ある論文では98%の逆子に対して効果があり、とあります。ただし、やはり早期ほど逆子が治る率が高く、臨月間近ほど確率が低くなると言う結果でした。
出産予定日まで残り1ヶ月とか、臨月間近まで逆子を放っておいて、さぁ治療で治して下さいと言われてもかなり難しいです。(でも0%ではないので私は全力を尽くしますが、やはりとても難しいです。)
医者も逆子はほおっておいても治るから、とか言って逆子体操しか教えません。(素晴らしい鍼灸治療があるのに!)そして逆子が治らないとすぐに帝王切開と言います。多分、産科医によって違うのでしょうが、それにしても安易に『切ればいい』というのには腹が立ちます。
不妊症
実は不妊症にも鍼灸治療が効きます。全身の状態を整えるからでしょう。妊娠するためには、まず母胎が健康でなければ難しいと思います。
西洋医学の不妊治療と併用されても問題なく、西洋医学の不妊治療の着床率を上げる効果が認められています。
ただし、鍼灸治療を受ければ必ず妊娠する(それもすぐに)とはお考えにならないように。100%の確約はできません。これは西洋医学と同じです。
ただ、西洋医学とは違い体への負担はほとんど無いですし、治療を継続することにより体の調子は間違いなく改善されていきます。その結果妊娠される、と感じています。
診ている限り、冷えがこの不妊の大きなウェイトを占めていると感じます。次の項目の冷えにも関わっています。若い学生のうちからファッション優先で子宮・卵巣を冷やしすぎ、同時に自分の生理の状態にも全く気を配っていないです。女性は男性とは違い毎月の生理の状態で自分の健康状態がある程度把握できるのです。
治療と同時に、灸をご自分でも自宅でしていただくことがほとんどです。継続は力なり、です。あきらめずに治療を続けられた方がご懐妊されています。
私の患者さんでは、チョコレート嚢胞があると医者に診断された方が、この度無事に第2子ご懐妊されました。(西洋医学の不妊治療は一切受けておられません。)
現在妊娠7ヶ月で母子共に順調です。ひどい悪阻も出ず(ほんとに軽い悪阻で済んでしまいました)お腹の張りも漢方と鍼灸治療でとても良く抑えられている状態です。
強い冷えが見られた30代の患者さん、治療開始半年(週1回から2回の治療でした)で自然妊娠されました。
冷え(冷え性)
昨今のファッション最優先の日本女性。(一部の日本男性もそうです。)冬場といえども素足にミニスカート。夏ならヘソ出し(最近は夏だけじゃないですね・・・)。食べ物も冬でもアイスクリーム、レストラン等では冷たい水をまず出してきます。夏のみならず一年中冷たい生野菜サラダや飲み物、そしてクーラー。日本人は体を冷やしすぎです。
冷え(冷え性)には灸治療です。不妊症や逆子でよく使う至陰穴以外にも、セラピューティックタッチにて感じられた冷たい点に灸をします。後、できたら患者さんに、ご自分でも灸をしていただくようにお話しすることもあります。
また、食事も季節の野菜を取っていただくようにお話しいたします。夏野菜は基本的に体を冷やします。逆に、冬にできる野菜は体を温めます。冬にトマトやキュウリと言った夏野菜を取ることは、体を内側から冷やします。
灸治療を続けた患者さんたちは、冬になっても特に冷えを感じず、また生理も順調になり生理痛も無くなる方もおられます。
特に、冬に靴下をはかなくても寝られる、ということがとてもお喜びになっておられます。
つわり
特に吐き気、むかつき、食欲不振に効果が期待できます。
悪阻のひどい吐き気で点滴まで受けた方に、その翌日に全身治療を施術した後、それまでの吐き気が嘘のように消失したと。その後、一度もつわりによる吐き気が出ることなく無事に出産されました。
鍼灸治療を受けていると、悪阻はかなり軽い状態で済むようです。また、悪阻自体も早く終わる傾向が見受けられます。
妊娠前から私が治療をしていた妻は、全く悪阻が出ませんでした。(よくある、米の炊ける匂いはダメ!ということも全くなかったのには、私が驚きました。)
