広告業界の就職試験は、コミュニケーション力のオーディション

あなたは、自己PRをイラストで表現できますか?

あなたは、自己PRを自作音楽で演奏できますか?

落書きや鼻歌はだれでもできますが、それを自分自身を表現する手段にまで昇華できる人は、豊かな才能や十分な訓練をしたごく一部の人たちです。

広告業界は、コミュニケーションのプロ集団です。言葉で自己PRをすることは誰にでもできるように思われますが、実は絵や音楽の才能や技術と同じで、誰でもすぐにできるものでは到底ありません。

おしゃべりができること、友人が多いことと、プロのコミュニケーション力(のポテンシャル)があることは全く別です。あなたが書いているエントリーシートは、あなたがイラストで書く程度のレベルである可能性は非常に高いのではないでしょうか。

BGMつけっぱなしの車中で夢中におしゃべりしていても、突然かかった新曲が一瞬で耳を捕らえ、黙って聞き入ってしまうことがあります。多くのOB/OG訪問を受けている先輩社員は、あなたが「その時点で」自分の会社に内定する可能性があるかないか、最初の2・3分で分かっているものなのです。

絵や音楽と違って、言葉によるコミュニケーションは自分自身の日常の表現方法であるが故に、客観的な評価を知ることはあまりありません。あなたのコミュニケーションが「聞こえている」程度なのか、「聴かせる」レベルなのか、先輩社員にずばり聞いてみるのもいいでしょう。

広告業界への就職活動は、点数により人を落とす試験ではなく、豊かなコミュニケーション力をもつ人を発掘するオーディションなのです。この前提を認識しておかないと、自分の現在位置を間違えることになるでしょう。