植物の栄養ってなに?
植物は 水と二酸化炭素を原料に 
みずから栄養を作り出す生物です。



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 過酷な環境下でも植物は育ちます

コンクリートの隙間から たくましくのびる草。有機質肥料は もちろんあたえられていませんし、普通の養分も当然不足気味なこととおもいます。季節は おりしも 厳冬。。
日光とわずかな水分さえありさえすれば・・・植物は生長を続けていきます。

たとえば トマトの野生種はアンデス山脈の標高2000b付近の高地が原産地とされています。湿度が低い土地でも日射量が多い土地だとか。このように 植物のちからは 過酷な環境で より発揮されるようです。


 環境にあわせて進化してきた植物

育っていた環境にあわせて さまざまな形に進化してきた植物。地球上のあらゆる場所にさまざまな形で たくましく繁茂しています。
前述のトマトと同様に じつはジャガイモやサツマイモも 南米の高地原産です。南米アンデスのネイティブ・たとえばインカの人々が品種改良し、そこからヨーロッパなどに渡った作物なんですよ。いまでは世界に広がり過去多くの地域で人々の飢餓を救ってくれたのは周知の事実です。
最近では【オカ】といわれる作物があります。やはりアンデス/ペルーで利用されている芋状の植物で、21世紀の新食糧として期待されている作物です。病害虫や雑草にも強いので有機農業においても注目されている作物です。
いずれの作物にも 有機肥料が与えられているはずのない環境でそだってきたの はたして 偶然なのでしょうか。


 「根」さえ存在しないといってよいほどの植物も

有機栽培で よくいわれる
「植物には有機由来の養分が必要」 なら
このエアプランツ類は 
どうやって生きているというのでしょうか。

だって 有機由来の養分を吸収しようにも
「根」が ほとんど機能していないのですから。
このままの状態で 木の上にひっかかったように生活したり、地面の上に投げ出されたようなかたちで生活します。ちなみにパイナップル科とのことですよ。ふしぎな植物ですね。

・・・日光と水から自分で養分を作り出せる
生物、それが植物なのです。



 光合成の証明実験は小学校理科の定番です



思い出してください。
葉をアルミ箔でおおった部分とじゅうぶん光があたった部分を使って、デンプンの存在を証明するあの実験を。
二酸化炭素をいれた試験管に藻をいれ、二酸化炭素が消えたあの実験を。
藻に強い光を当てると酸素の泡がでるあの実験を。

水 + 二酸化炭素 → デンプンなど + 酸素

これが 植物がおこなう『光合成』です。多くの植物は、緑色の葉で、太陽の光を受けてデンプンなどの栄養分をつくり、その栄養分を使って生活しているわけです。





 

植物は 水と二酸化炭素を原料に みずから栄養を作り出す生物なのです。
有機物をやらねば枯れてしまう・・ことはありません。
信じられないことですが、有機栽培農家の大部分は この現実さえご存知ないことが多いんですよ。
自然界の基本の基本、小学校の理科の教科書を開いて見ましょう。どの教科書にも「微生物は有機物を分解して無機物にし、それを植物が吸収する」と 書いてあるはずなのに。

「緑色植物は有機質に関しては完全な独立栄養体である。すなわち、空気中の二酸化炭素・日光・水 それに土壌中の無機質が与えられれば、自分の身体を作っている1000の有機化合物を自力で合成することができる。土壌条件が適当ならば、外部からの有機化合物は全く必要ない。」
以上はアメリカの植物学会会長でもあった A・W・ゴールストン博士の著書 『緑の知恵』 からの言葉です。

「有機栽培」とは いったいなんなのでしょうか。
自立した生命体である植物にわざわざ「有機物」を与える意味があるのでしょうか。
この疑問を つぎのページで考えていきます。 
有機物を分解してくれる微生物と その微生物を 多く含む土のありかを 探していくこととしましょう。






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