第1子の時はひどい悪阻だった方は、今回の妊娠中に前回同様のひどい悪阻にみまわれることはありませんでした。第1子の時と比べると無いに等しいそうです。
妊娠前から継続的に治療をして全身状態を整えていたのも功を奏したものと思われます。
筋肉痛
運動後の筋肉痛を取るのに鍼灸治療は非常に効果的です。
また、運動前に先に鍼灸治療を受ける事により、起こりうる筋肉痛を予防することもできるようです。これは治療によって筋肉の柔軟性が出るためではないか、と思われます。(気の流れが良くなるので、その滞りの結果といえる筋肉痛が出ない、というのが正解かと。)
50代の男性が富士山に登るために事前治療で筋肉痛を抑えることができるか?と申し込まれました。置き針を膝とその経絡にそって貼り、登山に行っていただきました。下山後に報告して下さって、疲れはあるけど全く筋肉痛も出なかったし、膝への痛みも出なかった、と。怪我もなく無事に帰ってこられたので嬉しかったです。
ゴルフ後の体の疲れ、および翌日以降の筋肉痛をださないようにするために、ゴルフの後に必ず治療を受けられる方もおられます。(多くのプロスポーツプレーヤーは、鍼灸治療をプレイ後に受けておられるのです。)
また、肩こりの予防や痛みの軽減に効果を発揮します。治療後に置き針をしますと、お仕事等で肩こりが再発しても、その痛みの度合いは明らかに違います。
置き針には運動時・後の筋肉痛やその他の痛みを抑える効果があると言えましょう。ただし、どこにでも適当に置き針を貼ればいい、と言うものではありません。なにしろ筋肉痛が出る前にそこを見越して置き鍼を貼らなくてはなりませんから。筋肉に沿って貼ればいいのではなく、気の流れに沿って貼る必要があります。
逆流性食道炎・胸焼け
東洋医学ではこれらは気が逆上したときに起こると考えます。ですので、食後に昇りやすい気を下に下げる治療を行います。
男性で逆流性食道炎の方の治療を週1回で4回継続しましたら、医者から処方された薬を飲まなくても良くなりました。その後も再発は無いとのことです。
疲れ目・眼精疲労
疲れ目に鍼灸治療をしますと、治療前と治療後で目に映る景色の明るさが違う、と良く言われます。
まるで靄がかかっていたのが晴れたかのようだわ、と。
仕事でコンピューターの画面を長時間見られている方や、細かい作業をされる方には、目薬をさすよりも鍼灸治療の方がよいように思われます。
便秘・下痢・機能性大腸炎
便秘には鍼、下痢には灸がよく効きます。
便秘傾向の方の多くが、最初の治療後30分から60分程度で催す、ということがとても多いです。治療日は何ともなくても翌日突然、と言うこともよくお聞きします。下剤とは違って体には負担を与えません。
ご両親が治療を受けていたとき、そこの10代の娘さんが便秘と言うことで治療を。その時は鍼を怖がっておられましたので、気滞があった左前腕に一本だけ打ち、そのまま約30分ほど気滞が抜けるまでそのままにしました。抜針後、1時間ほどしたら突然催したそうです。それ以後、この娘さんもご両親と一緒に治療を受けられるようになりました。
機能性大腸炎と診断された女性患者さん、1度目は目立った効果が見られませんでしたが、2週間後に2回目を受けた直後からほぼ毎日排便があるようになりました。その後、ほぼ1ヶ月に1回の治療ですがきちんと毎日排便があるとのことです。
ひどい下痢の方に灸治療を行いますと大抵下腹部の痛みが取れて下痢が止まることが多く見受けられます。
私自身、下痢になったときにはすぐに枡灸を自分に施します。これは毎回良く効いています。
胃部不快感・胃部膨満感
腹部の張ったような感じ、不快感も鍼灸治療で良く取れます。この腹部の張ったような感じはガスと言ったものではなく、腹部の気が滞ったものです。ですのでゲップをしても取れません。
西洋医学的には、胃酸を抑えたりする薬を処方すると思います。
ですが、鍼灸治療なら副作用もなく、治療途中から胃の張ったような感じが取れてくることがほとんどです。
私自身、胃腸が弱いので胃部膨満感がよくあります。そんなときは自分で自分に打ち、その張りを取り除きます。鍼一本で取れるので助かっています。
五十肩・四十肩
