突発性難聴 耳鳴り
耳鳴り 急性低音障害型難聴 メニエール病 頚性めまい 特発性両側性感音性難聴 音響外傷型 ムンプス難聴
突発性難聴の原因
突発性難聴とは、明らかかな原因が無く突発的に一側の耳が聞こえなくなる病気です。中医学では「耳聾」と呼び中国の鍼灸古典には「暴聾」と記載されています。突然に聴力が奪われる病気としてでこのような症状がみられる疾患が他にも有りますので、まず病院での診断が必要になります。この中で、内耳に起こる感音性難聴で原因不明のものを突発性難聴といいます。国の特定疾患の難病に指定されており、原因が不明とされていますが、@ウィルス説 A内耳循環障害 の疑いが支持されており、またストレスの多い方に多いとされているようです。毎年3万人以上が発病されています。
その他薬物誘発性耳障害
突発性難聴の原因の考察
中国の鍼灸医師は特定の疾患を専門に治療していることが多く、突発性難聴、耳鳴り、頚椎性めまいを専門にとしている先生のもとで、半年間臨床研修を行っております。
西洋医学では内耳循環障害が突発性難聴の原因の一つと推定されていますが、研修先の中日友好病院では、中西結合医学(この治療法では解剖学を)を重視する針灸医師によって、頚椎部の筋緊張による血流障害に着目した治療を行い一定の成果をあげておりました。臨床では、TCD検査(経頭蓋超音波ドプラ法)による脳血流(速度)量の左右差や減少の確認、頚椎部X線写真、オージオグラム、触診などを用いて診断しておりました。突発性難聴の患者さんの頚部に筋緊張や硬縮が見られる症例が多く、それによる骨アライメント(骨の並び)の異常と、それによって引き起こされる頚椎部椎骨動脈の血流量の減弱と、同側の難聴或いは耳鳴りが見られる例が多くみられました。その他には、発症のきっかけとしては、風邪(ウィルス)を引いた、強いストレス、パソコンへヴィーユーザー、(いずれも肩頚コリを引き起こす)などの環境を抱える患者さんが多いように見うけられました。なかには肩こり頚コリの自覚の無い方もおられます。
中医学(東洋医学)での分類
中医学では、肝陽上亢(ストレス、易怒)、風熱(風邪、ウィルス)、腎虚、水毒、痰湿中阻、脾胃虚弱、汚血などの分類があり、当院では少しでも回復の手助けになるよう中医学による診断を行い治療や養生法にフィードバックしております。

突発性難聴の鍼灸治療法
中国で研修してきた最新の突発性難聴に対する鍼灸治療をご紹介します。研修先では、老師のツボの取り方や刺入角度や深度を間近で繰り返し見ることができ、大変貴重な経験を積むことができました。頚椎部と耳周囲の局所治療と、手足にあるツボを使った全身的治療で、体調や自律神経を整えたり、免疫力を高めていきます。突発性難聴の局所的鍼灸治療は筋緊張緩和を目的に後頚部、側頚部、耳周辺の経穴に施術していきます。これらの治療によって、脳(内耳)血流量の回復に導いていきます。耳周辺への治療では、内耳周辺の水腫の除去や炎症(血管透過性)改善、蝸牛電位の向上を促すことを目的としていきます。 これらの治療により内耳の環境が改善されうまく機能することによって、聴覚細胞の破壊が免れ難聴や耳鳴りの症状が回復すると考えます。

突発性難聴の鍼灸 局所配穴
最後に
突発性難聴は難治であることには変わりなく、病院での治療に加え早期の針治療の開始をおすすめします。中国での臨床研修では、患者さんの聴力の回復に伴って、脳血流量が増加している例を確認しており、もちろん当院の治療でも回復例が出ております。できましたら2ヶ月以内に鍼灸治療の開始をおすすめします。それ以降では耳鳴りや音割れ、耳閉感などの症状が治療対象になります。一般に最短期間での回復例は10回程度になりますので、できましたら治療の継続の判断は10回目以降にされるのがよいでしょう。その他に急性期に大変重要な養生法、パソコンによる疲労対策をお伝えしております。
できる限りのサポートを行っております、お気軽にご相談ください。
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