高速道路へ入る前に日本領事館前を通過してもらった。 領事館前は撮影禁止。◇高速道路鉄条網におおわれ、ゲートは固く閉じられていた。 武装警官が点々とたち、私服警官もたっていた。
ゲート前には行列ができていた。 日本へのビザを申請する人達だった。 瀋陽やその近辺には日本への留学を希望する人が多い、その人達だろうか。
日本領事館から離れて油断したのがまずかったのだろうか? 停止禁止の交通違反を取られた。 人がいたので停車したら30元の罰金。 一時停止も罰するというのが信じ難い。
瀋陽から丹東まで約3時間半。 昨日まで晴れていたのに今日は曇り空で涼しい。 おまけに、高速道路を走っていたら降ってきた!◇本渓の先高速道路も瀋陽近辺は道路表面が痛んでいたが、走っているとよくなってきた。 時々工事があるのでスピードを出しすぎると危ない。 なお、中国ではスピード違反の取締りがあまりないそうだ。 一般車の制限速度は120km/h、大型車は100km/h、車種によっては110km/hが高速道路での制限速度。
すぐにガラガラになった。 SARSのおかげで中国国内でも移動する人が少ない。 前にも後ろにも車が見えないことも多かった。
高速道路から農村が見える。電柱が見えるから電気は来ているようだ。 村と村を結ぶ道路は舗装されていた。
途中、サービスエリアでトイレ休憩。 新しい建物に、きれいなトイレ。日本より立派なぐらいだ。 販売店にもレストランにも人がおらず、開店休業状態なのはもったいない!?
本渓を過ぎるとトンネルが増えた。 トンネルや橋が多く、山も見えるし、どこか日本の信州のような風景。◇インターで検疫雨の降りが強くなってきたのが残念。
SARS蔓延を防ぐため、都市の入口では検疫が実施されている。 インターを出て丹東へ入る直前で検疫が実施されていた。◇丹東で昼食全員の身分証明書がチェックされる。 場合によっては車ごと消毒される。
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インター出口での検疫風景 車内から何度も見たビニールハウス
丹東駅前を通過する。ここにも巨大な毛沢東像があった。 きっと、北京を指していることだろう。◇郊外の凸凹道首手店で昼食。ここは外国人がよく使うレストラン。
もっとも、外国人はあまり来ない。 北朝鮮人を除けば、韓国人もあまり来ないし、 たまに日本人が来るぐらいだろう。
ここでも海鮮は高級食材。 イカの口は面白い味だが、安くはないだろう。 豚の耳のスライスに、 ヒラメの煮付け。
虎山長城を目指して郊外へ出る。 途中から未舗装道路になった。しかもすごい凸凹! 大きな穴を避けながら慎重に進む。 まるで爆撃を受けた跡のようだ。◇虎山長城
万里の長城の東の果て、虎山長城へと来た。 山の上が本当の果てだ。それを目指して長城の上を歩く。◇北朝鮮が目の前に1992年に修復が開始され、7つの敵楼と戦台がある。 歩きやすいが、先に進むと傾斜がきつくなってくる。
北朝鮮側の畑や山々が見えている。河の向こうが北朝鮮だが、河の幅は狭く、 あまりに近い。
雷が鳴ったので一時雨宿り、雨足が弱まってからさらに前進。 一部、はしごを使う急な所もあるので慎重に登る。 山の花々がきれいだが、あまり見取れていられない。
ついに万里の長城の東の果てまで来た。 老人が一人で番をしていた。ベッドまである。
ここは国境のすぐそば、もっともこんな山の上から国境を越える者はないだろう。
中国側の畑の広がりも見える。ビニールハウスが多い。 一方、北朝鮮側にはビニールハウスなどまったく見えない。
◇5年後に期待したい道
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虎山長城 右手が北朝鮮 虎山長城をくぐり、河の前へ。ここは鴨緑江の上流で川幅が狭い。 こんなに狭くて良いのか? 十分な助走があれば走り幅跳びで飛び越えられそうな、 棒があれば簡単だろう。さらに、河の中に石があって、歩いて行けるのだ。 河を越えて対岸に立たなければ国境を越えたことにならない。
警告板はあったが、見張りは誰もいない。 崖の中腹に監視用の通路があるのだが、そこにも誰もいないのだ。
再び未舗装道を走る。水溜りだらけだ。◇鴨緑江公園ちょうど下校時間でジャージ姿の子供達が学校から出てきた。 学校は立派な建物だが、まわりには小さな店舗ぐらい。 時々新しい立派な建物があったりする。 上に何もないドブがずっと続いていた。
丹東は遼寧省で6番目の都市。 人口は約200万人、そのうち市内の人口は70万人。 本渓に次ぐ大都市だが、瀋陽と比べてもかなり見劣りする。 特に郊外に出ると差が大きい。
もっとも、5年以内に郊外も含めて舗装する予定があると言うし、 5年後に期待しよう。
北朝鮮を望む鴨緑江沿いにある鴨緑江公園へ。 中はあまりきれいではなかった。 ちょうど改修工事中。 軽犯罪の任期終了間際の人達が働いていた(^-^;◇ホテル北朝鮮側の工場が見える。煙を出している煙突は1本だけだが。
鴨緑江もヘドロが多く、少しどぶ臭い。 それでも渾河(くんが)しかない瀋陽に比べれば空気が良いし、 緑も多い。
中国から見れば北朝鮮は「友好の国」。 脱北者問題は中国国内であまり報道されていないらしい。 国境はあまりに長くて見張ることもできず、 友好国という人民の意識を変えることも簡単にはできず、 中国政府はこれからどうするのだろう?
中連大夏へ宿泊。丹東で一番良いホテルだ。 ここへ宿泊するときにも検温が必要。◇北朝鮮料理店正面には断橋が、部屋からは丹東駅が見える。 なかなか良い場所だ。中も立派。
TVをチェック。NHKは39番だった。 00番はKBS。韓国TV番組に人気がある?
丹東には北朝鮮から来た人や朝鮮族の人も多く、ハングル表記の看板も多い。 韓国から来ている人は少ない。それなのに、 ホテルのTVではKBSなどの韓国系TV番組が受信できて、 北朝鮮のTV番組は受信できないようだ。 もしかすると、外国人が宿泊するホテルだからかもしれない。夕食は「三千里」という焼肉店へ。ここはバリバリの北朝鮮系。 入口には北朝鮮国旗と五星紅旗。 チマチョゴリをベースとする制服を着た女性店員の胸には、 ハングル表記のネームプレートと、金日成バッチ!
ちなみに朝鮮の1里は400m。三千里とは朝鮮半島の長さを表し、 朝鮮半島を指す語。
キムチが出てくるのはお約束。浅漬のマイルドな味だった。 北朝鮮製のビールはさすがになかった。存在するだろうか? ここでは狗肉が出てくる。筋っぽいが食べられない味ではない。 さらに狗肉のスープ。冬に食べれば体が暖まるだろう。
食べ終わって外に出ると、川沿いの広場で街灯が様々なパターンで点灯していた。 一方、北朝鮮側にはぽつりぽつりと灯りがあるばかりだった。
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