ひとが地域で人間らしくいきるために
アグリチェックで地域の健康診断自治体“農”ネットワーク(代表堀井修)
| 農業は農産物の供給によって、私たちに”いのちの糧”をもたらしています。同時に農業生産そのものが良好な緑地空間をつくりだし、地域の暮らしの中に憩いと安らぎを提供するとともに、農業活動の一環として山林・農地、河川・ため池の管理を通じて、生き物を育て、緑の保全・大気や水の浄化・水源の涵養・
災害の防止と自然環境を維持・保全する能力を発揮してきました。そして、「ひと」の生活・文化・歴史を育んできたのです。 農業は、昔から地域のヘソとして私たちが地域で人間らしく生きて行くためのモノとココロの必需品であり、地域の健康のバロメーターだったのです。ところが、効率一辺倒の時代の中で農業と自然は乖離を始め、その体力を急速に弱めてきました。食糧の生産力が低下しているだけでなく、農業が長い時間をかけて培ってきた「たからもの」がこわれ失われつつあります。また、温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、熱帯林の 消失、砂漠化と地球的規模で環境破壊が進行しています。 そして、人口爆発は世界の食糧問題を深刻化させています。いまこそ、「カネ・モノ」ではなく「いのち・環境」 を価値基準とした社会への転換が求められています。そのキーワードは農業です。そして、生活の「豊かさ」 「便利さ」「快適さ」をどのレベルにすると人間として暮らしやすい街になるのだろうか、持続可能な社会となるのだろうか。 このことをみんなで考え決めていく時がきていると思います。 その第一歩として、みんなの「たからもの」である農的環境が今どのような状態にあるのかを地域ぐるみで 調査する地域の健康診断=アグリチェックに参加してみませんか。 とりあえずやれるところからと、昨年9月、全国の農ネットの仲間に呼掛けてテスト版を実施、300弱の 回答をまとめて発表したところ、日本農業新聞や読売新聞で取り上げられました。 今年は広く自治体農政職場、農業団体、消費者団体等に呼掛けて、アグリチェックの輪を大きく広げたいと思います。 友人知人をどんどん巻き込んで下さい。私たち自身の未来のために。そして、次代のために。 1999年7月 |




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