微生物の多い土
微生物の多い土は・・自然な土です。
そう、広葉樹の山の土です。

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 植物にとって大切な水・・それは【山】からの水

大自然のフィルターともいうべき山の植物相や岩の層を透して自然の水が湧き出します。適度な無機成分が水を滋養のあふれたものにします。植物の生育に欠かせない水は 当然有機栽培でも大事な要因となります。写真はミネラルウォーターのポルヴィックですが、当然採水地の周辺環境は国立公園ということもあって厳重に保護され人の手を一切加えることなくボトリングしているのを売り物にしています。成分表をみるとおもしろいことにきずきます。たんぱく質・脂質・炭水化物などの有機物はわざわざ ゼロ と 表示されています。


 広葉樹の森の土が理想ですね

かつて日本には広大な天然林がひろがっていました。ブナやミズナラなどの原生林が、枝を広げ、ドングリやクリなども存在します。広葉樹林の落ち葉は、いろいろな実のなる植物を育てます。天然の広葉樹林は食料の宝庫です。いろいろな植物がいろいろな生命を育みます。食料の宝庫でもある森は生命の宝庫・微生物の宝庫でもあるのです。この豊かな山の恩恵を受けて、日本の農業は祖先から受け継がれてきたのです。
デ・レイケという方がいました。オランダ人土木技術者であるデ・レイケは明治政府のやとった 「お雇い外国人」です。幕末の動乱を経て荒れ果てていた明治初期の日本の国土を立てなおしました。その近代的な河川改修の技術で、各地の氾濫する河川を改修する基礎を築きました。主な仕事は淀川や木曽川の改修・大阪港の整備など滞在30年にも及んだといいます。こういった河川水害の源が 山々の荒廃にあることを見ぬいて、折にふれ山林の保護・自然林伐採規制の必要を唱えました。



 現在の日本の山の現状は・・

現在の山はどうでしょう。シカ・イノシシ・サルあるときはカモシカまでもが里山の農作物を荒すようになったとの報告がなされています。なぜ、山の生き物達は山からおりて里山の農作物を荒すようになったのでしょうか。さらに 最近の大き過ぎる風水害被害・土砂崩れ・台風被害。大雨のたびに各地の河川には倒木が流れ込み、流木となって、河口や湾内の漁業被害をひきおこしています。海の近くのかたは、風水害のあとに湾岸を1度みられたらいい。累々たる流木。いつから、こんな風景が日常になったのか・・・。山は荒れはてています。


 広大な天然林はどうなってしまったの? 

第2次大戦後、10万人規模で発足した林野庁が昭和30年第後半から40年代にかけて国有林・民間林に関係なしに皆伐採してしまいました。そのあとに成長は早いが根の浅いスギ・ヒノキをつぎつぎに植林していきました。容赦なく切り倒された自然林のなかには両手で抱えられないような樹齢のブナなども含まれていました。植物生育の基本となる【水】に含まれる微生物の種類と量 それに 無機成分/ミネラル分が減少したのです。日本の農業にとっては大変な損失です。
こうして日本の田畑は痩せていきました。植えられてきた樹木が スギ・ヒノキといった針葉樹2種類に限定されたのも問題です。微生物相も限られ、結果として 土壌微生物の数も種類も減少したのです。


 

「安全と水は ただ」と かつて日本人はおもっていました。社会が安全ではなくなってしまったのは 皆さん周知の事実ですが、じつは水も 危機的な状態だったんです。有機栽培にとっての一大事ですね。
つぎのページでは 自然供給の減ってしまった田畑での微生物をふやす方法について考えていきましょう。
このページのまとめとして つぎの分をご紹介します。

【やまからの贈り物】

森林の土は、なぜ雨に流されてなくなってしまわないのでしょうか。わたしたちが、ベランダやコンクリートの道の上に、植木鉢の土をひっくりかえしたりしてほうっておくと、雨や風でいつの間にか土はなくなってしまいます。ところが山のしゃ面にはいつも土があります。それもまた、森林のおかげです。森林の木の根がしっかりと土をかかて、しゃ面にはりつけているのです。土ばかりではありません。土の下にある岩石も、木の根がだきかかえてくれます。もしも山々に木がなかったら、土ははがれ、山はくずれ、日本列島は石だらけになっていたことでしょう。雨のたびに、土砂とこう水が下流をおそい、人々は平野に住むことができなかったことでしょう。山くずれや水害から平野を守ってくれているのも森林なのです。さて、こうして森林にまもられながら、昔から平野には水田がひらかれてきました。豊かな土と豊かな水にめぐまれて、平野のお米は、毎年よく実りました。でも、どうして、毎年毎年同じようにお米をつくりつづけることができたのでしょうか。どうして、土がなくなってしまったり、土地がやせてしまったりしなかったのでしょうか。それは森林が絶えず土と養分をおぎなってくれたからです。水田に引く水のなかに土がふくまれています。また、森林の草や落ち葉が肥料につかわれてきました。そのうえ、何年かに一度はこう水がやってきて、たくさんの土を田につぎ足していきました。 このように、わたしたちは、森林のお世話になり続けてきたのです。では、その森林はだれの贈り物なのでしょう。それこそは、大昔から先祖たちが植えついで、現代のわたしたちにおくってくれたかけがえのない遺産なのです。今も、山村の人たちは、木材を生産しながら山々を守っています。海岸でも風や砂と戦いながら、植林が続けられています。今、世界のあちこちでさばくがひろがっています。おびただしい人たちがうえ、死んでいます。「地球の緑を守れ」という声は日増しに高まるばかりです。このようなとき、わたしたちは、緑豊かな生まれたことの幸せに感謝しなければなりません。そして、森林を育てることのすばらしさ、とうとさをかんがえなければならないのです。



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