40代以降に多いのでこういう名前が付いているのでしょう。(なる人は30代でも罹ります。)1年から1年半ぐらい放っておけば自然と治る事が多いですが、それでもその間、痛みと可動制限に悩まなくてはなりません。
さて、これに対して鍼治療は効くのか?!と言いますと、効きます、といえると思います。ただし、患者さんにもご自分でリハビリをしていただきます。これはきちんとご指導いたします。
当然ですが、四十肩になってすぐの方が治療効果は高いです。半年以上おいてから来られると、治療効果はすぐには感じられず、治っているの?と思われることが多いかと。半年放っていたのですから、治るにも半年かそれ以上、と考えた方がよろしいのですが・・・。治療により治癒速度が促進されることは大いに期待できますが、治療した翌日には治る、と言うものではありません。
30代の女性患者さんでしたが、発症して2週間程度で治療を開始、週1回の治療を3回ほどで痛みもなくなり可動域も元に戻りました。
変形性膝関節症
近年の食事内容の欧米化(栄養過多)と運動不足(車への依存)からくる肥満が引き起こしていると思えてしまいます。高齢者で膝から下がO脚になり、痛くて杖をついて歩いている方を多く見受けます。
変形性膝関節症は、
筋力低下(特に太腿の筋力)
↓
痛みがあるから歩かない
↓
歩かないからよりいっそうの筋力低下を招く
↓
さらに痛みが出てくる
↓
骨の変形が加速する
という悪循環に陥りやすいです。
太腿の筋力トレーニングをまじめにすれば、膝の痛みは取れてくるのですが・・・。
膝関節が変形してからでは、鍼灸で骨の変形を戻すことは不可能です。ですが、膝の痛みを取るための筋力トレーニングの補助(筋肉トレーニングの方法はお教えします)およびトレーニングによる筋肉痛、変形から来る膝の痛みの軽減には効果が大いに期待できます。
また、この疾患による気滞の腫脹にも効果が期待できます。
女性患者さんで、この疾患の早期ですが、膝下にできていた腫脹(気滞によるもの)が一度の治療で一週間後にはきれいに消えていました。ご本人もビックリですが、私自身も驚かされました。
原因不明の痛み・痺れ
西洋医学的には原因不明でも、東洋医学ならその原因及び対処が可能なことが多々あります。
肩甲骨周囲の不快な痛みのあった方は、一度の治療で痛みが解消しました。
整形外科からは異常なしと言われて湿布薬だけ出された腰痛の患者さん、この方も1回の治療で痛みが消失しました。
左肩から指先にかけて痺れが5年以上続いていた女性は、週1回の治療を5回続けましたら、突然痺れが消失しました。それ以後再発はないです。
上記のような原因不明の痛みや痺れは、気滞や瘀血による痛みがほとんどのようです。
また、1回の治療で効果が出る事もあれば、何度か治療をあきらめずに続けた後に、突然効果が現れるケースもあります。あきらめないことが肝要でしょう。
西洋医者から原因不明と言われてもあきらめずに、東洋医学に活路を見いだしてみては如何でしょうか?東洋医学は2000年以上の歴史を持つ立派な医学です。
手術跡・手術前の体調管理と手術後の回復
現在、大阪大学医学部附属病院において、ガンの手術前にその患者さんの体調が手術に耐えるほどではないときなどに、積極的に鍼灸治療を行って好結果を出しています。
また、手術後すぐから鍼灸治療を行うとその回復の速度が明らかに違うのもよく見られます。
私自身は顔のほくろをパンチングで切除した後、抜糸直後より自分で毎日手術部分に鍼を。(散針と呼ばれる打法です。)痛みもなく毎日その場所からは瘀血が出てきました。そのおかげか、皮膚の色も周りと違うこともなく、こちらから言わない限り誰も気がつかないです。
ある患者さんで10年以上も前に手術をした跡が、はじめは色が周りとは違っていたのですが、3回目の治療ぐらいから色が薄くなり、今でははじめとは明らかに違うほど色が薄くなりました。(写真を撮っておけば良かったと、つくづく後悔しました。)患者さん自身も、跡が痛かったのが今ではほとんど痛みも消えたとのこと。10年以上もよく我慢されていました。


